ハリー・ポッターと導く者   作:匿名希望 2

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継承者の黒幕 1

 

 

決闘クラブが行われてからハリーの見る目が大きく変わった。元々人気のあった人間は小さな事でも手のひら返しにあうのだ。周りからはやはりハウルはそんな事をする人間ではないと...。ここまで評価がガラリと変わると本当に笑えてくる。俺が継承者だと信じているのはもうスリザリン生ぐらいだ。皆はハリーが継承者でスリザリンの血筋を引いているとハリーはたまに育ての親がいかに傲慢で自分が酷い目にあってきたかを話していた。その事も後押しがあって、マグルを憎んでいるという動機もある。これでハリーは秘密の部屋と俺が継承者かどうかを本腰で探り始めるだろう。あとは適当に煽って秘密の部屋まで誘ってバジリスクに殺させればいい。

 

「ハウル、悪い顔してるわね。」

 

ダフネが必要の部屋の中で休憩をとっていた俺に話しかける。

 

「あぁ、あまりにも上手く行き過ぎてな。それと話しておきたいことがある。」

 

 

***

 

 

 

秘密の部屋

 

 

「ということでハリーに継承者の疑いを持たせた。」

 

俺は秘密の部屋でリドルに報告していた。部下になった気は無いが現段階で俺の優秀さを見せておいた方がいい。

 

「そうか、これで僕はポッターを消しやすくなる。君は優秀だな。まだ二年生なんだろう?僕の本体が高くかっていたよ。」

 

一年生で守護霊や悪霊の炎をみせれば当然か...

 

「俺はまだお前の本体の下につく気は無い。ただのご機嫌取りだ。もうハリーは俺の事を探り出すだろう。適当に煽っておこう。」

 

ハリーやマグルの生徒たちの価値は無いからな。いくら死んでも構わない。

 

「礼を言うよ。まさかポッターまで消すチャンスがくるとは...。」

 

ということは本体の復活から世間と闇祓いの目を逸らすためか...こいつはバカだな。俺に情報を与え過ぎだ。

 

「そろそろ戻るとしよう。これからマグルを狩るペースは上げた方がいい。その方が効果的だ。」

 

リドルはくらい部屋の中でも見えるくらいニヤッと笑った。こいつはもうすでに俺の手駒だ。ハリーを始末したあとはペースを落として事件の風化を待てばいい。その頃にはヴォルデモートも復活しているかもしれない。あとは俺が力を得るだけだ。勝負だな。奴の復活と俺が奴の力を上回ることの。

 

 

 

***

 

 

間も無く初めて生徒の被害が出た。もう誰も俺を疑う者はほとんどいなくなり、疑惑の目はハリーに向いた。スリザリンの生徒は俺がやったとして熱狂していた。

 

 

***

 

 

必要の部屋

 

 

 

「とうとう動きだしたの?継承者さんだとか...」

 

「あぁ犠牲者を抑えれなかったのは残念だが、お前達の無事は約束してある。あとはハリー達が俺を疑っているのが面倒だ。」

 

本当はどうでもいいがな。キースと俺は閉心術を治めてあるがダフネは四割程だ。ダンブルドアの開心術では軽く見られてしまうだろう。いや、見られているのが普通だと考えた方がいい。最近スネイプがさりげなくキースに探りをいれているようだが、キースも馬鹿ではない。上手く誤魔化させている。俺がリドルと動いていることはまだ知られていないはず。

 

「ハリー達が接触してくれば手はず通りに動けばいいのね?」

 

「あぁキースには来ないだろうし、狙われるとしたらダフネだろう。」

 

無知なるトム・リドル。そして愚かなるハリー・ポッター。二人は俺の手の中の内と二人は気づいていない。せいぜい俺のために上手く動いてくれよ。

 

ハウルの顔は冷たく狂気的な笑顔を見せていた。

 

「貴方のその顔、私は好きよ。」

 

 

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