ハリー・ポッターと導く者 作:匿名希望 2
数ヶ月後
「ロン...大丈夫?あの犬は?」
ロンは先ほどハリー達と歩いていると大きな黒い犬に足を噛まれ、暴れ柳のなかに引きずりこまれたのだ。ハリー達が助けに中に入ると、中は広く階段や椅子などといった物が多く存在していた。階段の奥の部屋に入るとロンがいた。
「犬じゃない!あいつが犬なんだ...あいつは動物もどき<アニメーガス>なんだ!」
ハリーとハーマイオニーが振り向くと汚れきったモジャモジャの髪で血の気のない皮膚が骨に張り付いているようだった。男はシリウス・ブラック、最近世間を騒がせているアズカバンの脱獄囚だ。
「<エクスペリアムース> 武器よ去れ!」
ブラックのしわがれた声にハリーとハーマイオニーの杖がブラックの手に治まる。
「君なら助けにくると思った。君の父親も私のためにそうしたに違いない。」
ブラックが懐かしそうな顔をしてハリーを見る。
「お前が父さんを語るな!」
ハリーはブラックに飛びかかった。知っている人は知っているがハリーの両親の居場所を密告したのは当時ハリーの父親の友人のブラックだったのだ。ハリーはブラックを殴り倒し、自分の杖を奪いとりブラックの喉に突き立てた。ハーマイオニーがブラックの手からハーマイオニーとロンの杖を取り返した。
「私を殺すのか?ハリー。」
ブラックはつぶやいた。
「お前が父さんと母さんをヴォルデモートに売っんだ!」
ハリーが大声を出した。
「シリウス...なんて様だ。<イクスペリアムース> 武器よ去れ!」
ハリー達の杖は三つとも奪われた。
「なんで⁉ ハウル!」
そこにいたのはハリーの友人のハウル・グレンストだった。
「やっと分かったろ⁉あいつはスリザリンなんだ!」
普段からハウルをスリザリンというだけで毛嫌いしているロンが叫んだ。
「...ハリー。シリウスから離れろ。お前を攻撃したくない。」
するとハリーは生まれて始めてハウルを憎しみを持った目で睨んだ。だが自分達の武器は奪われた。ハリーはゆっくりとシリウスから離れた。
「すまないな。君のおかげだ...これでやっとあいつを殺せる。」
ハウルの差し伸ばした手を掴みブラックはニヤッと笑った。
「ルーピン教諭。あなたも出てくるといい。」
するとドアからルーピンが現れた。ハリー達は安堵した先生が助けにきてくれたのだ。
「シリウス。あいつはどこだ?」
ルーピンの質問にハリー達は理解出来なかった。
「あぁここにいる。久しぶりだ。我が友よ」
ブラックとルーピンは抱きしめあった。その様子にハーマイオニーは理解した。
「ルーピン先生!貴方はブラック達とグルだったんですか⁉ ハウルも⁉私達友達じゃないの!」
ハーマイオニーは叫んだ。やかましいな。
「落ち着け、ハーマイオニー。今にわかる。」
「その通りだ。説明させてくれ。」
俺の言葉にルーピンも同意する。
「こいつは狼人間よ!ハリー騙されないで!」
ハーマイオニーがハウル達の説明を聞くまでもないというように叫んだ。
「いつごろから気づいていたのかね?」
すると、ハーマイオニーがスネイプの授業で教わった事、病気で休む日が決まって満月だという事をいう。
「君はわたしが今まで出会った君と同年齢の魔女の誰よりも賢いね。」
ルーピンがハーマイオニーを褒める。
「そんな事はどうでもいい。ハウルがこいつを手引きしたんだな!」
ハリーはブラックとルーピンが久しぶりに会った様子を見て俺が手引きしたと判断したらしい。
「あぁ手引きしたのは俺だ。だが理由がある。」