ハリー・ポッターと導く者   作:匿名希望 2

74 / 156
潔白の証明 1

 

 

 

「よぉ、この地図つかうか?ハリー。」

 

ハウルは地図を掲げる。

 

「いや、ペティグリューを逃がしたら大変だ。君が持っててくれ。」

 

ここにいるのはハリーである。ただし未来のハリーである。

 

 

***

 

 

30分前

 

 

ハウルは暴れ柳の中に入る前に地図に目が行っていた。

 

「あ?」

 

間違いない。何度みてもハリーとハーマイオニーが二人ずついるのだ。暴れ柳の中とあそこの茂みの中にいる。さっきハリー達が暴れ柳は中に入るのを見たから茂み方を確かめるか...。俺が茂みに近づくと二人が走り逃げている。

 

「<インペディメンタ> 妨害せよ。」

 

俺は二人に妨害呪文をかけて二人の時間を妨害し、動きをスローにする。確かに後ろ姿はハリーとハーマイオニーだな。ん?ヒッポグリフもいるな。

 

「お前ら、どうしてここにいる?さっき暴れ柳の中に入ったろ?」

 

確かにハリーとハーマイオニーだった。

 

「だから言ったじゃない!ハウルは地図を持ってたのよ!もう少し離れたところにいるべきだったのよ。」

 

「そんな事を言ってたらペティグリューの奴を逃がしてしまうじゃないか!」

 

二人が口論している。なぜこいつらは知っている?まだ何も話してないぞ。未来...見られてはマズイ...あれか!

 

「お前ら逆転時計<タイムターナー>を使ったな。なぜここにいる?」

 

逆転時計は危険なアイテムだ。時間を戻すことが出来る。だが未来を変えてしまうことも出来るため危険度がかなり大きい。

 

「...そうよ。私達はシリウスを助けなくちゃいけないの。」

 

「あとペティグリューを捕まえてシリウスの無実を証明するんだ。」

 

二人は観念したのか喋り始めた。さっきヒッポグリフのバックピークを助けてきたらしい。この後にルーピンが狼人間に変身した隙にペティグリューに逃げられ、その後、吸魂鬼に襲われシリウスが再び捕らえられてしまった。そこで時間を戻してバックピークとシリウスを救いに来たという...。

 

「これを知っているのは?」

 

「私達三人とダンブルドア。」

 

あの狸爺ならやりかねんな。

 

「分かった。お前らに付き合ってやる。俺は未来人じゃないから自由に動けるな。俺は暴れ柳に入った後にすぐ出てこよう。出られない状況もあり得るから地図を渡しておく」

 

俺は地図を渡し、暴れ柳の中に入った。

 

 

 

***

 

 

「ねぇ、その地図がいきなり消えたんだけど...。」

 

ハーマイオニーが失くしたと思っていたのか安心している。

 

「悪いな。これは移動キーにもなっているんだ。これが無かったらあのネズミがペティグリューだって納得しなかったからな。」

 

「ごめんなさい。」

 

過去の自分の代わりに謝った。

 

「まぁいい。それで吸魂鬼は俺がやろうか?」

 

ハリーは守護霊は使えるらしいがまだまだ未熟のようだ。俺がやるべきだな。

 

「いや、誰かが助けてくれたんだ。」

 

未来の俺かもしれないな。

 

「そうか、守護霊はみたか?」

 

未来の俺なら俺が行かなくてはならない。歴史を変えてしまう恐れがある。

 

「あぁ馬?みたいのだった。」

 

守護霊は動物のように姿を変える。その人によって動物は異なるから俺じゃない。

 

「そうか、俺は蛇だから違うな。ならばペティグリューは俺が捕らえよう。シリウスは任せる。」

 

「あぁ頑張れ。」

 

俺は茂みから出て柳のすぐそばに隠れていた。

 

 

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。