ハリー・ポッターと導く者 作:匿名希望 2
「...まぁいい。ずらかるぞ。」
ダンブルドアが死んだことを見て、俺は死喰い人達に逃げるように指示する。スネイプは泣きそうで動かないドラコの肩を掴んで階段を降りて行った。
「ダフネ、キース、レイナ。闇祓いが来たら迷わず潰せ。」
俺はそう指示し、下へ素早く降りて行った。
「お前達!何者「<ステューピファイ>」
ダフネは警護に当たっていた闇祓いを吹き飛ばす。その声に駆けつけた他の闇祓い達をレイナとキースが呪文を放ち一瞬でかたをつける。
「闇祓いってこんなものなの?思ったより大した事ないわね。」
レイナは自分の力が予想以上に強かった事を知り、少し興奮している。
「父上の評価が厳しいだけだ。さぁ行くぞ。父上と出くわしたら面倒だ。」
俺たちはそのまま城の外へ出て姿現しで逃げようと急いだ。道中に数名の闇祓いと出くわしたが次々と吹き飛ばして行く。ダフネ達はもう並の闇祓いでは相手にならないだろう。鍛えた甲斐があったな。俺たちは城から出て、門へ向かった。校舎を出て門の手前で聞き覚えのある声に呼び止められた。
「止まれ‼︎ ハウル‼︎‼︎ 貴様は自分が何をしているのか分かっているのか⁉︎」
激怒している父上がハリーを連れて城内から現れる。面倒な事になったな。
「ご機嫌ゆるわしゅう父上。」
ハウルは皮肉な挨拶をする。
「ハウル!君は、君はどうしたんだ⁉ どうして君は死喰い人といるんだ⁉ ダフネ達も!」
ハリーが叫んでいる。ダンブルドアが死んだのを見たのか?まぁいいか...
「質問に答えてやろう。俺は変わったのではない...初めからだ。俺は俺なのだ...」
ハリーは俺の言葉を聞くと、唖然としている。常に自分の遥か上の存在でピンチになるたびに救いの手を差し伸べてくれる友人が自分を欺いていたのだ。
「...そういうわけだ。お前達先に行け。」
俺は死喰い人やダフネ達を逃がそうとするが、スネイプだけは残った。
「ハリー...手を出すな。私はハウルに一騎打ちを申し込む。さぁハウル!杖を構えるのだ!」
ガリムは大声をあげて杖をハウルに向ける。
「ガリムさん!」
見守るだけなのは嫌だと感じたハリーは声を出す。
「...頼む。」
ガリムの真剣な顔を見てハリーはこれ以上反論することができなかった。
「フフッ、私のスリザリンの適性は父上譲りかと思いましたのに...これでは騎士道を重んじるグリフィンドールですね。」
一騎打ちを申し込んだ父上に俺は挑発するように皮肉を言い放つ。
「黙れ。お前の血は忌々しいグリンデルバルトの血だ!」
ガリムはこめかみに筋を入れて大声をあげる。
「...おやおや滑稽ですね。あなたにもその忌々しい血は通っている。」
ハウルは狂気的な笑みを浮かべ、父親を見下したように見る。
「貴様の闇は私の責任だ。一人の父親として、また一人の闇祓いとしてお前の闇を祓おう。」
次の話はvsガリムになります。