ハリー・ポッターと導く者 作:匿名希望 2
「ハリー。お前は俺の後ろについて隙をみて援護しろ!」
俺はハリーを後ろに立たせるクィレルも教師だ。手は抜けない、それに石を奪われて逃げられるのも面倒だ。
「分かった!」
ハリーは素直に後ろに下がる。
「ハウルとか言ったな。レイブンクローと聞いてまさかと思ったがマリアのガキだとはな。あいつもお前同様優秀だった。だが父親までは及ぶまい、あいつとはやり合ったことは無いが俺様のしもべの多くをアズカバンに送ってくれた。お前は両親と違って愚か者でない事を祈っているぞ。」
「そうか、だったら俺は愚か者だな。<ステューピァイ>麻痺せよ!」
クィレルは赤の閃光を放ち相殺するがハリーが呪文を放ちよろける
「ディフィンド<切り裂け>」
呪文をもろに受け、大量の切り傷を負う。
「愚か者!殺しさえしなければいい。」
クィレルは緑の閃光を放つ。磔の呪文だな...父上と比べると遥かに見劣りする。
「プロテコ !<守れ>ハリー今だ!」
磔の呪文を防ぎ、隙をついてハリーが火花を飛ばしクィレルを吹き飛ばし煙をまかせる。
「やっつけたか?」
ハリーは煙が舞い上がり見えなくなった方を見てつぶやく。
「いや、まだ..っ!」
煙の中から武装解除の呪文が飛んできて俺の杖を弾き飛ばす。
「筋はいいがまだまだだな。首席とは言え、まだ子供だ。」
クィレルが無傷で出てくる。
「僕が相手だ!ハウル!逃げて」
ハリーが俺の前に立ちはだかる。
「ハリー...」
ハリーは立ちはだかると突然気を失い倒れる。クィレルだけでなくヴォルデモートも驚きハウルを見つめる。
「邪魔だ...。」
ハウルは杖を持っており、無言呪文で失神呪文を放っていた。
「一体何を...。それに杖は!」
俺から離れたところにある杖を見たあとにクィレルが俺に質問する。
「お前に用は無い。黙っていろ。<シレンシオ>黙れ」
呪文がクィレルの顔に命中し、話せなくなる。
「それでは俺様が聞こう。何のためだ?」
クィレルに後ろを向かせ、ヴォルデモートが尋ねる。
「さっき説明したつもりだがな。邪魔だったからだ。」
そこには自分と同じ冷酷な顔をしたハウルだった。
「だったら俺様もお前が邪魔だ。お前も言っていただろう?互いの目的のために動くべきだと...。」
ヴォルデモートが冷酷に笑いながら話す。
「あぁ言ったな。今の俺からしてみればお前は邪魔だ。」
俺が言い返す。クィレルの何か聞きたそうな声を発する。
「出来の悪い部下のために説明してやろう。今お前が持っている杖がお前のだろう?」
「あぁ、あの杖は父上から頂いたものだ。これが俺自身の杖だ。」
クィレルに弾かれた杖を指差して答える。
「フフフっ、ハアッハハハハハ‼」
ヴォルデモートの笑い声が響き渡る。
「クィレル。お前はこの小僧に遊ばれたようだな。こいつの狙いは俺様と同じ賢者の石だ。この罠を破るためにポッターに石を取りにいかせ奪うつもりだったのだ。俺様と敵対した時のために俺様に貸しをつくり、自分の安全を確保。また忠誠心が無く自分に合わない杖を使用し、わざとやられ油断を誘う。ポッターに増援を頼まなかったのは教師に邪魔されないため、そして自ら石を得るため。ハハッ、本当に生意気だが、お前は俺様とよく似ている。賢者の石が狙いならおまえにも恩恵を与えよう。お前には俺様の右腕となれる器がある。共に来れば俺様と同じ偉大な魔法使いとなれよう。」