ハリー・ポッターと導く者   作:匿名希望 2

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最終章の始まりです。


最終章 先導者<ロード>
帰還


 

 

 

およそ4年後

 

 

 

 

 

『闇の帝王の右腕、ハウル・グレンスト』

 

 

 

最終章 ハウル・グリンデルバルドの苦悩

 

 

 

私は彼の友人として...。そしてハウル・グレンストの真実を知る一人としてこの本を書きました。私と彼は同級生でした。彼は優秀、天才などという表現では表せないほどの才覚を持っていました。間違いなくホグワーツで最も才能に恵まれた一人であると確信しています。

 

彼は私の共通の友人であるハリー・ポッターとも親交がありました。ハリーは皆の周知でありますように<闇の帝王>を二度打ち破り、彼の野望を阻止しました。その影で動いていたのがハウルでした。彼はホグワーツの四年生である時に三大魔法学校対抗試合に事故でハリーと共に参加せざるを得なくなりました。そう...あのハウルの伝説の対抗試合です。二人は課題を乗り越え、最終課題に臨みました。ですがそれが<闇の帝王>の罠でした。二人は捕らえられ、<闇の帝王>の復活を目の当たりにしました。彼は機転を利かせハリーを無事に逃すことに成功しました。ですが彼は<闇の帝王>や死喰い人達に囲まれました。そこで彼は<闇の帝王>にある提案をしました。自らをダンブルドアのスパイとして扱ってくれと...。優秀なハウルを<闇の帝王>は快く自身の右腕として受け入れました。こう頼まれていました。当時、ホグワーツの校長であったアルバス・ダンブルドアに「ハリーを守ってあげてくれ。」と頼んでいました。<闇の帝王>の動きを察知していましたが、ダンブルドアは運営をしなけらばならなかったのでハリーを守れなかったのです。こうしてハウルは思いがけずダンブルドアの二重スパイとなりました。わずか十四歳の時です。しかもあの<闇の帝王>の元でです。彼は圧倒的な才覚を駆使し、スパイである事を隠し続けていました。友人であった私たちでさえも欺き、一人動いていたのです。そして彼は難題過ぎる課題に直面しました。彼が17歳の時に彼はダンブルドアから自身を殺す計画に加担するような頼まれました。皆の周知であるセブルス・スネイプがダンブルドアを殺した事件です。ハウルはスネイプをサポートし、計画は成功しました。彼は当時ホグワーツの警護に当たっていたイギリス最高の闇祓いで自身の実の父親であるガリム・グレンストとの決闘です。ハウルは実の父親をも欺いていました。ガリムはハウルを死喰い人であると思い、闇祓いとして捕らえようとしました。そしてハウルはガリムを決闘に勝利し、自ら最愛の父親を殺しました。理由は幾つかあります。仮に手を抜けば捕らえられアズカバンに投獄されたでしょう。この場合彼は<闇の帝王>の信頼を失い、仮に脱獄しても重要なポストから外されたでしょう。仮に勝利し、殺さず見逃しても他の死喰い人に不審に思われ、スパイである事が露見してしまいます。そしてハウルが選んだのは父親の命より任務でした。彼はダンブルドア、スネイプと共に誓いを立てていました。誰を犠牲にしようとも<闇の帝王>を止めると...。彼はそのままホグワーツを出て死喰い人の右腕として表面的に動き始めました。純血思想である死喰い人を諭し、私と同じマグル出身の魔法使いを殺さないように説得しました。彼により多くのマグル出身の魔法使いの命が救われました。そして<闇の帝王>はホグワーツがハリーを匿っているという情報を得ました。彼はその情報を得るとホグワーツに駆けつけ、<闇の帝王>の不死身の謎を解決する手段を私達に与え、全てを解決する時間を自ら<闇の帝王>と決闘し、一時的に<闇の帝王>を撤退に追い込みました。その日から私たちはハウルと会っていません。彼は弟らと共に行方をくらませました。おそらく罪を償うためでしょう。彼は魔法界を<闇の帝王>の魔の手から救うために止むを得ず多くの命を奪いました。そして何よりホグワーツでの戦争でハウルの母親を失いました。マリア・レイブンクローです。彼女もまたハウルを信じ、母校であるホグワーツのために多くの味方を連れて死喰い人と応戦しました。もし私がハウルなら両親を殺したのは自分だと責め続け、自ら死を選んでいたかもしれません。しかし彼は自らの罪を背負い、償うと言っていました。私は彼の行方は知りません。ですが彼は世界の何処かで多くの人々を救い続けていると思っています。

 

 

 

著者 ハーマイオニー・グレンジャー

 

 

 

*この本の収益は全て魔法界に寄付され、親を失ったり子供や貧しい子供達のために使われています。

 

 

 

 

***

 

 

 

 

<ダイアゴン横丁 本屋>

 

 

 

 

「マダムもハウル教の信者ですかな?」

 

本屋のオーナーが40手前と思われる赤い髪をした貴婦人に声をかけた。

 

「ハウル教?何ですかそれは?」

 

貴婦人はクスッと笑い、店主に尋ねる。

 

「えぇ何でもハウル・グリンデルバルドの美しさに惚れ惚れした魔女達が魔法使いと結婚したがらない。私はよく知りませんがマグルでいうアイドル?とかいうものらしいです。もしかしてハウル・グリンデルバルドを知らないのですかな?」

 

貴婦人は本の表紙にハウルを隠し撮りしたような写真が写っているのを見て一瞬コメカミにピクッと反応させるがすぐに笑顔に戻る。

 

「私はさっきイギリスに帰ってきたばかりなのであまり最近の時事は把握してないの。」

 

貴婦人は店主にそう答えると店主は自慢気に喋り始めた。

 

「何でもまだ始まったばかりなのに21世紀最強の魔法使いとの呼び声が高いんですよ。学生時代に<例のあの人>と互角だったらしいですし、あのハリーポッターも何をやっても勝てなかったと話しているくらいですから。まぁ今何処にいるか生きてるかもわかりませんがね。」

 

店主もファンらしいのかスラスラとハウルの事を説明する。

 

「イザベル。そろそろ行くぞ。」

 

イザベルと呼ばれた貴婦人の夫と思わしき男性は本屋から出ようと提案する。

 

「それもそうね。これ下さい。」

 

イザベルは店主に本の代金を払うと夫の腕を掴み姿現しで消えた。

 

 

 

 

***

 

 

 

 

<グレンスト家屋敷>

 

 

 

 

イザベルと夫はグレンスト家の屋敷へ姿現しをした。すると夫が手の平で払うように呪文を唱えた。

 

「<フィニート>終われ。」

 

するとイザベルの赤い髪は金髪に変わり、40手前の容姿は可愛らしい女の子に変わった。正確には元に戻ったのだ。短くオールバックの髪をしていた夫も長く美しい髪に戻り、先ほどの会話の話題の人物に戻った。他人に化ける時はポリジュース薬を使うのが、一般的なのだが、彼らは違った。新たな変身術を開発し、化けていたのだ、

 

「6年ぶりの実家だな。それはいいとしてダフネ。何を話してたんだ?」

 

ダフネと呼ばれた女の子はクスッと笑い、先ほど買った本を見せる。

 

「ハウル...貴方についてよ。」

 

ハウルは何とも言えないような顔をしたが、この屋敷に使えるしもべ妖精達の挨拶をすべきだと思い、二人で部屋を出た。しもへ妖精達は屋敷の当主の帰還を大いに歓迎し、集会を行うとして屋敷中のしもべ妖精を集めた。

 

「悪いな...今帰った。俺たちが帰ってきたことは外部の人間には内緒にしておいてくれ。」

 

しもべ妖精達は涙を流し、主の帰還を喜び、次々と留守の間の報告を開始した。全てが終わると再びハウルは真剣な表情になった。

 

「お前達に話したい事がある。大事な話だ。お前達、しもべ妖精は今の状況に満足か?」

 

 

 

 

 

 

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