ハリー・ポッターと導く者 作:匿名希望 2
次の日
「フリント、この雨でもやるのか?」
控え室で試合開始を待っていたハウル達は外を見ていた。大量に雨がふり、風も強く雷までも鳴っていた。
「あぁデビュー戦でこんな天気とはついてないな。」
大柄なビーターが答えた。
「そういうものなのか...皆に防水呪文をかけるのは反則か?」
雨で視界が悪くなるはずだ。
「いや、規定にないから使ってもいいはずだ。それに試合前だ。」
「そうか、皆にかけよう。<インパービアス>防水せよ。」
俺はチームメイト全員に防水呪文をかけた。これで視界も問題無いだろう。
「それでは選手は入場してください。」
フーチ教諭の声に観客は大きな歓声をあげ始める。俺はドラコから借りたニンバス2001を持って入場した。
「「「ハウル!ハウル!ハウル!ハウル!ハウル!」」」
スリザリン生から怒涛のハウルコールがなり始める。
「こんなに騒がしいものなのか?」
俺はフリントに尋ねる。
「いや、お前だからだ。」
中心まで進むとグリフィンドールのキャプテンのウッドとフリントは握手をした。握手というより、互いの拳を握り潰そうとしている
「よぉハリー。手は抜かないからな。」
俺はハリーに声をかけた。メガネは水を弾いていない。防水呪文をかけてないな。
「あぁ、クィディッチだけは君に負けない。」
俺とハリーは握手をして、持ち場に着くと試合開始のホイッスルが鳴った。
<それでは試合開始です!今回はあの忌々しいマルフォイでは無く「ジョーダン‼ 」
実況がグリフィンドール生なのか、ドラコのことを悪く言うと寮監のマクゴナガルに叱られる
<分かりましたって先生!マルフォイに代わりシーカーとなったのがスリザリンの良心ハウル・グレンストです。>
実況の紹介で大きな声援がスリザリンの応援席以外からも聞こえる。ハッフルパフやレイブンクローもいるのか?
<今、スリザリンのチェイサーがグリフィンドールのゴールにクワッフルを投げた!よしっ、よくやったオリバー!「ジョーダン‼」>
スリザリンのチェイサーがゴールにクワッフルを投げるがキーパーのオリバー・ウッドが防いだ。
< ちょっ、もうしませんからマイク返してください。今度はウィーズリー兄弟のどちらかがハウルにブラッジャーを放つ、ハウルは華麗に一回転して躱した。とてもデビュー戦とは思えない動きです>
案外待つというのは暇だな。
***
試合前
「もし君がスニッチを見つけてもポッターが見つけるまでは取らないでくれ。俺たちはチェイサーが武器だ、ギリギリまで点数を稼ぎたい。最低でも30点とってからだ。」
***
「あそこにスニッチはあるのにな...。」
ハウルはグリフィンドールのビーターの後ろにスニッチを捉えていた。だが視線でハリーに気づかれてはまずいので行ったり来たりしていた。
<クソっ!これで点数は20対0でスリザリンリードです。>
そんな時にグリフィンドールサイドからタイムが宣言された。
「どうだ?デビュー戦は?」
キーパーから話かけられる。
「案外簡単だな。早々にスニッチを見つけてハリーに悟られないようにするのが退屈だ。」
「そういうな、あと十点だ。お前はスニッチなんて十分以内に見つけきるだろう?」
フリントが俺の肩に手を置く。
「いや、次からは見つけ次第取りにいく。おそらくこの時間に防水呪文をかけているはずだ。」
そんな事を話していると試合再開のホイッスルが鳴った。
<さぁ試合再開です。今は20対0でスリザリンリードです。作戦を変更したのかグリフィンドールの動きがいいです!>
防水呪文をかけたな。そろそろ本気でいくか...。間も無く頭上にスニッチを発見すると、同時にコートに侵入しようとする吸魂鬼も見つけた。
「なんでここに?まぁいいか。取りに行こう。」
ハウルは吸魂鬼を無視してスニッチを取りに行った。ハリーもハウルの様子に気づきスニッチを発見した。ハリーの方が距離は近かったが、箒の性能の差とハウルの才能にどんどん距離を詰められる。ハウルは完全に追い抜き、すぐにスニッチを掴んだ。俺の勝ちだな。実況はなぜ何もしゃべらない。
「<アレスト・モメンタム>」
ダンブルドアの声で俺はハリーを見るべく下を見ると落下しているハリーがゆっくりと地面に近づいている。すると吸魂鬼はハリーではなく俺の目の前に現れた。
「吸魂鬼ごときが調子にのるなよ。<エクスペクト・パトローナム>守護霊、来たれ!」
青い光が吸魂鬼を捉え、コートの外に押し出した。
こうしてハウルのデビュー戦は吸魂鬼の侵入というアクシデントが起こり、史上最も盛り上がらなかった試合となってしまった。
原作ではマルフォイが怪我をしたことにより、対スリザリンが対ハッフルパフに変わりました。ハウルが代役になったのでスリザリンとの試合になりました。