ハリー・ポッターと導く者 作:匿名希望 2
オリジナル展開入ります。
<ルシウス家屋敷>
「お前には<メルカリア>へ行ってもらう。正式に言えば見つけ出せという事だ。理由は前に話したな。おそらくお前でも失敗するだろう。奴らは強く、気高い。」
俺もヴォルデモートは2人きりで椅子に座って食事をしていた。
「あぁ。お前の方は大丈夫だな?俺がいなくても特に障害はないだろう...。」
ハウルは日刊預言者新聞の記事に挟まっていた危険人物として指名手配されているハリーの手配書を見下すように見る。
「あの老いぼれとポッターに俺様の分霊箱が破壊されるとは思ってもみなかったが、まだ3つ残っている。1つは俺様の手に、もう1つは隠され、1つは洞窟にあるから問題ない。ポッターもじきに捕らえられるだろう。」
ハリーの味方はもはや数える程だ。不死鳥の騎士団はリーダーのダンブルドアはスネイプが殺し、そしてNo.2の父上、実力者のムーディは俺自ら始末した。ホグワーツにいる同級生もスネイプが校長になる事によって数少ない可能性は潰した。捕まるのは時間の問題だ。今俺とヴォルデモートがやるべき事は理想のために味方を増やす事が最善だ。
「今回の任務は流石に短期間での成功の見込みもない。俺と親衛隊は最低でも5年は帰れないだろうな。」
俺たちがいなくても、ヴォルデモートのイギリス支配は容易いだろう。あとは世界を支配するだけだ。ここまで長かったな...。
「お前がそう言うのならそうだろう。俺様はお前を友だと思っている。俺様と肩を並べる才能と器を持つ者はこの世にお前一人しかいない。<メルカリア>は危険で険しく、正確な場所も分からん。...ハウル。お前は死ぬなよ。」
ヴォルデモートは闇の帝王とは思えぬ一面を俺に見せる。俺とヴォルデモートはよく似ている。俺もヴォルデモート以上の才能の持ち主とは会った事がない。価値観もそこそこ合う。秘密の部屋でリドルとも友人のような関係を築けた。俺とヴォルデモートがホグワーツで出会っていれば、ヴォルデモートの闇の魔術への傾倒を防げたかもしれない。
「俺とお前は寿命では死なねぇよ。遠くない未来でまた会えるだろう。」
ハウルは食事を終え、ナフキンで口を拭くと姿現しで消えた。ヴォルデモートは友との会話を楽しみ、またいつの日か再会できる時をいつまでも待とうと思った。
***
○年後
<聖地メルカリア>
俺たちは神秘的で壮大な森の奥地にあった巨大な大木の根がトンネル状になっている所を見つけた。
「ここだな。...........の聖地メルカリア。気を抜くな。死ぬぞ...。」
ハウルの言葉にダフネ、レイナ、キースは警戒を強め、杖を強く握りしめた。トンネルの中に入り、通り抜けると弓矢を構えた銀色の長い髪をした10名を超える青年達が弓を構えてこちらを狙っている
「歓迎されてないようね。」
レイナがつぶやく。
「当たり前だろう。ここに何の用だ?」
その声が聞こえると、弓矢を構えた真ん中にいた青年達が左右に分かれ、その間を年配の男性が太く巨大な杖をつきながら現れた。ムーディの杖みたいだな。
「貴方がここの長か?我々に戦闘の意思はない。少し話がしたい。」
長らしい男が手を少しあげ、下げると構えていた弓矢を下げる。こいつが長だな。
「会話だけなら構わぬ。ただ我々に害を加える可能性が微塵でもあると私が判断したのなら貴様らを始末する。」
長は眉毛をピクリとも動かさず淡々と言い放つ
「あぁ構わない。お前ら杖を床におけ。」
俺はキース達が杖をゆっくりと置くのを確認すると、俺も杖と予備の杖をゆっくりと置いた。
「これで問題はないだろう?自己紹介を忘れていたな。俺はハウル。ハウル・グリンデルバルド。」
長は少し驚いたような顔をしたが、すぐに真顔になる。
「ならば私も自己紹介せねばな。エラトゥス。エルフの長だ。」