ハリー・ポッターと導く者   作:匿名希望 2

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「局長!ホグワーツのマクゴナガル校長からの緊急要請です。ハウル・グリンデルバルドに制圧されたという報告を受けました。二百を超えるエルフ、そしてグリンデルバルドとその腹心が犯人です。報告によれば校内ではなす術がないものの現時点で死傷者はいないとの事です。」

 

調査を終えたハリー達に突然現れた報告要因の闇祓いの報告に衝撃を受けた。あの英雄が帰還し、かつてのヴォルデモートでさえ成し得なかったホグワーツの制圧を誰にも知られずに成し得たのだ。だがあのハウル・グリンデルバルドが意図がわからない。彼の優秀さならマクゴナガルの救援要請をさせない事など容易いだろうし、わざわざホグワーツを制圧するメリットが思いつかない。つまりこれこそがハウルの罠という可能性が高い。

 

「...これは罠だろうな。だがこのままにしておく気はない。少人数で潜入させ情報を得なければならない。」

 

まもなくハリーを含めた四人がキングズリーに指名され、四人は箒に目くらまし術をかけホグワーツへ向かった。

 

 

 

 

***

 

 

 

 

<ホグワーツside>

 

 

 

 

 

「ハウル殿。結界に四人の魔法使いが侵入しました。おそらく箒でしょう。」

 

結界を覆う事を任されていた比較的若い容姿のエルフがハウルに報告を行った。

 

「そうか...。監督生よ。今すぐ生徒を連れ談話室へ戻れ。君達の意見は中々興味深かった。」

 

ハウルの言葉に従うように皆は無言でスムーズに動く。もはや彼に従う以外考えられぬほど陶酔していた。圧倒的なカリスマ性、教師陣を凌駕する才覚、芸術品と見紛う程の容姿、大人として未熟な生徒達は彼を崇拝し服従していた。

 

「それでは歓迎してやろう。新たな魔法界を築くための犠牲になるかも知れぬ者を...。」

 

 

ハウルは空を手で掴みグッと引っ張るような仕草をする。

 

 

 

 

***

 

 

 

 

<上空(ホグワーツまであと800m)>

 

 

 

 

 

ハリー達は箒に乗りホグワーツへ向かっていた。友人の真意を知り止めなければならない。だが今回の任務は内部の偵察であるため己を抑えなければならないと何度も自分に言い聞かせていた。すると突然ハリー達は何かに引っ張られるような感触がした。これは引き寄せ呪文だと理解し、杖を取り出す。

 

「<フィニート> 終われ!...<フィニート>!なっ!<フィニート>!<フィニート>!。」

 

ハリー達は終了呪文を何度も唱えるが全く効果はない。これは引き寄せ呪文ではないと推測した。すると目の前にホグワーツが見えた。壁にぶつかると思い腕を組み急所を守ろうとするがハリー達は壁をすり抜けた。ハリー達は勢いよく転がると懐かしいホグワーツの広場の美しい星空が見えた。

 

「歓迎しよう闇祓い達よ。」

 

声のする方を見ると学生時代には存在しなかった立派な玉座に足を組み、顎を手で支えこちらを見下している。ハリーは立ち上がり杖を向けた。

 

「ハウル!アイリスはこん「何故貴様がアイリスを知っている?」

 

ハウルは骨の髄まで凍えるような鋭い殺気を放つ。ハリーはハウルから目を逸らし、今すぐここから逃げ出したいという気持ちになるが何とか堪える。

 

「...あの狸爺だな。まぁいい眠れ。」

 

ハウルはニワトコの杖を抜き失神呪文を放ち、ハリーを吹き飛ばし失神させる。他の闇祓いも杖をハウルに向けるが軽く倒される。ハウルは倒れている四人を自分の目の前に並べ腕をまくらせ文字を刻み込んだ。

 

 

 

 

***

 

 

 

 

翌日

 

 

 

 

失神したハリー達は魔法省の本部の目の前に突然現れた。役人の女性は悲鳴をあげ、男性は少し警戒している。足早に闇祓いが中から現れる、

 

「<エネルベート> 活きよ。」

 

失神呪文の反対呪文を使いハリーを目覚めさせる。息を吹き返したように起き上がったハリーは周囲を見回し、ここがどこであるかを理解した。腕に違和感を感じ腕をまくった。

 

 

 

〜戦争〜

 

 

 

ハリーの腕にはそう書かれていた。素早く他の三人の腕を捲るとそれぞれの腕に単語が描かれていた。

 

 

 

〜満月〜

 

 

 

〜次〜

 

 

 

〜魔法省〜

 

 

 

並び替えるとこう読める。

 

 

 

〜次の満月の夜に魔法省に戦争を仕掛ける〜

 

 

 

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