ハリー・ポッターと導く者   作:匿名希望 2

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手のひらの上

 

 

「取り敢えず一つ一つ話してやろう。俺は一年生の時に賢者の石をヴォルデモートから守った。本当は石を横取りする気だった。まぁダンブルドアに出くわしたから諦めたがな。万が一に備え賢者の石を複製し、クィレルと共に焼いたが、俺はその欠片を隠し持っていた。そして暴露呪文を使い成分を突き止め6年間、賢者の石の復元に費やした。この時点で俺に寿命という概念は無くなった。まともに考えればダンブルドアが寿命で死ぬのを待てばよかったがそうもいかなくてな...。ダンブルドアはニコラス・フラメルから賢者の石の恩恵を受けていた。根拠は魔力の量。ダンブルドアの魔力は俺達がホグワーツに入学してから全く減らなかった。普通、魔法使いは年齢と共に魔力の量は減っていく...。考えられる方法は一つしかない。身体の成長を止める賢者の石なら可能だ。第一フラメルは老人の姿のままだし、ダンブルドアも同じだ。俺は賢者の石をダンブルドアに渡した。本人は破壊したと言っていたが、不老不死となるための<命の水>の効力がどこまで続くかわからない。あと百年かもしれん。そして俺は力を賢者の石を複製しながら、自身の魔法の腕を磨いていった。そして転機が訪れる。ヴォルデモートが完全に復活したのだ。当時の俺はダンブルドアとの取引があるため素直にお前を守り、俺はスパイとなった。そしてダンブルドアのために動いた。だが神秘部の預言でお前がヴォルデモートをうち破る力を持つと知った。俺はこの時にあるシナリオを描いた...

 

 

『ヴォルデモートの力を強め、ダンブルドアを殺し、ヴォルデモートをハリーに倒させる』

 

意味が分かるか?俺はお前が分霊箱である事も知っていた。そしてお前達が捕らえられた時にドビーを使せたのも俺だ。屋敷に連絡し俺の身辺の世話をドビーを含むしもべ妖精に任せた。あとはドビーの前でハリーが捕らえられたという会話を自然とすればいい。元々しもべ妖精は強力な魔法を扱え、魔法使いとは魔法の質が少し違う...。つまり素人の防衛装備なら簡単に破れる。ドビーが死んだのは残念だったが、ハリーを救えたのなら構わない。そして俺はホグワーツに味方として参戦した。ダフネは治療魔法、レイナは防衛呪文を重点的に鍛えさせた。なぜなら戦争時には最も重要で貴重な役目を任せ、信用させるためだ。そして俺はヴォルデモートとの時間を稼ぎ、俺がダンブルドアのスパイとして動いていたという事実を皆に伝える。俺は魔法界を守るために父親や師匠を殺した悲劇の英雄のように扱われる。母上が死んだのも都合がよかった。多くの者を殺した償いとして姿をくらました...。完璧なシナリオだった。」

 

ハリーは自分の恩人であり友人でもあったハウルの手のひらの上で転がされていたのだ。ダンブルドアもヴォルデモートもだ。ハリーは何も言えず唖然としていた。

 

「最後にニワトコの杖だ。俺は対抗試合の前にニワトコの杖の所有権を得た。そして俺はダンブルドアには内緒にキースに所有権を渡していた。そしてヴォルデモートの復活。俺はわざとルシウスに自分の身体を切り刻ませた。ダンブルドアには俺の記憶を見せてルシウスがニワトコの杖の所有権を持っていると思わせた。そして俺はニワトコの杖を使わなければ所有権を奪われないと思い込んでいたと騙した。そのまま夏休みに実家に帰り、模擬戦をするという名目でキースの所有権を父上に渡した。あとはわかっているだろう?父上は俺が殺した。再びニワトコの杖は俺の物となり、再びキースに預け、ニワトコの杖を奪う機会を探った。そして今に至るというわけだ...。最後に実に興味深い話を教えてやろうか?お前の透明マントを奪う理由だ。」

 

 

 

 

 

 





ハウルはクズさ加減を発揮しました。


原作とは少しニワトコの杖の忠誠心は違います。

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