ハリー・ポッターと導く者 作:匿名希望 2
「お前達が戦う準備をしているのはわかっている。なにをしようが無駄な事だ。俺様には敵わぬ。」
突然ホグワーツに恐ろしい声が響きわたり、生徒達は悲鳴をあげる。
「お前達は殺したくない。俺様は魔法族の尊い血を流したくはないのだ。真夜中までにハリーポッターを差し出せ。そうすれば誰も傷つけぬ。マグル出身の人間の命は保証はしよう。」
ハリーは突然生徒達からの注目を集める。
「あそこにいるじゃない!誰か捕まえて!」
パンジーはハリーを見つけ大声をあげると、スリザリン生がハリーに杖を向けると他の三寮の生徒達がハリーを庇うように前に出る。
「ミスターフィルチ。スリザリン生は地下牢にでもぶち込んでおきなさい。」
マクゴナガルはほんの少し笑みを浮かべながらフィルチに指示を出すと、三寮から歓声が沸いた。
「ポッター。あなたはすべき事があるのでしょう?ここは私達に任せなさい。」
マクゴナガルはハリー達に分霊箱の在り処を探すように指示した。
***
30分後
<必要の部屋>
「逃げろ!ゴイルの奴が火をつけた!」
ロンが叫ぶとハリー達は一斉に逃げ出した。ハリー達はレイブンクローの髪飾りが必要の部屋に隠されていると突き止め、髪飾りを見事発見したもののフィルチの手から逃れたドラコ、クラッブ、ゴイルに追われ、ゴイルに悪霊の炎を放たれたのだ。ゴイルは悪霊の炎を扱えるほどの力はなく、炎はゴイルを焼き殺した。ドラコとクラッブは逃げ遅れたが、ハリー達は必要の部屋にしまわれていた箒で逃げようとしたが、ドラコ達を助け、命からがら部屋から出ると扉から炎が出てハリー達を飲み込もうとしたため、ハリー達は消化しようと振り返り、消火しようとする寸前に炎が一瞬で消え去った。
「こんなものが悪霊の炎か?己の力を過信した愚か者の仕業だな。」
その声はハリー達のよく知る声だった。ハリー達が振り返ると、圧倒的に整った容姿は長く美しい金髪と引き立てあっていた。ハリー達は即座にその青年が消火したのだと理解した。青年の背後にはいつもの3人もいる。
「ハウル!」
ハリーは自分達を裏切り、スネイプのダンブルドアを殺害に加担し、騎士団の最強クラスの実力者でもあり、父親でもあるガリム・グレンスト、そして同じく実力者であるムーディを殺した張本人がここにいるのだ。
「静かにしろ。俺は味方だ。」
ハウルは杖をローブにしまった。
「いまさら信用できるわけないだろ!ハリー騙されるな!こいつはダンブルドアやガリムさんを殺した奴だ!」
ハウルはロンを無視し、ローブの奥から小さく頑丈そうな箱を取り出し、中身を取り出し、ハリーに投げ渡した。
「これはスリザリンのロケット!これをどこで⁉︎」
ハリーの声にハーマイオニーとロンが反応し、マジマジとロケットを見つめる。
「アンブリッジが持っていたからキースに奪わせた。そして破壊にはこいつを使え。」
ハウルはさらにローブからガラスの箱に覆われた何かの牙を見せる。
「これはバジリスクの牙ね」
ハーマイオニーはこの牙の持ち主を言い当てる。またハリーは二年生の時のバジリスクを思い出させた。
「あぁそうだ。研究用に一本頂いた。お前達はハッフルパフのカップをベラトリックスの金庫から盗んだらしいな。最後の分霊箱はヴォルデモートの蛇だ。<アリア。出てこい>。」
ハウルのローブから首が10本ある子蛇が飛び出てくる。ハウルが杖を振ると元のサイズに戻る
「バジリスクより大きい!」
アリアは8メートルほど大きさで、首が10本もあり、炎も吹けるから、秘密の部屋にいたバジリスクなどでは相手にならない。
「<アリア。ナギニを見つけたら報告してくれ。そして隙があれば殺せ。>。」
俺は蛇語でアリアに指示を出すが、ハリー以外は理解できずにいる。その後に目くらまし術と盾の呪文と呪い避け、そしてすり抜け呪文をアリアにかけ、ナギニを探させに行かせた。
「これで最後だ。俺の記憶をとれ。全てが終わる前に見ろ。合言葉は<ダンブルドア>だ。」
ハーマイオニーがローブから試験管を取り出し、中に記憶をしまった。あとは校長室にある<憂いの篩>へ入れて見るだけだ。
「ダフネとレイナは城の防衛を強化しろ。キース、お前は手はず通りに。」
ハウルは背後にいる3人に指示を出し、立ち去ろうとする。
「君を信用したわけじゃないけど、なにをしに行くんだ?」
ハリーはハウルに疑問を投げかけた。
「落とし前をつけにいく。ヴォルデモートが時間を守るとは俺には思えないんでな。」
するといきなり城の外から大きな音が響いてきた。戦争が始まったか...
「...ハウル。」
ハウルが校外へ出ようとすふと、座り込んでいたドラコが俺を呼び止めた。顔には年齢とは不釣り合いな程に老けている。
「まだいたのかドラコ?臆病者は家族と共にさっさとここから消えろ。お前には用はない。」
ハウルは絶望したような顔をしているドラコを見下すように見て足早に去って行った。