ハリー・ポッターと導く者   作:匿名希望 2

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愛され体質

 

 

「姉様もスリザリンなんだよね?僕も選ばれるかな?」

 

キースはダフネに物凄く懐いていた。キースは懐くと一人称を私から僕に変える。

 

「えぇ、私としてもスリザリンにきて欲しいわね。」

 

「うん!僕頑張る!」

 

弟をあやすように頭を撫で撫でしているダフネはキースの無邪気さに癒されている。

 

「あっ!レイナ姉様!」

 

キースは待ち合わせにやってきたレイナに抱きつく。

 

「あら?キース。久しぶりね。」

 

マスコットのキースを失い。悲しそうな顔をする。

 

「なぁ傷つけるつもりは無いが、キースは家族が連れてきた奴にはみんな懐くぞ。」

 

自分の事を姉として慕ってくれていたのでなく、ハウルが連れてきた奴というだけだったのだ。ダフネは自分の一方通行だと理解し明らさまにヘコんでいる。

 

「やぁ!」

 

「久しぶりね〜」

 

ドラコとパンジーがやってきた。

 

「キース。こっちに来い。」

 

キースがレイナの元を離れ俺の所にくる。

 

「弟のキースだ。自己紹介しろ。」

 

俺の隣にいるキースに注目が浴びる。

 

「キースです。兄上の事が好きです。よろしくお願いします!」

 

キースの挨拶を済ませる。

 

「なぁハウル。この子はブラコンか?」

 

ドラコが恐る恐る聞く。

 

「かもな。」

 

「お兄ちゃん大好きなの?可愛い!私パンジー。よろしくね。」

 

キースは俺と違って可愛らしい顔をしているし、言動が幼いからな

 

「はい!パンジー姉様でいいですか?」

 

首を少し曲げパンジーに尋ねる。こんな仕草が女子たちに受けるのだろうか...

 

「いいわよ。なんなのこの子!持って帰りたい。」

 

パンジーが抱きしめる。

 

「ハウル...。君とは違うタイプのようだね。」

 

ドラコが悟ったような声を出す。

 

「ドラコ。お前も落とされるなよ。」

 

これは冗談抜きだ。

 

「ドラコさんっていう名前なんですか?」

 

パンジーから抱きしめられた隙間からドラコの顔を見ている。

 

「僕の名前が変だっていうのかい?」

 

少しドラコがムッとする。

 

「いえいえ、ドラコ兄様と呼ばせていただいてもいいですか?」

 

一人っ子のドラコの脳内にドラコ兄様という声がリフレインする

 

「もちろんだ。我が弟よ。」

 

ドラコも落とされた。

 

 

***

 

 

汽車の中

 

 

いつもならギリギリ皆で座るが、今年からキースがいる。一人出なければならない。キースの希望はハウルの膝の上だったが拒否。結局、クラッブとゴイルの存在がキースに悪影響を与える気がするとして追放。ある程度の菓子を渡し他のコンパーメントに移らせた。

 

「僕はスリザリンに入りたいんです。でも血筋がレイブンクローだからそっちに行っちゃうかも。」

 

もうキースの虜になった皆が意見を出し合う。

 

「じゃあずっと頭の中でスリザリンがいいって言えばいいんじゃないの?」

 

パンジーが案を出す。

 

「もしかして帽子は開心術を使っているんですか?」

 

「「開心術?」」

 

ドラコとパンジーは聞き覚えが無いようだ。

 

「キース。見せてやれ。」

 

キースは杖を出し、無言呪文で記憶を盗み見る。

 

「ドラコ兄様は寝癖が凄いですね。朝食はトーストに目玉焼き、パンツの蛇柄はセンスないと思いますよ。」

 

全て言い当てられドラコは空いた口が閉まらない。

 

「パンジー姉様はダイエットのために朝ご飯抜きですね。鏡で笑顔の練習するのはちゃんとドアを閉めてからした方がいいですよ。」

 

恥ずかしい事を言い当てられパンジーは顔を真っ赤にし、顔を腕で隠す。

 

「レイナ姉様は寝起きが可愛いですね。でも歯磨きしながら寝るのは逆に凄いですよ。あと朝ご飯がハチミツだけってクマの○ーさんですか?」

 

朝ご飯がハチミツだけだと⁉ コンパーメント内の意見が一致した。

 

「あら?どうしてわかったのかしら?閉心術はしてたのに記憶を見られた感じはしなかったわよ。」

 

「キースは開心術の天才なんだ。そこら辺プロより上手いからな。所々俺より優秀な所があるぞ。」

 

俺はキースの頭を撫でる。

 

「えへへ...兄様に褒められた...。

 

和むわ〜。コンパーメント内の意見が一致した。

 

 

 

 

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