ハリー・ポッターと導く者 作:匿名希望 2
「ハハッ。ダンブルドア曰く俺とあんたには同じ闇があるらしいぞ。」
「あの老いぼれは愚か者だが人を見る目と魔法の才能だけはあるらしい。」
ヴォルデモートが皮肉を言う。
「だが、賢者の石は渡さない。お前より俺にふさわしい。」
俺はヴォルデモートの誘いを拒否する。
「ハハッ、お前もダンブルドアと同じ考えか?汚らわしいマグルを守るべきだと! 愚かだ。」
ヴォルデモートが信じられないというような顔をする。
「あいにくだが、俺はダンブルドアとも考え方は違う。むしろあんたの方に近いな。」
俺の考え方はヴォルデモートとも違うがな。
「ならば石をよこせ、お前の考え方次第では考えてやらんでもない。」
優秀なハウルを味方に引き入れようと妥協する姿勢を見せる。
「いや、お前は俺の考えを認めない。それに俺がやらなくては意味がない。」
「そうか...ならば力づくで奪うまでだ。年を重ねれば俺様の偉大さを理解できるだろう。クィレル!石だけを奪え!」
クィレルは振り返り、杖を構える
「お言葉だが、ヴォルデモート卿あんたの読みはほぼ正解だが、全ては読みきれていない。」
クィレルは杖をを振り上げ、呪文を放つ
「エクスペリアムース!<武器よ去れ>」
クィレルは緑の呪文を放つが俺の武装解除に呪文もろとも吹き飛ばされ壁に激しくぶつかり気絶する。
「一つ、油断を誘うまでもない。俺はクィレルなどより遥かに強い。」
クィレルはうつ伏せになり、俺とヴォルデモートは目が合う。
「一つ、俺が弱い杖を使ったのはお前がクィレルに力を貸せるかどうかを確かめるため」
ヴォルデモートは驚き、目を見開く。
「最後の警告だ。俺様の元につけ、過小評価をしていた。お前の才能は俺様に並ぶ。さあ俺様の右腕となれ!」
クィレルの助けはもう借りられないと知り少し慌てる。
「フィンド・ファイア <悪霊よ、燃やし尽くせ> ...一つ、俺はお前を倒す。」
ヒュドラの炎が咆哮し、ヴォルデモートもろともクィレルを呑み込み、焼き尽くす。炎の中からヴォルデモートの魂が抜けていった。この程度では死なないだろう。何を使ったか調べておくか...。
俺はハリーのポケットから賢者の石を取り出す。
「フフッ、ハッハハハハハハ‼‼やっと手に入れた!賢者の石だ。俺は創れるぞ!アイリス!君が笑える世界を‼‼ 」
闇に染まったハウルの高笑いのみが響いた。
***
数分後
俺は浮上呪文を使いハリーを浮かせて戻っていた。あとは報告するだけだ。石は奪ったクィレルと共に焼き尽くしてしまった。そういえば誰も気づかない。教師共はトロールの時に俺が悪霊の呪文を扱えることを知っているし、クィレルの骨は一つも残さなかったから自然と賢者の石は燃やし尽くされたと考えるはず。完璧だ。
「やはり君じゃったか...あの罠はワシでさえも苦労したぞ。」
急用でホグワーツにいないはずのダンブルドアが現れた。
***
三十分前
「ハリー達は二つ目のスプラウトの罠の所を抜けた所か。そろそろ俺も向かうとしよう...。」
ハウルは賢者の石が隠してある部屋に向かい中に入る。