ハリー・ポッターと導く者   作:匿名希望 2

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クリスマス 2

「君はマリアと同じでかなり優秀だとか、ダフネはどうかね?」

 

食卓を囲みダフネの学校の様子を聞かれる。

 

「ダフネは凄いですよ。記憶力はそこまで良くないようですが、私も含め皆が尊敬するほど努力してます。」

 

ダフネは魔法は得意だが座学は得意でない。図書館でよく俺にレポート以外の宿題を聞く。

 

「そうかそうか、君はパーセルマウスと聞いたが本当かね?」

 

「えぇ、グレンスト家では稀に現れるらしいです。」

 

スリザリン生の名残りなのかパーセルマウスに興味があるらしい。

 

「ガリムさんは家でどんな感じなの?意外とだらしないとか?」

 

ダフネの母が父上の質問をする。

 

「妻はガリムにメロメロなんだ。存分に夢を打ち砕いてくれ。」

 

ダフネや父上の事を中心に話は盛り上がりクリスマスイブの夜となった。

 

 

***

 

 

22時

 

 

俺がベットから空星を見ているとコンコンとノックがされ、中にダフネが入ってくる。

 

「ハウル、起きてる?」

 

ピンクのパジャマ姿のダフネが入ってくる。

 

「あぁ招待してくれてありがとな。楽しかったよ。それにしても優しそうな両親だな。」

 

「フフッ騒がしいだけよ。何してたの?」

 

ダフネは俺のベットに座る。

 

「星が綺麗だったからな。」

 

俺が窓を指差す。

 

「あら、綺麗...。」

 

この時ダフネは「お前の方が綺麗だよ」という甘いことばを妄想するが、隣にハウルがいるのですぐに現実に戻る。

 

「ねぇバルコニーに行かない?」

 

「いいな。連れていってくれ。」

 

階段を登るとすぐについた。俺とダフネは満天の星に見とれる

 

「今日は楽しかったよ。」

 

星を見ながらつぶやく。

 

「私もよ。」

 

その声を最後に会話が途切れ、しばらく間が空く。

 

「なぁ今日はどうして俺を誘ってくれたんだ?やっぱり同情してくれたのか?」

 

俺はいつも女子から陰口言われてるからな。正直どうして俺とつるんでくれるか分からない。

 

「いつも思ってたけどあなた、それ本気で言ってるの?」

 

いつも通りの可愛らしい笑顔で笑う。

 

「あぁいつもドラコやパンジーに聞くと上手く話をそらされるからな。覚悟はできてるから正直に答えてくれ。」

 

ハウルは覚悟した。「可哀想だから」から「惨めな貴方を見ているのが楽しい」までに耐えられるほどの。だが覚悟したのはダフネも同じだった。

 

「じゃあ正直にこたえるわ。貴方の事を好きだからよ。」

 

ダフネは真剣な顔で俺をみつめる

 

「俺の事をか?嫌ってるんじゃなくてか?」

 

予想外の答えに驚く。

 

「もうこの際だから教えるわ。貴方はめちゃくちゃカッコいいの!性格も優しいし、勉強も出来るし、育ちもいいわ。正直完璧じゃない!」

 

真夜中のテンションに身を任せ、今まで皆が触れようとしなかった問題に触れる。

 

「俺がか⁉ でも陰口言われまくってるぞ!第一俺が完璧だったら女子達から話かけられることぐらいあるだろ⁉」

 

「違うの!それは陰口じゃなくて貴方がそばに来たから興奮してるのよ。それに話かけられないのは自分に自信がないからよ。」

 

本当はいつも近くに美少女コンビのダフネとレイナがいるからである。

 

「そうなのか?」

 

言われてみれば身に覚えのない事ではない。本屋で本を沢山買い、お代が十ガリオンだったのに、なぜか三シックルになったり、一人でイスに座ってたら、女性に握手を求められ、そのまま一回10クヌートの握手会まで発展したり、今思えばホグワーツでも女の先生、フーチ教諭やスプラウト教諭などは自分に甘い気がする。(マクゴナガル以外)

 

「身に覚えありそうね。」

 

「あぁ、どうして俺は気づかなかったんだ?」

 

まさか俺の評価が全て逆だったとは...

 

ハウルが落ち込む。

 

「...私は始めて貴方を見た時に世の中が違ってみえたわ。いつも近くに貴方にベッタリのレイナを見て今まで味わったことのない感情が芽生えた時始めて理解したの...貴方の事が好きなんだって...。私と付き合ってください。」

 

ダフネが人生最大のの大勝負に出る

 

「...俺は今まであまり人と触れ合う機会がなかった。正直誰かを好きになるっていう感覚は未だに分からない。でもダフネが俺の事を好きだって事を聞いたら、こう...凄く嬉しかった。多分これが好きなんだってことなんだと思う...。

ダフネ...俺と付き合ってくれ。」

 

ダフネの顔がだんだん緩んでくる

 

「本当⁉ 夢じゃないよね⁉ ハウル〜」

 

ダフネが俺に抱き付き押し倒す。そんな様子を見ている人達がいた。

 

「ちょっとお父さん!押さないでよ。」

 

アステリアがつい手に力の入る父に文句を言う。

 

「ダフネ〜お前も大きぐなっだな〜。父さん嬉しいぞ〜」

 

ダフネの父親が泣き出す。

 

「ちょっ!泣き過ぎよ。聞こえちゃうから!今夜は二人きりにしてあげましょう。」

 

三人はバルコニーのドアから離れて自分たちの部屋に向かう。

 

 

「私、ハウルの彼女なんだよね‼ヤバいニヤニヤが止まらない。」

 

「あぁ俺はダフネの彼氏だ。」

 

ダフネに押し倒され、寝っころがったまま答える。すると空からフクロウがやって来てクリスマスプレゼントを落としていき、現実に戻る。

 

「何やってんだろうね?私達。」

 

「あぁ全くだ。メリークリスマスダフネ。これは俺からのプレゼントだ開けてくれ。」

 

ダフネの近くに落とされたプレゼントを手に取り渡す。ダフネはプレゼントの袋を破り中からネックレスを取り出す。

 

「でもこれはハーマイオニーやパンジーと同じやつだからこっちの方がいいな。」

 

杖を振り、ネックレスを指輪に変え、ダフネの薬指にはめる

 

「ありがとうハウル‼‼ 私一生大事にするよ‼!」

 

「フフッ喜んでくれて嬉しいよそれには呪い除けの魔法がかけてあるからいつも身につけていて欲しいな。」

 

これ結構大変なんだよな。魔法石に呪い除けをかけて綺麗にすり潰して高温で溶かす。その後溶かした鉄と混ぜて型に嵌める。作るのに時間も手間もかかった。

 

「ハウルのプレゼントには劣るけど私のプレゼントも開けて。」

 

小さな高級そうな包みを開けると上品な黒の髪留めだった。

 

「嬉しいな。家族以外から人プレゼントをもらったのは初めてだ。大事にするよ。」

 

そのままダフネに付けてもらう。ハウルの背中まで伸びた美しい黄金の金髪に黒い髪留めはよく映えた。

 

「ダフネ、俺は君に隠し事は出来るだけしない。きっかけは聞かないで欲しいが俺は世界を変えたいと思っている。」

 

「そうなの?きっかけはハウルが話しても大丈夫な時に話してくれればいいわ。」

 

ダフネが微笑む。

 

「ありがとう。俺の夢を人に話すのは初めてだ。俺は................な世界を作りたい。」

 

ダフネは少し意外そうな顔をするがハウルを優しく抱きしめる。

 

「ハウルの夢は私の夢だよ。私も貴方に協力したい。」

 

 




恋愛事はONE PIECEの作品でも書いた事は無かったので、更新が遅れてしまいました。すみません。
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