ハリー・ポッターと導く者 作:匿名希望 2
「捕らえたばかりのコーンウォール地方のピクシー小妖精!」
ロックハートの自慢気な顔と二十センチの妖精のすがたに笑いをこらいきれず皆は爆笑する。
「思い込みはいけません!連中は厄介で危険な小悪魔になりえますぞ!それでは君たちがどう扱うのかをやってみましょう!」
確かに悪戯好きのピクシー妖精は面倒だが、力も生命力も強くない。簡単に処理できるだろうな
ロックハートが籠の戸を開けるとすぐに騒ぎになった!ドラコは髪を引っ張られ悲鳴をあげるそれを見たパンジーが助けようとしてドラコに突撃するとピクシーはすぐにドラコから離れてパンジーがドラコをただ押し倒したに過ぎなくなった。ノットは杖を奪われ、ミリセントは教科書をビリビリに破られた。ゴミ箱をひっくり返して教室中にばら撒き大変な騒ぎとなる。対応できていたのは俺とダフネとレイナぐらいだった。
「おやおや、対応しているのは三人ですね。五点ずつ与えましょう。だがピクシー妖精はこうするのですよ!<ペスキピクシペステルノミ> ピクシー虫よ去れ!」
「間違った呪文だな。本当にあいつは本当に教師か?」
俺の言葉通りに何も起きない。
「くだらんな。<パスキピクシパステメルノミ> ピクシーよ去れ。」
俺の呪文に飛び回っていたピクシー妖精を一斉に弾き飛ばし黒板にぶつける。
「<ペトリフィカス・トルタス> 石となれ」
俺の全身金縛り術にピクシー達は羽を動かせなくなり地面に落ちる
「呪文の復習が必要なのではありませんか?ミスター・ロックハート。」
俺が杖を奪われ何も出来なかったロックハートに皮肉を言うがロックハートは何も言い返せない。
「体験学習にしては教室が汚れてしまったな。」
ガラスがわれ、床にゴミが散乱、多くの教科書は破られている。俺は整理整頓の呪文をかけ、教室を綺麗に戻す。破れた教科書を一つ一つ修復呪文で治していった。余談だがスリザリンにいつの間に五十点の追加点があった。
***
一週間後俺は先生とすれ違う度にキースの話をするために捕まった
「弟君もあなた同様かなり優秀ですね。あの性格でスリザリンに持っていかれたのは残念でした。」
あの厳格で有名なマクゴナガルでさえもこのザマだ。だがもっと意外な人から好かれていた。
***
二日前
「兄様〜!」
移動中に魔法薬学の教室の前を通り過ぎると中からキースが出てきた。
「キースか?さっきはスネイプ教諭の授業か、お前は魔法薬学は俺より優秀だからな。退屈か?」
俺も魔法薬学は少し退屈なのだ。実習は楽しいが授業は分かりきっているので暇なのだ。
「うんん!スネイプ先生は僕の事たくさん当ててくれるし、点数もいっぱいくれるから大好きだよ」
すごくニコニコしている。すると教室の奥からスネイプが現れた。
「キース。昼食後に我輩の部屋にくるといい、今日も水魔の魔法薬について教えてやる。僅かだが茶菓子と紅茶も用意しておこう。」
息子を見るような優しい顔をしているスネイプにドラコは空いた口が塞がらない。まぁキースの魔法薬の才能はゼアノスじい様譲りだし、あんな性格で嫌われ体質の自分を慕ってくれるのが嬉しいのだろう。
「うん!先生!僕の紅茶は砂糖たっぷりだよ!じゃあね兄様にドラコ兄様達も!」
キースは友人を連れて走って去っていった。
「教諭。キースはどうですか?生意気なこと言ってませんか?」
さっきの言葉も敬語をつけてない。キースが目上の人に敬語をつけないのは本当に懐いた人だけだ。
「いや、我輩が許可した。キースの才能はなかなか興味深い。我輩の手で天才を育てるのも悪くない...それにしてもお前達、授業は大丈夫なのか?」
時計を見るとあと二分しかない。
「フフッ、我輩が廊下を走る事を許可しよう。」
「「「ありがとうございます!」」」
スネイプがキースのお陰で丸くなったという噂が学校中に流れた。
スネイプは丸くなりましたがグリフィンドールとハリーの迫害だけは今と変わりません。