ハリー・ポッターと導く者 作:匿名希望 2
「どうした?ドラコ。」
ハリーのシーカーの件でテンションが低かったはずなのに、図書館から帰ってくるとドラコの顔が生き生きしていたのだ?
「あぁ、ポッターとウィーズリーをハメたんだ。さっき今夜トロフィー室で決闘をするって約束してたんだが、フィルチに密告してやったんだ。退学まではいかないけど減点されるだろうな。」
ドラコは満足気な顔をする。
「ははっ、お前はぶれないな。やり過ぎるなよ。」
ドラコはハリーとロンの件になると俺の忠告を聞き入れないのだ。まぁ減点ですむ程度なら問題ないだろう。
「それはいいとして、今夜一年生の男子で親睦会をやるんだ。ハウルも参加するだろう?」
「楽しそうだな。もちろん参加するよ。実家からお菓子でも送ってもらうか...。」
確かにドラコだけとしか親しくないからな。仲良くしておいた方がいいだろうな。
***
同日 22時
スリザリン男子寮
「それでポッターとウィーズリーをハメてやったんだ。フィルチからこってり絞られるだろうよ。」
ドラコの話で盛り上がり、会場となった俺とドラコの部屋が笑いに包まれる。
「そういや、みんなは誰が好みだ?俺はレイナ派。クールな女がタイプなんだ。」
黒人で女にうるさいブレーズ・ザビニが発言する。
「とりあえずドラコはパンジーだな。」
俺がドラコをからかう。
「なんで僕がパンジーなんだ⁉」
ドラコが否定する。
「じゃあブロスロードか?」
クールで口数が少なくハウルと気が合ったセオドール・ノットも便乗する。二人は知らないがホグワーツの腐女子達からグレノットの愛称で知られ、絶大な人気を誇る。
「あいつだけはないだろ!僕はダフネ派だ。そういうノットはどうなんだ?」
ブスでゴツい女子ミリセント・ブロスロードはネタに近い。
「俺もダフネかな。優しいし。ハウルはどうだ?ダフネとレイナから好かれてる。」
ハウルはスリザリンの双華から求愛されているハウルに皆の注目が集まる。
「好かれてる?同情されてるの間違いじゃないのか、俺なんか未だに女子生徒から陰口言われてるぞ。」
六名いた男子生徒達は唖然とする。陰口じゃなくて、ハウルの格好良さを共有してるに過ぎないのに...。だが幼いころから人と触れ合わず、魔法のみを磨いてきた本人は至って真剣。後日、ドラコのフォローで皆は事情を理解、ハウルが図書館にいる時に教えるかどうかの会議が開かれたが、ムカつくから教えないに可決された。
本人が女子たちからの視線が悪意でなく好意だと知るのはホグワーツの女子の過半数を越えるクリスマスプレゼントに同封されたラブレターにより気付く事となる。
***
同時刻
スリザリン女子寮
「やっぱりハウルよね。」
ハウルにアタック中のダフネがハウル派を宣言する。
「私もハウルに一票。彼以外考えられない。」
三年間想い続けるレイナも同調する。
「前から思ってたんだけど、2人はライバルよね?喧嘩とかしないの?」
スリザリン女子のおできミリセントが聞く。
「ハウルは私一人じゃ釣りあえないわよ。私は妻じゃなくて愛人でもいいわ。」
「私もそんな感じね。嫉妬しなきゃいけない女が多すぎるし、諦めたわ。私は彼のそばにいるだけで満足よ。」
2人はハウルを独り占めできないと諦め、すでに同盟を組んでいるのだ。
「私もハウル派だったけど、入学してすぐに諦めたわ。今はノット派よ。」
ミリセントも答える。
「パンジーは聞かなくていいわね。」
ダフネがからかう。
「えぇ、ドラコ一択よ。本当は無邪気なのに大人ぶる所とか好きな事になると子供っぽくなる所がキュンキュン来るの。」
スリザリン生の恋の行方はどうなる事やら
現時点
男子 女子
ハウル派 6名 ダフネ派 3名
ドラコ派 1名 レイナ派 2名
ノット派 1名
***
無効票 パンジー 1名
棄権 1名