ハリー・ポッターと導く者   作:匿名希望 2

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賢者の石 1

 

なかなかヤバい状況になったな。

ハウルの見る地図にはハリー、ロン、ハーマイオニーの名前が乗っている。

 

僕達が行くしかない。そうだろう?

 

ダンブルドアがいないのよ!私たちに出来ることはないわ!

 

そうだよ。気は確かか?

 

だめよ!マクゴナガル先生にもスネイプ先生にも言われたでしょ。退学になっちゃうわ!

 

だからなんだっていうんだ!わからないのかい?スネイプが石を手に入れたら、ヴォルデモートが戻ってくるんだ!僕一人でも行く!

 

だめよ!私達も行くわ!ハウルもよ。彼なら私達の助けになってくれるわ!

 

でもあいつはスネイプを見張ってるからここには来ないよ。

 

時間が無い。万が一の時はスネイプをハウルに抑えてもらう。僕達だけで行こう!

 

談話室で見ていた地図を閉じつぶやいた。

 

「俺も動かざるを得ないな。」

 

教諭達の会話でトラップ内容とと奥に賢者の石がある事は分かった。だが最後にあるダンブルドアの罠が厄介だ。賢者の石を望む者には手に入らない仕掛けになっている。つまり賢者の石を望むハウルには手に入らない。そこでハリー達をけしかけ賢者の石をとらせそれから奪う作戦に変更した。ヴォルデモートもダンブルドアがいる以上迂闊に動けなかったし、それはハリー達も同じだった。恐らくヴォルデモートは弱っている。クィレルに寄生しユニコーンの血が必要な程に、禁じられた森の件も邪魔なハウルは殺せばよかった。なのに逃亡した。つまり攻撃が出来る程の力が無いのだ。あの日ヴォルデモートに会ったのもそれを確かめるためだった。だがクィレル相手ではハリー達は到底敵わない。どう動くか...

 

 

***

 

 

「ハリー・ポッター...この有様を見ろ。ただの影と霞に過ぎない。誰かの体を借りて始めて形になることができる...しかし、常に誰かが、喜んで俺様をその心に入りこませてくれる。この数週間はユニコーンの血が強くしてくれた。あとは命の水さえあれば俺様は体を創造できる。ポッター...ポケットにある賢者の石を頂こうか...。」

 

クィレルの後頭部に取り付いたヴォルデモートがハリーに賢者の石を渡すように迫る。

 

「やるもんか!」

 

ハリーは逃げ出そうとする。

 

「捕まえろ!」

 

ヴォルデモートがクィレルに命じ、ハリーの肩を捕まえるが間も無くクィレルが悲鳴をあげる。ハリーに掴まれた腕が真っ赤にただれ、手を離してしまう。

 

「愚か者!魔法だ。杖を使え!」

 

クィレルは杖に手をかけハリーに狙いをすませる。

 

「イクスペリアムース<武器よ!去れ>」

 

武装解除の呪文を使いクィレルを弾き飛ばす。

 

「ハウル!スネイプじゃなかったんだ!クィレルだった。」

 

「あぁハリー、そのせいで遅れた。ホグワーツ内にも敵はいるはずだ。俺の後ろにいろ!」

 

敵なんていないが教諭を呼ばれたら面倒だ。賢者の石は俺が頂く。

 

「僕も闘う!」

 

ハリーは嫌がる。別に死んでも構わないか、後で石だけ回収すればいい

 

「クィレル。金髪のガキは殺すな。あいつの死は魔法界の損失だ。」

 

ヴォルデモートとの闘いが始まった。

 

 

 

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