ハリー・ポッターと導く者   作:匿名希望 2

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ホグワーツ 1

 

 

 

 

 

 

 

「キングズリー。犠牲者は?」

 

ハリーは待ち合わせていたキングズリーに尋ねた。

 

「あぁ犠牲者は囚人95名。皆が死刑、終身刑となっていて、全員が死喰い人だ。そして空にこの様な紋章が打ち上げられていた。」

 

ハリーはキングズリーから写真を受け取る。写真はかつて死喰い人が使った紋章とよく似ている。髑髏の額に死の秘宝のマークが描かれ、そして三つ頭がある大蛇が髑髏を締め付けている。この紋章の心当たりは一つしかない。ハウルだ。

 

「キングズリー!この紋章を使ったのはハウルだ。間違いない。」

 

キングズリーだけでなく側に居合わせた闇祓い達もハリーを見つめる。

 

「...まさかあのハウル・グリンデルバルドか?」

 

ハリーより年上の闇祓いが尋ねる。

 

「あぁ。」

 

するとハリーはハウルと出会ったことやダンブルドアと話した事を皆に話す。闇祓い達はどよめき始める。キンズリーは顎を手で押さえ考えまもなく口を開いた。

 

「...ハリー。君の事を疑うわけではないがハウルが君を襲ったという証拠を見せてくれないか?」

 

ハウルは行方をくらませたとはいえハーマイオニーの本により世界中でハウルの勇姿と才覚、そして容姿により圧倒的な人気が根付いている。もしハウルを捕らえ無実だった場合はイギリス魔法省にとてつもない抗議の<吼えメール>を送りつけられるだろう。

 

「それじゃあ僕の記憶を...。」

 

ハリーは頭に杖をつけ、記憶を取り出そうとするが取り出せない。

 

「何で⁉︎ またハウルか!」

 

姿現しの妨害手段を使えたのなら、記憶の妨害手段も可能かもしれない。ハリーが気付くと周りの闇祓い達は不審そうに見ている。

 

「...ハウルの妨害とやらか?」

 

キンズリーがそう呟いた。ハリーは「...はい」とそう言い返すしかなかった。

 

 

 

 

***

 

 

 

 

ホグワーツ広場

 

 

 

「御機嫌よう我が後輩達よ。」

 

ホグワーツにレイナの付き添い姿現しで現れたハウルは広場に集まった生徒達や教師達に挨拶をした。襲撃を受けたため生徒達は大人しく震えている。ハウルの事を知るかつての恩師達はありえないという顔をしているが、静寂に包まれた中初めに口を開いたのはダンブルドア亡き後校長に就任したマクゴナガルだった。

 

「グレンスト!これは一体何の真似ですか⁉︎」

 

マクゴナガルは声をあげて声をあげる。

 

「一つずつ説明させて貰おう。ひとまずエラトゥス、杖を返してやれ。」

 

エラトゥスは地面に手を触れると時空が歪み、中から大量の杖が飛び出し、持ち主の元へ戻っていく。ハウルはエラトゥス率いるエルフ達にホグワーツの制圧を命じた。決して生徒及び教師は傷つけてはならない。杖を一時的に奪えという条件の元だった。魔法を魔法使いより遥かに実力があるエルフの軍隊になす術なく制圧された。生徒達は自身の杖が返され、嬉しそうな顔をしている。

 

「これはいったい何の真似ですか?それにエルフの軍隊、貴方の意図が分かりません。」

 

自身の杖を見て何も細工されていない事を確認した後に尋ねた。

 

「貴方は大変優秀な魔法使いだが、偉大なる魔法使いアルバス・ダンブルドアには才覚や頭脳は半歩劣る。俺がやりたい事はホグワーツの支配ではない。ここでの目的は未来の魔法使いの意識調査といった所だな。我々に攻撃を仕掛けない限り皆の安全を保障し、また質問も答えられる範囲なら答えよう。」

 

ハウルはマクゴナガルにそう言うとマクゴナガルは立ち上がりハウルに杖を向ける。

 

「マクゴナガル教諭。私の話を聞いていましたか?」

 

ハウルはマクゴナガルをつまらなそうに見る

 

「ホグワーツの校長は私です。少しでも生徒達に危害が及ぶ可能性があるのなら私は一人でも戦います。」

 

マクゴナガルの声に教師達は立ち上がりハウルに杖を向ける。ハウルはため息をつき、臨戦態勢に入ったエルフ達を手で押さえる。

 

「お前達手を出すな。俺一人で事足りる。」

 

ハウルがそう言い放つと教師達の顔色が変わる。

 

「早く杖を抜け!」

 

フリットウィックは舐められていると感じ声をあげる。ハウルが杖を抜いた瞬間に教師達はハウルに武装解除を放つ。10本以上の赤い閃光がハウルを襲う。ハウルは左手を突き出し、盾の呪文で軽々防ぐ。ハウルが勢いよく杖を横に振ると教師達の手から杖が空を舞い、ハウルの足元に落ちる。杖の落ちる音が広場に響くと生徒達は絶望したような顔をし、教師達も驚いている。

 

「貴方方の力量は俺の足元に及ぶ程度だ。今回は見逃そう。貴方方は殺したくない。だが次はないと思った方がいい。」

 

ハウルは冷たく言うと教師達は誰も言い返せない。ハウルはその様子を見て杖を浮遊術で持ち主に杖を返した。

 

「少し俺の話を聞いて頂こうか...。諸君らは純血の魔法使いとマグル生まれの魔法使い。どちらが優秀だ?答えは簡単...優秀さは変わらぬ。純血主義など迷信だというのは皆の周知だと理解している。俺はその迷信を破壊し尽くしたい。そこで諸君らの意見を聞きたい。正直に答えてくれ。反対の意見を持つ者を殺す気も手を出す気もない。ただ各々の意見を述べてくれ。」

 

 

 

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