ハリー・ポッターと導く者   作:匿名希望 2

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組み分け帽子

新入生は名前順に並べられる。俺の前にハーマイオニーがいた。

 

「やぁハーマイオニー。さっきぶり。」

 

「あら、ハウルじゃない。今から組分けよね?帽子をかぶるだけじゃなくて、やっぱり呪文とかの試験とかあるのかしら?」

 

周りの怖がる様子を見て、そう言う。

 

「いや、ないだろうな。そんな事は母上から教わらなかったし、」

 

そんな事を話しているとホールの中に連れていかれる。

 

そんな時に後ろの壁から二十人ぐらいのゴーストが出てくる。

 

「新入生じゃな。これから組分けされるところか?ハッフルパフで会えるとよいな。わしはそこの卒業生じゃからな。」

 

ゴーストが一年生にそういうと、去る。

 

「さぁ行きますよ。間も無く組分け儀式が始まります。」

 

中に入ると、何千というろうそくが宙に浮かび、四つの長いテーブルを照らしている。テーブルに上級生たちが着席し、新入生を見つめていた。広場の上座には講師達が並んでいる。

 

「本当の空に見えるように魔法がかけられているのよ。<ホグワーツの歴史>に書いてあったわ。」

 

大広間にはどこまでも続いている。惑わしの呪文だな。

 

マクゴナゴガルはステージの前に立ち、ボロボロな帽子を椅子に置くと、帽子の口が開き、歌い出す

要約すると...。

 

グリフィンドールの特徴は勇気ある者が住まう寮、勇猛果敢な騎士道。

 

(良く言って勇敢、悪く言ってバカだな。)

 

ハッフルパフの特徴は正しく忠実で忍耐強く真実で苦労を苦労と思わない。

 

(良く言って良いやつ、悪く言って性格だけが取り柄。)

 

レイブンクローの特徴は意欲があるならば機知と学びの友人を得るだろう。

 

(良く言えば賢くなる。悪く言えば意欲が無ければ何も無い。)

 

スリザリンはまことの友を得る。どんな手段を使ってでも目的を遂げる狡猾さを持っている。

 

(良く言えば目的を達成させる力を持つ、悪く言ってセコいだけ。)

 

ふふっ、俺はだいぶひねくれているな。まぁ寮なんてどこでもいいか

 

「どうしたの?ハウル。」

 

俺の様子をみたハーマイオニーが声をかける。

 

「いや、何でも無いよ。」

 

前に立つマクゴナゴガル先生が声を発する。

 

「ABCの順番で呼びます。名前を呼ばれたら椅子に座り、組分けを受けてください。」

 

長い羊皮紙の巻紙を手にして前に進み出る。

 

「アボット・ハンナ」

 

椅子に腰掛け帽子をかぶる。

 

「ハッフルパフ!」

 

組み分け帽子が叫び、ハッフルパフの寮生から拍手が湧く。そのままマクゴナゴガルに背中を押され、空けてあるハッフルパフの長机に向かい、座る。そういうシステムか...。

 

そのまま組分けが進みハーマイオニーの番になる。

 

「グレンジャー・ハーマイオニー!」

 

呼ばれると小走りする様に椅子に座り、帽子をかぶる。

 

「グリフィンドール!」

 

少し時間が経ち、帽子が叫ぶ。その声にハーマイオニーは嬉しそうな顔をし、グリフィンドールの机に向かう。本人の希望通りだもんな。

 

「グレンスト・ハウル!」

 

「ねぇ、グレンストってあの?」

 

「イギリス最高の闇祓いのガリムの子供だ。パパが言ってた。」

 

「確かガリムの奥さんはレイブンクローの末裔だ。レイブンクローが貰う。」

 

「ねぇ、あの子カッコ良くない?」

 

俺の苗字を聞いてとホールが少し騒がしくなり、椅子に座って振り向くと、黄色い歓声が上がる。また教師陣は父上か母上を知っているのか、少し身を乗り出している人もいる。

 

(ふむふむ、あのマリア・レイブンクローの息子か?血筋だけレイブンクローだが、父親の血筋の影響を深く受けておる。難しいな。勇気もあるが、自分では敵わないと理解すると素直に退く。賢いが勉強の意欲は無い。持つ前に全てを理解してしまうか...。優しいが人に自分の本心を決して曝け出さない。目的のために手段も問わないが狡猾になる前に全てを完遂してしまうが完璧主義者。ふ〜む難しい。ここまで難しいのは生徒は数えるほどしかおらん。ふむふむ、自分を高めたいという意欲は誰よりも強い。そのための努力はするし、危険も顧みない。だが人を深く傷つけてまでは望まない。同族意識は弱く、人の意見に流されない考え方。どうしたものか?)

 

俺の頭の中に声が聞こえる。やはり開心術だったな。気づいてなければ、反射で抵抗してしまうところだった。

 

(その年で閉心術を...。いや、それはこの際関係ない。君はどの寮に行きたい?)

 

迷いかねた組み分け帽子は俺に希望を聞く。

 

(結論、俺はどこの寮でも適性があるのか?)

 

(あぁ。選んでくれたら、助かる。)

 

俺は少し考えて答える。

 

(俺は己の器を確かめたい。俺の力と知識がこの世界を変えられるに至るかどうかの‼‼ )

 

初めて俺の心の声を自分以外に伝える。

 

(そうか...ならば偉大な魔法使いになるための最善の環境が最善だ。その寮は...)

 

 

 

 

「スリザリン!」

 

迷いに迷った組み分け帽子が叫ぶ

 

「よし‼ あのグレンストを取った。」

 

その言葉にスリザリンの生徒は今までの生徒の態度と違い大はしゃぎ。スリザリン以外の女子生徒の中には泣いている生徒もいる。

 

新入生の中のハリーとロンとネビルは青ざめて驚いていた。スリザリンの噂を聞いていたのだろう。レイナはいつも通り目が合うと微笑む。すでにグリフィンドールにいたハーマイオニーはスリザリンだけは無いと思っていたのか驚いている。

 

俺の次の次に呼ばれたレイナは俺の次にスリザリンに来た。

 

「お前に狡猾さは無いだろ?どうやったんだ?」

 

レイナは賢いし、気遣いができる。レイブンクローかハッフルパフと踏んでいたのが...

 

「フフフッ愛の力よ。」

 

 

 

***

 

 

「キルシュタイン・レイナ!」

 

レイナの名前が呼ばれる。グレンスト家ほどでは無いもののキルシュタイン家もかなりの名家だ。その名前を聞いて、一部の生徒達が騒ぎだし、男達が可愛らしい容姿に興奮する。

 

レイナは椅子に座り組分けを待つ

 

(ふむふむ、君にふさわしいのはレイブンク(スリザリン!)

 

頭から伝わる組分け帽子の言葉を遮る。

 

(いや、だからレイ(スリザリン!言うとおりにしないと燃やすわよ)

 

「スッ、スリザリン‼‼」

 

組み分け帽子は今までこれまでに無いほどの大きな声を出す。目的のために手段を問わない狡猾さを感じ取ったのか、それともただビビっただけなのかは誰も知らない

 

 




スリザリンに入れました。
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