ハリー・ポッターと導く者 作:匿名希望 2
「ヤバイな。ドラコとハリーがヴォルデモートに近づいている。」
地図を片手にハリーの元へ向かう。ハリー達もヴォルデモートも移動するため俺も走り回るハメになる。
***
「ぎゃあああァァァァ!」
ドラコが悲鳴をあげ逃げ出す。目の前にユニコーンの血をすすっている何かを見たのだ。黒色フードを被り獲物を漁る獣のように地面をはいハリーを見つめ、スルスルと近寄ってくるとハリーに今まで感じたことのない激痛が貫く。
「ハリー!しゃがめ!エクスペクト・パトローナム <守護霊来たれ>。」
巨大な大蛇の光がヴォルデモートを襲い逃げ出す。その光を見たのか人の上半身と馬の下半身をしたケンタウロスがやってくる。
「今のは守護霊。まさか吸魂鬼<ディンメンター>か⁉ 」
ヴォルデモートはフードを被り吸魂鬼に変装していた。
「あぁハリーを頼む!」
俺はケンタウロスにハリーの安全を頼んだ。以前禁じられた森でハグリッドと会話をしていた。害は無いだろう。
「任せろ!」
俺はヴォルデモートを追った。
***
俺はヴォルデモートを追いかけ追い詰める。
「目障りな餓鬼だ。」
抑揚が無く声だけで威圧感を感じさせるヴォルデモートがフードかぶったまま答える。
「<貸し一つだ。ヴォルデモート卿。今回は見逃がす>」
俺は蛇語でヴォルデモートに話かける。ヴォルデモートはパーセルマウスだと有名だった。
「<お前も俺様と同じパーセルマウスを...スリザリンの血を引く者か?>」
ヴォルデモートも蛇語で返す。
「<おそらく違う。今はお互いの目的のために退くのが賢明でないか?一つ教えておくが俺はスリザリン生だがレイブンクローの血を引いている。>」
ヴォルデモートは純血主義者。由緒正しい魔法使いの血筋を重んじる。牽制をしておくのが賢明だ。
「血筋も頭も良い。何よりその年で守護霊を扱えるほどの魔法の才能もある。偉大なる魔法使いの俺様の部下に相応しい」
ヴォルデモートがフードを外し、手を差し伸べる。
「今のままでは無理だな。せめて復活してからだろ?」
「ハハッ、生意気だが肝の座った餓鬼だ。俺様の気が変わらないうちに立ち去るがいい...。」
俺は後ろをむいてハリー達の元では無くスリザリンの談話室に戻った。
***
次の日
「おいハウル!ダンブルドアはイカれてるあんな化け物がいる所に全く役に立たない<うどの大木>なんかだけで向かわせるなんて...父上に報告してやる!」
ドラコの父親はホグワーツの理事をしている。<うどの大木>はハグリッドの事だな。ハリーと仲いいし、フォローぐらいしといてやるか...
「な〜にドラコ。悪いのは罰則を受けるハメになったお前だ。それに失態一つで辞めさせられる程の力は無いだろ?」
ドラコは納得せず、報告をしたが、結局いくらホグワーツの理事のドラコの父親でもどうにも出来なかった。
ヴォルデモートと初対面しました。