ハリー・ポッターと導く者   作:匿名希望 2

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第五章 炎のゴブレット
客人と炎のゴブレット


 

 

汽車の中

 

 

「今年じゃない!」

 

コンパーメントの中でパンジーが叫んだ。アレか?

 

「あぁ今年だな。ハウルが出場出来ないのは本当に惜しい。」

 

年齢制限あるからな。

 

「兄上。何かあるのですか?」

 

キースはこの一年で大きく成長した。身長も伸び、魔法の力量も増した。俺がキースを認めたため、兄様から兄上に変わった。

 

「三大魔法学校対抗試合だ。四年に一度だから俺はもう出れない」

 

すると楽しそうだったドラコとパンジーの顔色が驚いた顔に変わる。年齢制限があるのは自分で話してただろ?何でだ?

 

「キース⁉君は大人になったな。兄様から兄上に!」

 

ドラコが突然立ち上がる。そっちか...話してなかったな。

 

「そうよ!姉様...いえ姉上嬉しいわ!」

 

パンジーも立ち上がる。すでに二人はキースを弟のように思っているらしい。

 

「俺がキースの魔法の腕を認めた。そしたら俺の呼び方をかえたんだ。何かのけじめだったんじゃないか?」

 

俺がそう説明するとドラコとパンジーが涙を流している。感動しているのか?キースを褒めちぎっている。

 

「そういえば、貴方の今年のクリスマス・プレゼント。手抜きでしょ?」

 

するとパンジーがポケットから1ガリオンの金貨を取り出す。

 

「あぁ全くだ!去年は手を抜いてたから今年は期待してたんだがな。まさか移動キーとはね。」

 

去年はリドルのために動いていたから時間が取れなかったのだ。それに一年目に凝った物を造り過ぎてしまった。

 

「お前ら...それを作るのは意外と面倒だったんだぞ。それを作るには魔法省の厳しい審査があるし、それがバレないようにガリオン金貨にしたんだ。今度は偽金を造る許可もいる。俺が書類をどれだけ書いて送ったかお前らわかるか?」

 

俺はガリオン金貨を複製し、移動キーにしたのだ。「ハウス!」と唱えればそれぞれの家に移動する仕組みにしておいた。

 

「「ごめんなさい。」」

 

二人が謝る。こんな物にそんなに苦労して造られる物だと思われなかったらしい。

 

「まぁいい。間違って使うなよ。偽金だからな。」

 

 

***

 

 

組み分け後

 

 

「今年は寮対抗クィディッチ試合は今年は取りやめじゃ。これを知らせるのはわしの辛い役目でもある。」

 

その声に生徒達は落胆し、ドラコは肘で俺をこづく。俺はクィディッチなんてどうでもいいんだよ。

 

「だが今年は大きなイベントがある!その知らせの前に新しい<闇の魔術に対する防衛術>の先生を紹介しよう。」

 

すると奥から長い杖をつくカツンカツンという音をだしながら皆の前に現れた。顔は大きな傷跡に覆われ、口には斜めに切り裂かれたような大きな傷口がある。目は義眼で上下左右に自由に動いている。生徒達は男の不気味な容姿に静まり返る。

 

「ハウル。あいつが誰だか分かるか?」

 

ドラコが俺に話しかける。

 

「<マッド・アイ>ムーディ。かつて父上と並んだ強力な闇祓いにして一時期俺に闇の魔術を教えた男だ。」

 

俺の答えにドラコがムーディを見つめる。するとムーディの義眼が俺を捉えたような気がした。

 

「アラスター・ムーディ先生じゃ。皆は先生の言うことをよく聞くように...先ほども言いかけたが誠に心踊るイベントは三大魔法学校対抗試合<トライウィザード・トーナメント>を行う!」

 

すると生徒達から歓声が起こるがマクゴナガルの大きな咳払いで静まり返る。

 

「それでは客人をお呼びしよう。ダームストラングの逞しき男達!」

 

すると扉が開きダームストラングの男達が中に迎えいれられる。皆が分厚いコートを着ているからか皆の体格がよく見える。男達が道を作り中を校長らしき人物と青年が通る。

 

「おい!ハウル!あいつクラムだ。ビクトール・クラムだ!」

 

ドラコが大はしゃぎをしている。あいつは誰だ?

 

すると、ダームストラングの生徒達はスリザリンの生徒の机に座った。

 

「それでは紹介しよう。ボーバトンの美しき女性達!」

 

すると奥からハグリッドクラスに背の高い校長らしき人物に率いられて青い制服をきた女性達が中に入ってくる。

 

「あの人凄い美人だな!ハウル見えるか?」

 

ドラコが校長の横にいる女性を指差す。

 

「ドラコ...あれは俺の母上だ。」

 

ドラコは驚いた顔をして空いた口がふさがらず俺と母上を見比べ、似ていることに納得したのか大人しくなる。

 

「それでは客人も席についた所なので説明をするとしよう。今年も十七才以上の生徒のみ認めることとする。」

 

そのルールに生徒達は本の少しため息をつく。

 

「それでは挨拶をしてもらうとしよう。国際魔法協力部部長、バーティ・クラウチ氏じゃ。」

 

その声にちょび髭を生やした人の良さそうな男性が現れる。

 

「課題は三つある。間をおいて行われ、代表選手はあらゆる角度から試される。魔力の卓越性、果敢な勇気、論理・推理力。そして言うまでもなく、危険に対処する能力などだ。選手達は課題の一つ一つを巧みにこなすかで採点され、三つの課題の総合点が最も高い者が優勝杯を獲得する。代表選手を選ぶのは公平なる選者...」

 

するとクラウチの後ろに青白い炎が溢れる盃が運ばれた。

 

「炎のゴブレットだ!」

 

ダームストラングもボーバトンも含めて皆が歓声をあげる。ダームストラングは身を乗り出し雄叫びをあげ、ボーバトンは品よく拍手をしている。

 

「代表選手に名乗りをあげたい者は者はゴブレットに羊皮紙に名前と所属校名をはっきり書き炎に投入することだ。だが軽々しく名をいれてはならん。ゴブレットに代表選手と選ばれし者は最後まで試合を戦いぬく義務がある。また十七歳に満たない者はダンブルドア氏に<年齢線>を引いて貰うから中に投入出来ない。覚えておくがいい。我と思わん者は自由に近づくがよい。炎のゴブレットは貴殿らを認めるやもしれん。」

 

クラウチ氏の話が終わると食事の用意がされた。

 

「なぁハウル。やっぱり君が選手になるべきだ。」

 

ドラコがローストビーフを食べながらはなしかける。

 

「そもそも年齢制限がなくても俺は出ない。興味ないからな。」

 

そもそも俺にメリットは無い。副金として1000ガリオンが与えられるらしいがそんなはした金に用は無い。

 

「ハハッ、君らしいよ。」

 

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