ハリー・ポッターと導く者 作:匿名希望 2
「よぉ、この地図つかうか?ハリー。」
ハウルは地図を掲げる。
「いや、ペティグリューを逃がしたら大変だ。君が持っててくれ。」
ここにいるのはハリーである。ただし未来のハリーである。
***
30分前
ハウルは暴れ柳の中に入る前に地図に目が行っていた。
「あ?」
間違いない。何度みてもハリーとハーマイオニーが二人ずついるのだ。暴れ柳の中とあそこの茂みの中にいる。さっきハリー達が暴れ柳は中に入るのを見たから茂み方を確かめるか...。俺が茂みに近づくと二人が走り逃げている。
「<インペディメンタ> 妨害せよ。」
俺は二人に妨害呪文をかけて二人の時間を妨害し、動きをスローにする。確かに後ろ姿はハリーとハーマイオニーだな。ん?ヒッポグリフもいるな。
「お前ら、どうしてここにいる?さっき暴れ柳の中に入ったろ?」
確かにハリーとハーマイオニーだった。
「だから言ったじゃない!ハウルは地図を持ってたのよ!もう少し離れたところにいるべきだったのよ。」
「そんな事を言ってたらペティグリューの奴を逃がしてしまうじゃないか!」
二人が口論している。なぜこいつらは知っている?まだ何も話してないぞ。未来...見られてはマズイ...あれか!
「お前ら逆転時計<タイムターナー>を使ったな。なぜここにいる?」
逆転時計は危険なアイテムだ。時間を戻すことが出来る。だが未来を変えてしまうことも出来るため危険度がかなり大きい。
「...そうよ。私達はシリウスを助けなくちゃいけないの。」
「あとペティグリューを捕まえてシリウスの無実を証明するんだ。」
二人は観念したのか喋り始めた。さっきヒッポグリフのバックピークを助けてきたらしい。この後にルーピンが狼人間に変身した隙にペティグリューに逃げられ、その後、吸魂鬼に襲われシリウスが再び捕らえられてしまった。そこで時間を戻してバックピークとシリウスを救いに来たという...。
「これを知っているのは?」
「私達三人とダンブルドア。」
あの狸爺ならやりかねんな。
「分かった。お前らに付き合ってやる。俺は未来人じゃないから自由に動けるな。俺は暴れ柳に入った後にすぐ出てこよう。出られない状況もあり得るから地図を渡しておく」
俺は地図を渡し、暴れ柳の中に入った。
***
「ねぇ、その地図がいきなり消えたんだけど...。」
ハーマイオニーが失くしたと思っていたのか安心している。
「悪いな。これは移動キーにもなっているんだ。これが無かったらあのネズミがペティグリューだって納得しなかったからな。」
「ごめんなさい。」
過去の自分の代わりに謝った。
「まぁいい。それで吸魂鬼は俺がやろうか?」
ハリーは守護霊は使えるらしいがまだまだ未熟のようだ。俺がやるべきだな。
「いや、誰かが助けてくれたんだ。」
未来の俺かもしれないな。
「そうか、守護霊はみたか?」
未来の俺なら俺が行かなくてはならない。歴史を変えてしまう恐れがある。
「あぁ馬?みたいのだった。」
守護霊は動物のように姿を変える。その人によって動物は異なるから俺じゃない。
「そうか、俺は蛇だから違うな。ならばペティグリューは俺が捕らえよう。シリウスは任せる。」
「あぁ頑張れ。」
俺は茂みから出て柳のすぐそばに隠れていた。