ハリー・ポッターと導く者 作:匿名希望 2
「昨日母上には紹介したけど、ヒュドラのアリア。女の子だよ。」
グレンスト家恒例の食卓でアリアを紹介する。ガリムはアリアを見つめ、マリアはニコニコしている。弟のキースは目をキラキラさせているが、その反対にしもべ妖精達はビクついている。
「ねぇ、兄様。アリアはどこで見つけたの?僕も触っていい?」
アリアに興味が湧いたようだ。身を乗り出して食いるように見つめる。アリアは俺の服の中に隠れる。恥ずかしいみたいだ。
「アリアが恥ずかしがってるし、今は食事中だよ。後で聞いてみるよ。」
グレンスト家では会話は当然のようにかわされるが、礼儀を重んじている。
「ハウルの言うとおりだ。キース食事中は最低限のマナーは守るべきだ。それはひとまずいいとしてハウル、アリアのことは構わんが、ヒュドラにはバジリスクにも劣らない強力な毒があったはず。万が一の時はどうするつもりだ?それにアリアの食事の心配もある。」
一時の感情で危険な動物を飼うことは甘くはないとたしなめるつもりが、この神童にはとうの昔に理解していた。
「うん、昨日ゼアノスじい様に頼んでヒュドラの毒を分析して、一緒に解毒薬を作ったから大丈夫だし、作り方ももう覚えてるよ。それにアリアの食事もウチの屋敷の裏に沼があるから、ネズミやカエルを捕まえて、膨張呪文を唱えるつもりだから特に心配してないよ。補足までに寝床は僕の部屋でいいし、普段は僕の服の中に居ればいい。」
全てが完璧な答えを返す。
「そうか...。そこまで考えているのなら、俺がいうことはなにもない。アリアの事はお前に任せる。」
まさかここまで完璧な答えを返すとはと考えたが、自分とマリアの子だ。それに物心つく前から才能をいかんなく発揮してきた。ハウルからしてみれば考えるまでもない事だった...そう思いつい笑みが零れる。その横ではキースが目をキラキラさせている。先ほどとは違いアリアではなく、ハウルを見ている。自分ではすぐに思いつかないような質問を軽々答える兄を尊敬していた。一方マリアはそんな2人を見てニヤニヤしていた。
***
五年後
グレンスト家に一通のフクロウ便が届いた。黄色味がかかった封筒でエメラルド色で宛名が書いてある。
イギリス、マンハース通りの屋敷
ハウル・グレンスト様
ハウルはしもべ妖精から受けとった封筒を破り、中を読む。
ホグワーツ魔法魔術学校
校長 アルバス・ダンブルドア
マーリン勲章、勲一等、大魔法使い、魔法戦士隊長、最上級独立魔法使い、国際魔法使い連盟会長
親愛なるグレンスト殿
このたびホグワーツ魔法魔術学校にめでたく入学を許可されましたこと、心よりお喜び申し上げます。教科書並びに必要な教材のリストを同封いたします。
新学期は9月1日に始まります。7月31日必着でふくろう便にてのお返事をお待ちしております。
敬具
副校長 ミネルバ・マクゴナガル
それはホグワーツ魔法魔術学校の入学許可証だった。
もう入れる寮も原作のビジョンも八割型決めてあります。