ハリー・ポッターと導く者 作:匿名希望 2
「まぁシリウス、ルーピン教諭。説明してくれ。」
俺の言葉を聞き、二人は説明を始めた。シリウスがマグル達を大量虐殺したというのは間違いで真犯人はシリウスが殺したというピーター・ペティグリューでシリウスをハメたのだ。ヴォルデモートに密告した件もペティグリューの仕業だという事を話した。
「じゃあなんでハウルはお前についているんだ!」
ハリーが大声で尋ねる。
「<ハウス!>」
すると移動キーとなっている俺の地図が俺の手元にやってくる。
「こいつをみろ。」
すると今はルーピンに渡してある「忍びの地図」によく似ている。
「これを作ったのはシリウスとルーピン教諭達だ。そして俺の母上が真似て作り、俺が貰った。」
すると突然ハーマイオニーが気づいた。
「なんでここにピーター・ペティグリューの名前があるのよ!」
その声を聞いたのか、ロンのポケットからネズミが逃げだそうとした。俺は浮遊呪文でネズミを浮かせた。
「このネズミがシリウスと同じ動物もどき<アニメーガス>だからだ。」
「そんなわけがあるか!ただのネズミだ。」
「まぁそれは後でいい。俺は父上はシリウスが犯人だと断定するのに納得してない様子だったし、俺の地図にペティグリューの名前が載っている事は前から知っていた。だから俺は犬になってホグワーツに潜伏していたシリウスと接触し、冤罪という確証を得た。そして俺はシリウスに地図を貸し、ペティグリューを捕らえるために力を貸した。それだけだ。」
俺は経緯を全て説明したが、あまり理解していないようだ。
「仮にブラックが冤罪だとしても、スキャバーズがペティグリューだという証拠は無い!お前は僕達を騙そうとしているんだ!」
ロンが信じていない様子だった。俺がお前達を騙す理由は無いだろうが...
「まぁいい。<フィニート・インカーターテム>」
アニメーガスは変身術の最高峰の技術、杖を使わずに変身する魔法だ。だからこの呪文でも効果がある。俺が呪文をネズミにかけるとハゲていて太った小さな男が現れた。
「こいつがピーター・ペティグリュー。ハリーの両親の仇だ。」
ハリー達は信じられないというような顔をしている。親友のペットが小汚いおじさんだったのだ。
「やぁピーター。しばらくだったね。」
ルーピンがいつものように優しい口調で話しかけるが目が笑っていない。
「シッ、シリウス...。リっ、リーマス...なつかしの友よ...。」
俺からロンの杖を受け取って居たシリウスとルーピンはペティグリューに杖を向けた。
「積もる話もあるようだ。俺は立ち去るとしよう。」
「感謝する。ハウル...君は私の恩人だ。」
俺は無言でハーマイオニーに杖を返し、振り返らずに手を振りながら部屋を出た。俺は誰もいない階段でつぶやいた。
「スネイプ教諭。盗み聞きはよくありませんよ。」
「何を企んでる?」
誰もいないはずの階段から声が聞こえる。
「いいえ、何も。」
トロレーニーの予言の見返りを期待しておくか...。父上の話ではあいつは一度だけ本当に予言をしたということを聞いていたからな。
暴れ柳を出たハウルの顔は冷酷でどんな大男でも恐れるような顔をしていた。