ハリー・ポッターと導く者 作:匿名希望 2
「ハウル!杖を構えるのだ!」
ガリムは杖を体の正面におき、上に向ける。
「父上は本日はなにやらせっかちですね。」
ハウルはガリム同様杖を体の正面におき、上向きにすると、同時にお辞儀をした。
「「 3 」」
「「 2 」」
「「 1 」」
「「<エクスペリアムース> 武器よ、去れ!」」
二人の激しくまばゆい青い閃光がぶつかり合い、バチバチと大量の火花が散らす。すぐに互いの武装解除を相殺しあった。
「<インペディメンタ> 妨害せよ!」
俺は妨害呪文を放つが無言で終了呪文を使うが、父上はすぐに無効化させた。小細工が通じる相手では無いな...
「さすがですね父上。ではこれではどうです?」
俺が横に杖を振ると大量の土が持ち上がると、ガリムの周りの360°土の矢が現れる。
「<オパグノ> 襲え!」
すると土の矢が一斉にガリムに襲い掛かる。盾の呪文は正面からしか守れない。さぁどう処理する?
「ふん!」
杖を下に振るとガリムの下の地面が凹みドーム上に地面が盛り上がり、固まる。次々と矢は刺さり崩れていくが、父上を覆うドームに少しずつヒビが入るもののすぐにドームは修復していく。
「さすがだ。では...。」
俺は杖を素早く杖の尖端を少し上にあげる。すると崩れた土の矢の残骸が一つにまとまり、大きなゴーレムに変わる。ゴーレムは巨大な腕でドームを上から殴り潰した。ドームは粉々に潰されたが、ガリムの頭上には青い盾があり、ゴーレムの腕を防いでいる。
「<フィニート・インカーターテム> 呪文よ、終われ。」
終了呪文を放つとゴーレムが砂に戻った。
「<スティューピファイ> 麻痺せよ!」
俺は失神呪文を放つが、ガリムは素早く盾の呪文でガードする。
「「<エクスペリアムース> 武器よ、去れ!」」
ほんの少しだけ俺が早く武装解除の呪文を放ったため、ガリムの杖が弾かれ、丸腰になる。ガリムは杖を弾かれた自分の手を信じられないというような顔をしている。
「いかがです父上?自らが鍛えた弟子に破れる気分は?」
俺は父上を見下すように見て、挑発する。
「...最悪だな。だが終わりでは無い。<インカーセラス>縛れ!」
素手で掴むように拘束呪文を唱えるとロープが俺を巻き込み、縛りあげる。その反動で俺は杖を落としてしまった。油断した...
「...これはマズイですね。まさか杖を使わずに拘束呪文を使えるとは...。」
強力な魔法使いでは杖を使わずに魔法を使うのは難しくはない。だが初歩的な魔法しか使えない。拘束呪文は並以上の難易度の魔法だ。
「...私は常に己が未熟であると考えている<アクシオ> 私の杖。」
父上は引き寄せ呪文を使うと父上の手に俺が弾いた杖を取り戻す。
「...やはりアイリスか?」
ガリムは申し訳なさそうな顔をしながら尋ねる。
「アイリス?」
ハリーは聞き覚えのない名前を聞き、眉をひそめる。
「...父上は悪くない。私は貴方を恨んではいない。」
あれは誰も悪くはないし、憎むべき敵は人ではない...
「...そうか。だが私はお前を捕らえなければならない。<スティューピファイ> 麻痺せよ!」