ハリー・ポッターと導く者 作:匿名希望 2
「なぁ誰が選手になると思う?やっぱりダームストラングはクラムだよな。」
ドラコが俺に話しかける。ここは炎のゴブレットが置いてあるそこに俺たちはたむろしていた。
「クラムとやらは誰だ?有名人なのか?」
俺の言葉にドラコ達は驚き俺を見つめる。
「君はクラムを知らないのか⁉ あの世界最高クラスのシーカーだぞ。」
「いくらクィディッチに興味ないからって知らないのはおかしいわよ。」
ドラコだけでなく、ダフネまで大声を出す。
「そうか...俺はクィディッチなんて興味ないから聞いたことないな。お目当てのクラムも見たことだし、そろそろ帰らないか?」
こんな所で見物しても得られる物は何もない。
「あぁそれもそうだな。帰りながら話そう。」
***
「それでクラムは<挨拶もくれないなんて寂しいじゃない。>
俺は誰かに後ろから抱きしめられた。フランス語だな。ドラコ達は言葉を理解できずにポカンとしている。
<母上。お久しぶりですね。何かと所用があったので、そろそろ離してくれませんか?皆が説明を求めています。>
母上はようやくドラコ達の視線に気がつく。
「あら?ごめんなさいね。ハウルの母親のマリアです。ダフネちゃん。久しぶり。」
マリアは英語でドラコ達に話しかける。
「お久しぶりです。お義母さん。」
ダフネが母上に挨拶をする。
「母上。今ボーバトン生を見学でもしてたのですか?」
俺は後ろにズラリと並んだ女子達を見る。皆が俺に注目している。少し英語を理解しているのか?
「そうよ。私はホグワーツ生だったからマクシームに頼まれたの。」
確かマクシームはボーバトンの校長だったな。
「おやマリア。ここにおったのか?悪いが教師の皆集まて確認したいことがあるんじゃ。来てくれんかの?」
ダンブルドアが現れ話しかける。
「私はこれから生徒達を見学させなきゃいけないんですよ。後からでいいですか?」
確かにこのままダンブルドアに付いていって生徒を放置するのはよくない。
「ならばハウルに任せてみるのはいかがかな?先ほどの見事なフランス語を持ってすれば簡単じゃろ?」
ダンブルドアがこちらを見つめてニコニコしている。
「は?」
何で俺がそんなことをしなく「いい案ですね!<はーい。みんな〜今から私の代わりに息子が道案内してくれるわよ〜>」
母上が俺の思考を遮り勝手に納得し、振り向いてボーバトンの生徒達に自分の代わりにハウルが道案内をすると言ってしまった。もういいか...
「任せたわよ。ハウル。」
するとニコニコしながらダンブルドアについていく。
「...お前達。先に帰っててくれ。」
「「「ドンマイ」」」
皆は俺をおいて談話室に帰る。
<あ〜じゃ<あなたがマリアの息子なの?凄いイケメンね。>
ボーバトンの一人の女子生徒の声を皮切りに皆の疑問が爆発した。
<そうよ!マリーの遺伝子よ。きっと凄く優秀よ。>
<もしかして選手に立候補したりする?私、貴方を応援するわ!>
すると、ハウルは気づいたらボーバトン生に囲まれ質問攻めにあいはじめる。
<あ〜質問は一つずつ答える。マリアは俺の母だ。俺は十四歳だから選手になれない。>
<うっそ〜十四歳なの⁉十七歳かと思ったわ>
皆が俺を十七歳と思っていたのか皆が頷く。
<マリアの息子さんが困ってるわよ>
シルバーブロンドの髪をした美女が騒がしい皆を抑える。
<ありがとうございます。あっ、自己紹介はしてませんでしたね。ハウル・グレンストです。それでは向かいましょう>
ハウルがボーバトン生を率いて校内を案内していると先ほどのシルバーブロンドの美女が話しかけてきた。
「さっきは大へーんでしーたね。あなーたはわたーしと同じくらい容姿がととのーってます。」
英語を完全に習得してないのか訛りがひどく目立つ
「さっきはありがとうございます。英語お上手ですね。自分の容姿に自信を持つのは良いことですが貴方ほど美しい女性には品のある言葉が相応しいですよ。」
ナルシストでいえば二年前のクソ教師を思い出してしまう。
「わたーしにそこまで言える男のひーとは初めーてです。気に入りましーた。フラーです。フラー・デラクール。」
少し頬を赤くしている。自分の美しさに酔わない男に慣れてないのか?
「あぁよろしくフラー。俺もハウルって呼んでくれ。」
後にホグワーツでは噂になった。一日でハウルがボーバトンの生徒を落としたと...
フラーの口調が死ぬほど難しい...