ハリー・ポッターと導く者   作:匿名希望 2

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気まぐれと僅かな綻び

 

「どうしてグレンストがここに⁉ジニー!ハリー!」

 

俺が二人を浮かせて出口に戻っているとパイプの所にロンとアホ顔のロックハートがいた。

 

「お前の妹が連れさられたって聞いたからな。お前達が秘密の部屋に乗り込まないわけないからな。到着してみればハリーは傷だらけで寝てて、ジニーは動かない。死んだバジリスクはいるわ。そしてなぜか不死鳥と組み分け帽子や剣があったから連れてきた。」

 

今の俺の格好には触れないで欲しいのだ。組み分け帽子を頭に被りベルトに立派な剣、肩に不死鳥。そして人二人を浮かせている。どう考えても不審者だ。

 

「君の格好...おかしくないか?それよりジニーを離せ!僕の妹だ!」

 

ハリーはいいのか?少しは仲良くできると思ったが間違いだった。まぁ価値は無いからいいか...

 

「お前はロックハートを頼む。この顔はなんだ?」

 

鼻歌を歌いながら上機嫌な様子をしている。いつもなら私がいれば〜。なんて事を言うくせに乗ってこない。

 

「こいつは僕の折れた杖で忘却呪文を使って逆噴射させたんだ。」

 

まぁよくあることだな。

 

「でも驚きだな。こいつ忘却呪文使えたのか?まぁいい。帰るぞ」

 

「そっち⁉ でも帰るって...」

 

ロンが指を指すとパイプが上に長く長く伸びている。あぁこいつらは初めて来たんだもんな。

 

「出口はこっちだ。お前達は逃げ道を調べてから乗り込まないのか?」

 

ロンはハッとした顔をする。やっぱり馬鹿だな。こいつは...

 

ロンはロックハートを引っ張り俺について来て無事に地上へ戻った

 

 

***

 

 

俺は校長室に向かうのがベストだと思ったが、合言葉は知らないことになっている。(母上の地図でハウルのみ知っている) だからハリー達の寮監のマクゴナガルの元へ向かった。

 

 

「ジニー!」

 

太った女の人がジニーの様子を見て駆け寄ってくる。俺は二人をゆっくり下ろした。まもなくその夫もこっちにやって来た。

 

「あなたがジニーを⁉ 」

 

二人はジニーが気絶しているだけだと理解すると泣きながら俺の手を両手で掴む。

 

「いや、ハリーだ。俺は二人を連れて帰ってきただけだ。」

 

「そうだったの。でもありがとう。あら?ロンもいたの⁉」

 

俺の奥にいたロンに気づき優しく抱きしめた。

 

「マクゴナガル教諭。二人を医務室へ連れていってもいいですか?」

 

マクゴナガルは俺が二人を助けに行ったと勘違いしているからかニッコリ笑っている。

 

「えぇ、先に二人の安否を知らせるとはいい判断です。大丈夫とは思いますが私も付き添います。」

 

マクゴナガルやロンの両親と共に医務室へ向かっているとハリーが目を覚ました。そしてハリーは俺がいることに驚いているとウィーズリー夫人にお礼を言われまくっていた。マクゴナガルにジニーを医務室に連れていくのが先だと叱られ医務室にジニーを寝かせた。ハリーに詳細を尋ねていると俺の肩から不死鳥が飛びたった。目で不死鳥を追うと中にダンブルドアがやってきた。

 

「おやおや、ずいぶんとハウルに懐いたようじゃな。それにしても君がハリー達を助けたのは意外じゃったな。」

 

ダンブルドアが見透かしたように話しかける。これはハッタリだな。

 

「ひどいですね。友人のピンチに助けに駆けつけないわけがないでしょう。」

 

「それもそうじゃな。老人の戯言じゃ、忘れてくれ。わしのいない間によくやってくれた。三人に「ホグワーツ特別功労賞」を授与させよう。それに三人には二百点ずつ与えよう。」

 

ハリーとロンの顔が嬉しそうになる。まぁ今回は俺の負けだな。寮杯は二百点差はなかったからな。

 

「わしはハリーとちょっと話したいことがある。」

 

そういうとお礼とリドルに会ったことやハリーに関心を持ったこと、ハリーに傷を負わせた時にヴォルデモートが力の一部をハリーに移してしまった可能性を話す。

 

わざと俺の前で話しているな。なにか警戒しているのだろう。それとも警戒している姿勢をみせてボロをださせる作戦か?

 

「そういえば君の造ったネックレスのお陰でグレンジャー嬢は軽症で済み、ハリーのピン留めもバジリスクの毒をわずかに軽減してくれたようじゃ。今度ワシにも造ってくれんかの?」

 

俺の造ったネックレスやピン留めは呪い除けがかけてある。毒にも効果があるのは魔法石のお陰か?

 

「えぇ構いませんよ。」

 

 

***

 

 

校長室

 

 

「ハウルの事はわしの杞憂じゃった。フォークス?どうしたんじゃ」

 

誰も居なくなった校長室でダンブルドアが独り言をつぶやくとダンブルドアの愛鳥のフォークスが鳴き始めたのだ。

 

「なにかわしに伝えようとしてるのかの?それでは少しばかり覗かせて貰うとしよう。<レジリメンス>」

 

フォークスに開心術を使うとダンブルドアは唖然とした。自分の間違いかと思った。始め見えたのはハリーとリドルが出会い見事リドルを倒した所が見えた。疲れたのか倒れて寝ていると目の前にハウルが突然現れたのだ。ハウルはハリーを助けに行ったのではない。ずっと見ていたのだ。

 

「まさかハウルはリドルと手を組んでおったのか...」

 

 




秘密の部屋編終了です。寮杯はグリフィンドールに持っていかれました。ハウルとキースの力を持ってしても二百点は厳しかったです。あとハリーがクディッチで暴れた。
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