ハリー・ポッターと導く者   作:匿名希望 2

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継承者 1

 

 

数ヶ月経ちホグワーツではハロウィンパーティが開かれていた。去年のようなトロール騒動も無く楽しそうな雰囲気だった。

 

「...俺は先に談話室に戻ろう。ダフネはどうする?」

 

ハウルの言葉にハウル同様カボチャが好きじゃないダフネも一緒に帰ろうとしたが少し考えた。自分の目の前にはカボチャプリンに夢中のキースがいる。いつもキースはハウルのそばにくっついてるためハウルの事を聞きづらいのだ。ハウルが帰ると数少ないチャンスになる!ダフネはそう考えた。

 

「私はまだここにいるわ。」

 

ダフネが珍しくハウルの誘いを断った事をドラコ達は疑問に思ったが、たいして気に留めなかった。

 

 

***

 

 

 

ハウルside

 

 

宿題でも片付けておくか...そんな事を考えて談話室に戻っていると誰かの声が聞こえた。

 

<引き裂いてやる...八つ裂きにしてやる...殺してやる...腹が減ったぞ...こんな長い間...殺してやる...殺すときがきた...>

 

談話室と向かう違う方向から声が聞こえた。

 

「蛇語だな。追ってみるか...。」

 

ハウルはその声の主の元へ走り、階段を登った。

 

<...血の臭いがする...血の臭いがするぞ!>

 

声が近くから聞こえた。

 

<何者だ?お前はどこにいる!>

 

俺が蛇語で話しかける。

 

<...リドルか?...いや声が違う。お前も継承者か?>

 

リドル?ヴォルデモート卿か⁉ 蛇語、継承者...心当たりが一つしかないな。「秘密の部屋」か?

 

<俺は恐らく継承者ではない!秘密の部屋が開かれたのか?>

 

かつてホグワーツを創設した偉大なる四人の魔法使いは魔力を示した若者たちを探し出しては、このホグワーツ城に連れてきて教育をしていたが、次第に三人とスリザリンの意見に違いが現れ始めた。スリザリンは魔法使いの血を引く選ばれた生徒のみ入学を許すべきだと考え、マグルの親を持つ子供は学ぶ資格が無いとし、入学させる事を嫌った。その所為でグリフィンドールと激しく言い争い、スリザリンが学校を去った、という歴史がある。だが伝説ではこんな話がある。スリザリンは「秘密の部屋」を創り封印した。彼の真の継承者が現れるときまで何人もその部屋を開けることができないようにしたという。その継承者が「秘密の部屋」の封印を解き、その中の恐怖を解き放ち、ホグワーツから魔法を学ぶにふさわしくならざる者を追放という。話がある。

 

<あぁ開かれた。>

 

また蛇語が聞こえた。

 

<伝説は本当なのか?>

 

<あぁ俺は継承者に従う。継承者でないのなら何も関わるな>

 

<何を企んでいる!>

 

そういうと声は止んだ。ふと前を見ると壁に血で何かの文字が書かれ、フィルチの飼い猫ミセス・ノリスが倒れていた。

 

 

秘密の部屋は開かれたたり

継承者の敵よ、気をつけよ

 

 

マズい、ここを離れなければ...

 

「あれ?ハウル?」

 

ハリー達がやってきた。

 

「どうして貴方がここに?まさかその猫を殺したのは貴方?」

 

「違う。俺じゃない。」

 

最悪だ。スリザリンは蛇語を扱えたとして有名だ。ホグワーツでは俺がパーセルマウスだと知らない人間のほうが少ない。

 

「グレンスト!僕の見立ては間違って無かった。やっぱり君はスリザリンだ!」

 

そんな時にパーティが終わり生徒達が一斉に出てきて猫を見て悲鳴があがり、皆がミセス・ノリスの前にいた俺を取り囲む。

 

「ハウル!君が後継者なのか! 次はお前達の番だぞ、<穢れた血>め!」

 

ドラコが叫び、ミセス・ノリスを見てニヤッと笑う。

 

 

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