ハリー・ポッターと導く者   作:匿名希望 2

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ハウル・グリンデルバルドの記憶 1

 

 

 

 

朝日が差し、ハリーは目がさめると起き上がるとそこはトムリドルの墓場だと理解し、昨日の出来事が夢でない事を思い出す。そばには弾かれた杖が置いてある。ハリーは昨日の出来事の真偽を確かめるためにホグワーツへ姿現しを使えるかどうか不安になりつつも指を鳴らすとハウルは解除していてくれたのかホグワーツの門の手前へ移動した。中にどう入ろうかと考えていた。すると目の前にマクゴナガルが姿現しで現れた。

 

「どうしたのですポッター?特別授業の予定は来月のはずですよ。」

 

ハリーはよく校長のマクゴナガルに招かれ特別講師として授業を行っているのだ。

 

「えぇわかってます。校長に、ダンブルドアに会わせてください。」

 

ハリーは少しでも早くダンブルドアに会って話をしたいのか焦ったそうに言う。

 

「わかりました。一つ補足ですが今の校長はダンブルドアではなく、私です。」

 

マクゴナガルは門を開けハリーを連れて校長室へ連れて行った。

 

「何があったのですか?」

 

マクゴナガルは歩きながらハリーに尋ねた。

 

「ハウルの事です。」

 

ハリーがそう答えるとマクゴナガルは目を見開いた。

 

「ハウルがイギリスに帰ってきたのですか⁉︎ あの子も是非とも特別講師として招きたいものです!あの子の人気は今も絶対ですから生徒のやる気を出させるには持ってこいでしょう。」

 

マクゴナガルはかつてのハリー同様、ハウルの優等生としての姿に騙されているのからか興奮した様子で大声を出す。校長となったため、いかに生徒のやる気を引き出すか模索しているようだ。その様子にハリーは何も言えず無言で校長室へ向かった。

 

 

 

 

***

 

 

 

<校長室>

 

 

 

 

「それではお行きなさい。肖像画の場所はわかりますね?セブルスの肖像画が飾られないのは本当に残念です。」

 

歴代の校長は肖像画が描かれ、会話をする事ができる。だがスネイプはヴォルデモートを倒すのに必要不可欠な人物であったのは間違いない。だが改心する前は死喰い人として多くの命を奪ってきたのも事実である。ホグワーツの理事は体裁を気にし、スネイプの肖像画を掲げない方針にすべきという結論に達したのだ。

 

「えぇ、ありがとうございます。」

 

ハリーは校長室の奥の部屋に入り、歴代の校長の肖像画を通り過ぎていった。そしてダンブルドアの目の前に来るとダンブルドアはいつものように微笑んだ。

 

「わしに何か用かの?」

 

ダンブルドアはハリーに尋ねる。ハリーはダンブルドアに昨日の出来事を全て話した。ダンブルドアは目を閉じながら聞き、時折頷いていた。

 

「...先生はハウルの本性に気づいていましたか?」

 

ハリーはyesという返事を期待したがダンブルドアは考え込んだ。

 

「...気づいておったかどうか判断しづらいの。確かに気づいてはおった。ハウル・グレンストは確かにヴォルデモートと同等以上の闇を抱えておったはずじゃ。わしはハウルにトム・リドルの時と同じ轍を踏まぬように気にかけておった。わしはハウルに闇は受け入れ、乗り越えるべきだという言葉を贈った。生前、わしは彼から闇は消えたものと思っておった。じゃが彼は闇を制し、己の奥底に隠しておったのじゃ。君の話を聞く限り奴はずっとわしを殺すために動いておったのじゃな。世間はわしが最も偉大な魔法使いだと申しておるがハウルの前では霞んでしまうの...。偉大な魔法使いも強力な闇の魔法使いも、そして目の前にいる勇気ある若者をも騙しきり、己の駒として利用したのじゃ。君の責任ではない。ハウルの闇に気づけず、抑えきれなかったわしの責任じゃ。」

 

ハウルはダンブルドアをも騙していた事に驚いた。はたして自分にも同じ事が出来るだろうか...。思い出してみれば常に自分はダンブルドアに導かれ、常に見透かされてきた。出来るわけない...。

 

「...ハリーや。君はわしの罪を受け入れてくれるかの?」

 

ダンブルドアはハリーに初めて弱々しい顔を見せた。ハリーがえぇと答えると描かれているニワトコの杖でフラスコを引き寄せ、ハリーに渡し、中に自身の記憶を入れた。

 

「君やハウルはきっとわしの事を軽蔑する事じゃろう。それは<ハウル・グレンスト>が<ハウル・グリンデルバルド>に変わった時の記憶、わしの最後の罪じゃ。」

 

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