ハリー・ポッターと導く者 作:匿名希望 2
「御機嫌ようドラコ。この素晴らしい春の宵に何の用じゃ?」
杖をダンブルドアに向けているドラコをダンブルドアは微笑みながら話しかける。
「誰と話してた?」
ドラコは余裕がないのか早口で問い詰める。
「独り言じゃ、時には自問するのもよい。」
ダンブルドアはハリーを庇いドラコを誤魔化そうとする。
「黙れ!誰といた?」
ドラコは大声を出して問い詰める。
「君に人は殺せぬ...。」
諭すようにドラコに話しかける
「僕が何をしてきたか何も知らないくせに!」
ドラコは顔を歪めながらも大声を出す。
「ケイティを使ってわしに首飾りを届けさせようとしたことか?それともスラグホーン先生に毒入り酒を贈らせたことかの?」
ダンブルドアはドラコのやってきた事を見抜いていたのかドラコのやってきた事を言い当てる
「失礼じゃが、どれも生半可で本気ではないかと思うておった。」
「僕は本気だ!ヴォルデモート<あの方>に選ばれた!」
ドラコは勢いよく袖をめくり死喰い人の紋章を見せつける。
「ならばどうするのじゃ?」
ダンブルドアは弱々しくもゆっくりと杖を取り出す。
「<エクスペリアムース> 武器よ、去れ!」
ドラコが叫ぶように武装解除の呪文を唱えるとダンブルドアの手から杖が弾かれる。
「お見事じゃ...。」
ダンブルドアは呑気につぶやく。
「それは言えてるな。ダンブルドア...。」
するとハウルがダフネ、キース、レイナを連れて現れた。ダンブルドアが最も警戒していたハウルは生気が無くとても冷たい顔をしていた。
「まさか...お主達がそちら側につくとは思っても見なかったの。」
ダンブルドアが驚いた顔をしてハウル達を見つめる。
「あぁ。あんたの目をすり抜けるのは骨が折れたがな。まぁ今回は俺の勝ちだな。」
ハウルが冷たく笑うとダンブルドアは何度も言えないような顔をしてハウル達を見つめている。その時、下から数名の足音がこちらに向かってくる。
「またお仲間が来るようじゃの。どうやったのじゃ?」
ダンブルドアはハリーに伝えようと模索する。
「姿をくらますキャビネット棚だ!僕が修理をして、ボージン・アンド・バークスに繋がっている!」
ドラコが答えを教えると数名の人影が見えた。
「おやおや、これは見ものだねぇ。よくやったドラコ。」
ベラトリックスが丸腰のダンブルドアを見てドラコを褒める。
「御機嫌ようベラトリックス。お連れは紹介してくれるかの?」
ダンブルドアは呑気に言う。
「そうしたいけど、予定が詰まっていてね。さぁドラコ!おやり!」
ベラトリックスがドラコにダンブルドアを殺すように迫るがドラコは躊躇している。
「こいつは父親と同じで肝っ玉がない。俺が片付けよう。」
大柄で動物のような髭を生やした男が言う。
「下がれグレイバック。ヴォルデモート卿はドラコにこの任務を任せた。手出しは許さん。」
ハウルがグレイバックを睨むとすぐに大人しくなった。
「さぁおやり!」
ベラトリックスが叫ぶが、ドラコは躊躇している。
「待て。」
黒いマントをなびかせスネイプが現れた。
「セブルス...頼む。」
ダンブルドアはスネイプを見ながら力無く言うが、スネイプはダンブルドアに杖を向ける。
「<アバダ・ケダブラ> 息絶えよ。」
スネイプの杖から緑色の閃光が飛び出し、ダンブルドアの胸に命中すると塔からダンブルドアは仰向けにゆっくりと大きな人形のように落下した。