ハリー・ポッターと導く者 作:匿名希望 2
「貴方がトロールを足止めしてくれて助かったわ。」
図書館で宿題をしていたハーマイオニーがハウルに気づき話しかける。
「君が居なかったらと思うとゾッとするよ。ロンは相変わらずだけど...。」
ハリーも俺にお礼を言う。
「いや、気にするな。俺だってネビルがいなきゃ何も出来なかった。ネビルにも礼を言っておくんだな。」
忘却呪文で俺がトロールを焼き殺した事を忘れさせダンブルドアが倒したことにしておいた。
「それにしてもトロールを倒すのを失敗するなんて貴方らしくないわね。」
俺と一緒に図書館に来たダフネが鋭い意見をつく。
「まぁトロールは魔法が効きづらいし、ハリー達がいたからな。激しい魔法は使えなかったからな」
上手く誤魔化す事に成功したが、ダフネには何かを感づかれたようだ。
***
「何を調べてるんだ?」
いつもならトロールの件から仲良くなったハリーやダフネの宿題の手伝いをしているのにハリーとハーマイオニーが調べ物をしている。
「えぇ、ちょっとね。」
ハーマイオニーは知られたくないのか誤魔化す。
「ハウルなら教えてもいいんじゃない?ダフネもいい人だし...。」
二人は話し合う。
「そうね。ハグリッドに聞いても教えてくれないし、ハウルなら知ってるかもね。ニコラス・フラメルって知ってる?」
「フラメル?私は聞いた事ないわ。」
ダフネはわからないようだ。
「そいつは錬金術師だ。世間的にはダンブルドアとの共同製作で賢者の石の創造に成功した。賢者の石は金属を黄金に変えられる。飲めば不老不死になる命の水の源でもある「命の泉」の源となる。」
俺が平然と答える。
「ねっ?あの犬はフラメルの賢者の石を守っているに違いないわ!フラメルがダンブルドアに保管してくれって頼んだのよ。だって二人は友達だし、フラメルは誰かが狙っているのを知ってたのね。だからグリンゴッツから石を移して欲しかったんだわ!」
「金を作る石、決して死なないようにする石!スネイプが狙うのも無理はないよ。誰だって欲しいもの!」
何かを探っていたのか二人が俺たちの前で叫ぶ。
「あの犬?」
「スネイプ教諭が何かしてるのか?あとここは図書館だ。」
ハリーがハグリッドと共にグリンゴッツから何かを取り出したことこと、フィルチに追われて禁じられた部屋に入いると中にケルベロスがいて何かを守っていたことをハグリッドに問い詰めたらフラメルの名前が出てきた。トロールの侵入の時にスネイプが先生達は集まるはずなのに一人だけ別のところにいてケルベロスをほのめかすような発言をした事を話した。
「スネイプ先生はそんな事するようには思えないわ。」
ダフネが信じられないような顔をする。
「俺も同意だ。だが客観的にみれば一番怪しいな。俺たちも気をつけてみよう。」
(母上の地図で調べておこう。まさか賢者の石が出てくるとはな。これは危険を冒してまで奪う価値があるな。こいつらを利用するとするか...。)
ハウルは優等生のベールを脱いだ。
「お願いするわ。スネイプのお気に入りのハウルなら探りやすいわ。」
「あぁ、任せてくれ。」
ケルベロスは賢者の石を守るためのダンブルドアの罠と考えるのが自然だな。ホグワーツにはそれ方面のプロフェッショナルがいる。それを切り抜けるのは至難の技。情報を得て万全に備えよう。