ハリー・ポッターと導く者   作:匿名希望 2

138 / 156
休戦

 

 

 

 

 

 

ハウルは頭を抑え、脚を引きずるように歩いていると、ダフネが俺を見つける。

 

「貴方!魔力がほとんどないわ!」

 

ダフネは俺の肩を担ぎ、ハウルを安全な場所へ移動させようとしているとホグワーツ中に恐ろしい声が響いてきた。

 

<お前達はよく戦った。だが無駄なことだ。このような事はヴォルデモート卿は望まぬ。魔法族の血が流れるのは損失だ。我が勢力に一時撤退を命じよう。一時間やろう。その間に死者を尊厳をもって弔い、傷ついた者の手当てをするのだ。>

 

ヴォルデモートの声が響くと死喰い人達や黒い煙を纏いながら主の元へ戻っていった。

 

<ハリーポッター。俺様は直接お前に話しかける。お前は俺様に自ら立ち向かわず、多くの友人達を犠牲にした。俺様は禁じられた森へ一人で来い。自分の運命と向き合え。お前が来なければ皆を殺す。男も女も子供もだ>

 

 

ヴォルデモートの声が響き終わるとハウルが頭を抑えながら校舎に戻ると生徒や騎士団の生き残りはハリーから聞いたのか不審そうな顔をしている。校内は荒れ果て死体を囲み泣け叫び悲しみにくれている。ハウルが歩いていると、ルーピン教諭や妻のトンクスが向かい合うように寝かせられている。少し進むとウィーズリー家が泣いていて、一つの亡骸を囲んでいる。ハウルはその亡骸がフレッドである事を確認した。父親であるアーサーは妻のモリーを抱きしめている。フレッドが身につけている指輪やイヤリング、手袋が切り裂かれ、ヒビが入っているのを確認するとハウルはすまない...そうつぶやいた。

 

 

 

ハウルがダフネに肩を抱き抱えられたまま秘密の部屋に向かっているとハリー達がハウル達の前へ現れた。何とも言えないようなかおをしている。自分のために父親、師匠だけでなく、多くの人を殺し続けたのだ。当然といえば当然の反応だろう。

 

「ハウル、君は僕のために...。」

 

ハリー達が俺たちをジッと見つめる。

 

「いや、俺たちは魔法界のために動いていたのであってお前のためではない。ヴォルデモートの足止めには成功したが、俺は魔力を回復させなければならない。」

 

俺たちはハリーを置いて先に進み、秘密の部屋へ向かった。俺はそこで深い深い眠りについた。

 

 

 

 

***

 

 

 

一時間後

 

 

 

<禁じられた森>

 

 

 

「我が君、奴の気配はありません。」

 

死喰い人の一人がヴォルデモートに報告した。

 

「来ると思ったが...。」

 

ヴォルデモートは再び攻め込もうとホグワーツの方を向くと小枝が折れる音が聞こえ、正面を向いた。

 

「ハリーポッター...<生き残った男の子>。死ににきたか?<アバダ・ケタブラ>息絶えよ!」

 

ハリーはヴォルデモートの死の呪いを胸に受け、力なく倒れ、なぜかヴォルデモートは反動をうけ、地面に倒れた。

 

 

 

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。