ハリー・ポッターと導く者   作:匿名希望 2

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潔白の証明 2

こいつはアズカバンに、吸魂鬼に引き渡す。

 

これがどういうことなのか、わかるかい?

 

あなたが自由の身になる

 

そうだ、私は君の両親が私を君の後見人にした。...その...もし君が叔父さんと叔母さんとこのまま一緒に暮らしたいというなら、その気持はよくわかるつもりだ。しかし...まぁ...考えててくれないか。わたしの汚名が晴れたら...もし君が...別の家族がほしいと思うなら...。

 

えっ!あなたと暮らすの?ダーズリー一家と別れるの?

 

むっ、むろん君はそんなことは望まないだろうと思ったが...、よくわかるよ。ただ、もしかしたらわたしと、と思ってね。

 

とんでもない!もちろん今すぐターズリーのとこなんか出たいです!住む家はありますか?僕、いつ引っ越せますか⁉

 

そうしたいのかい?本気で⁉

 

えぇ本気です!

 

 

***

 

 

 

「そろそろ来るな。これで未来ハリーの言うとおりルーピン教諭が狼男に変身したら動くか...」

 

ハウルは地図を置き、杖を手にした。地図は後から回収すればいい。

 

ハリー達が暴れ柳から出てくると突然雲が晴れて満月になった。

 

「どうしましょう!あの薬を飲んでないわ!危険よ!」

 

ハーマイオニー(現在)がパニックになる。

 

「逃げろ!私に任せて逃げるんだ!」

 

狼男に変身し始めたルーピンを見て、ハリー達を逃がそうとする。ルーピンが唸り声をあげ、体が大きくなり、爪も伸び、全身から毛が生えだした。シリウスは犬に変身し、ルーピンに飛びかかるが頭を強く殴られ茂みの奥の斜面を転がり落ちていく。その隙にペティグリューがルーピンの落とした杖を拾おうとする。

 

「<ステューピファイ> 麻痺せよ!」

 

俺の失神呪文がペティグリューに当たり失神する。

 

「ハウル!」

 

ハリーが俺に気づく。

 

「先に行け、ルーピン教諭は俺が抑える。ハリーはシリウスを!」

 

足を怪我しているロンはハーマイオニーに連れられ避難し、ハリーは転げ落ちたシリウスを助けに行く。するとルーピン(狼男)が俺の腕を切り裂き、出血させる。

 

「チッ、<ステューピファイ>麻痺せよ!」

 

ルーピンを吹き飛ばし失神させる。俺は腕を治療したあと、失神しているペティグリューを縮小呪文で小さくしてから拘束呪文をかけ、空瓶の中に詰め込んだ。ハリー(未来)の元へ向かうか...。俺は地図を呼び、手にとった。

 

 

***

 

 

五分後

 

 

「やめろぉぉぉぉ。ハリーだけは!ハリーだけは!」

 

ハリー(現在)とシリウスは大量の吸魂鬼に囲まれて幸福を吸い取られているそんな時に俺は到着した。

 

「ハリー、ペティグリューは捕らえた。」

 

俺はハリー(未来)とハーマイオニー(未来)と再開した。(バックビークも)

 

「ハウル!あなた血が⁉ 」

 

さっきルーピンに傷を負わされた所を指差す。ローブから血が滲み出ている。

 

「問題ない、治した。そろそろ現れるのか?ハリーの父上が」

 

「うん、あの辺からもうすぐだ。」

 

ハリーの指差す所には誰も現れない。その間にもシリウスとハリー(現在)は吸魂鬼に襲われている。

 

「いやっ!あれは僕だ!<エクスペクト・パトローナム>」

 

ハリーは飛び出して守護霊を出そうとするが弱々しい青い光しかでない。

 

「ハリー!私も」

 

ハーマイオニーが加勢しようとするが俺が止めた。

 

「何するのよ!ハリーとシリウスが⁉ 」

 

ハーマイオニーは完全に冷静さを失っている。

 

「俺たちは何もしちゃいけないんだよ!未来が変わるかもしれない。」

 

ハーマイオニーはハッとするが杖をしまえずにいる。

 

「ハリー!ダーズリーの元から離れてシリウスと暮らすんだろ⁉ ハリー!お前がシリウスの無実を証明するんだ!」

 

ハーマイオニーを抑えながら俺が柄になく大声をあげる。

 

「<エクスペクト・パトローナム>守護霊、来たれ!」

 

決意が固まったハリーは杖からまばゆいほどの青い光をした牡鹿を出し、シリウスとハリー(現在)を取り囲んでいる大量の吸魂鬼達に突撃させ追い払う。これは見事だ

 

ハリーとシリウスから吸魂鬼は離れ、二人の顔色を取り戻していく様子が見えた。

 

「ハリー、私、信じられない。あの吸魂鬼を追い払うなんて...。」

 

ハーマイオニーが驚いた顔をする。さすがに俺でもあの数はキツいからな。

 

「僕、出来るって分かってたんだ。だってさっき一度出したわけだから...僕の言ってること変かな?」

 

二人は少し興奮している。すると俺の目に人影が見えた。

 

「おいっ、黙れ。スネイプ教諭だ。ここから離れるぞ。」

 

スネイプを見た俺たちは茂みから離れ距離をとる。

 

「これからシリウスを助けに牢をブチ破る。どこにある?」

 

「南塔の牢屋よ。でも三人はバックビークに乗れないわ。」

 

確かに三人じゃ厳しそうだ。うまくいくか分からないが...

 

「問題無い。」

 

俺は口笛を鋭く吹くとまもなく嬉しそうな顔をしたラートスが飛んできて俺の前に降りてきた。

 

「よし、ラートス、俺を乗せてくれるか?」

 

ラートスは嬉しそうに唸った。

 

 

***

 

 

俺たちはヒッポグリフの背に乗って南塔の牢屋に到着した。

 

「<レダクト>粉々。」

 

ハーマイオニーが牢屋の鍵を破壊する。

 

「どうやって?」

 

シリウスは驚いている。あと七分しかない。

 

「お前らは先に医務室に戻れ!時間がずれたらいけない。」

 

「「ありがとう」」

 

二人は医務室から時計を三時間巻き戻したため、三時間後にそこにいないといけないのだ。俺とシリウスは二人の背中を見送る。

 

「シリウス。おそらくお前の無実は証明出来ない。お前が犯人にされたということは犯人じゃない証拠が無かったということだ。いくらペティグリューが生きていたからといって無罪になる保証は無い。」

 

魔法省の信用問題に関わるから認めないかもな。

 

「ならば、私はどうすれば...。」

 

「バックビークに乗って逃げろ。それとこの両面鏡を持って安全な所で連絡するといい。これは父上と繋がる。父上はあなたを有罪とは考えてないから瓶に入ったペティグリューを見せれば匿ってくれるはずだ。あとこの杖を持っていけ。」

 

俺は両面鏡と予備の杖をシリウスに渡す。

 

「すまない。私は君に貸しが幾つもできてしまった。いつか必ず借りは返す。」

 

シリウスは真剣な眼差しで俺を見る。

 

「じゃあまず一つとしてラートスも連れていってくれ。」

 

ラートスが俺の言葉を理解したのか、俺の頬に頭をスリスリさせる

 

「わかった。」

 

シリウスはバックビークに乗り飛び去って行き、またラートスもシリウスについて行った。

 

...あとで学校に匿名で3000ガリオン寄付しておこう...。

 

 

 




結局、シリウスは逃亡犯として処理されましたが、ガリムがかんばって動いています。

次回からゴブレット編です。僕が一番やりたかったことがついに始まります。
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