ハリー・ポッターと導く者   作:匿名希望 2

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すれ違い 2

 

 

ハウルside

 

 

ダフネは多分談話室に向かっているはず、誰かに頼んでいれ...

 

「こらこら、ハウル。廊下は走っちゃいかん。それとは別に少しいいかの?」

 

ダンブルドアがいつものように優しく笑っている。

 

「すみませんが、急いでます。後でいいですか?」

 

俺はイライラしていたのでキツい口調で断る。

 

「すまんが、それは譲れんの...。君次第では早く終わろう。」

 

ダンブルドアはジッと俺を見つめている。これは引いてくれないな

 

「わかりました。なるべく早くしてください。」

 

俺はダンブルドアに連れられて校長室に連れていかれた。

 

 

***

 

 

ダフネside

 

 

やっちゃった...。ハウルが私に嘘なんかつくわけないのに...。ハウルを信じてあげられなかった...

 

「あら?ダフネちゃんじゃない。どうしたの?」

 

いつものようにニコニコしているマリアがダフネの前に現れた。マリアは今のダフネにとって一番会いたくない人だった。

 

「いえ、なんでもありません。」

 

ダフネはいつも通り笑い、義母であるマリアの元を去ろうとした。

 

「嘘ね...。そしてハウル関係...」

 

言い当てられダフネは目を見開く

 

「まぁ少しお話しましょう?確かこの部屋は使われてないみたいだからここを使おうかしら...。」

 

マリアはダフネの背中を優しく押して部屋の中に入った。マリアのニコニコした顔にダフネは心を許し、先程の出来事と悩んでいた事を話した。

 

「ふんふん、つまりダフネちゃんはハウルに隠し事をして欲しくない...。そしてハウルに比べて容姿に自信がないと...。」

 

ダフネはハウルと共に掲げる夢と必要の部屋の事以外を話しきった。

 

「はい。私はこれからどうすればいいんでしょうか?」

 

今回は自分が全て悪い。ハウルの事を信用できず、自分の悩みが溜まり、全てハウルにぶつけてしまった...。このままフラれてもおかしくはない。

 

「ダフネちゃん。貴方はまだ恋愛なんて分かってないのよ。隠し事は誰にでもある事だし、私もガリムに言えないような事ぐらいあるわよ。...でもねハウルは理由の無い嘘なんか絶対につかない。...それにダフネちゃんは自分に自信がないのよね。でもハウルは貴方といると凄く楽しそうなのよ。それに貴方が居ない時はいつも寂しそうなの!またこの顔が可愛くてね〜。あっ、これはハウルには内緒よ。」

 

「フフフッ。」

 

ダフネは今まで悩んでいた事が全て吹き飛んだ。ハウルは自分にとって誰よりも大切な存在だ。また自分の存在もハウルにとって誰よりも大切だった事に気づいたのだ

 

「お義母さん。ありがとうございます!スッキリしました。」

 

ダフネは清々しい気持ちだった。やっと心からハウルと向き合える気がする。ダフネは走り出した。ハウルを探すために...。

 

 

 

***

 

 

二十分後

 

 

校舎の角を曲がるとベンチに座るハウルが見えた。

 

「あっ!ハウ......。」

 

ダフネは見てしまった。目の前のベンチに座るハウル、そしてその隣に自分に比べて遥かに美人なボーバートン生、フラー・デクラールが楽しそうに話しているのだ。自分といる時よりもずっと楽しそうだ...。

 

「あっ!ダフネ!この対抗試合ってダンスパーティがあるらしいんだ。もちろん一緒に行こう。」

 

ベンチから立ちあがったハウルがダフネに気がつき話しかける。

 

「.....ない。」

 

ダフネは下をむいてつぶやいた。

 

「えっ?」

 

「私は貴方となんか絶対に行かない‼‼」

 

そういうとダフネは後ろをむいて走りだした。

 

 

 

***

 

 

十五分前

 

 

ハウルside

 

 

「意外と時間がかかってしまった。まずは女子寮に向かうか...」

 

ハウルは談話室に向かう途中にハーマイオニーと会った。

 

「ハーマイオニー!ダフネ見てないか?」

 

本を脇に抱えていたハーマイオニーが俺に気付く。

 

「さっき上の階で見かけたわよ」

 

ハーマイオニーが階段を指差す。

 

「ありがとう。」

 

ハウルは階段を一段飛ばしで進み、ダフネとマリアのいた部屋に気づかずに通りすぎてしまった。

 

「いないな。やっぱり談話室に戻ってみるか...。」

 

 

スリザリン談話室前

 

 

「ドラコ!パンジー!ダフネ見てないか?」

 

俺は談話室の前で二人に出くわした。特にパンジーはダフネのルームメイトだ。

 

「見てないな。」

 

「部屋にはいなかったわよ。」

 

「ありがとう。ダフネが帰ってきたら教えてくれ。」

 

俺は振り返り学校のありとあらゆる所を探したが見つからなかった

 

「ハァハァ、ダフネ...どこにいるんだ...」

 

俺はベンチに座り絶望していた。

 

<あら?ハウル。どうしたの?顔色悪いわよ...>

 

フラーが話しかけてきた。他にいた二人を先に行かせベンチに座る

 

<何かあったの?相談くらいのるわよ。>

 

俺はダフネの事を話した。もちろん俺とダフネの夢や必要の部屋の事以外を相談した。

 

<機嫌を直してあげるべきだわ。貴方はダフネの事大好きなんでしょ?対抗試合の合間にダンスパーティがあって異性のパートナーを連れなきゃいけないの。絶対に誘いなさい。>

 

俺はフラーにダフネがどう思っているかを尋ね、どうすべきかを相談していた。

 

<分かった誘ってみるよ。ありがとう。>

 

<いいのよ。それぐらい...それにしても彼女さんはどんな人なの?私そういうのに疎いの。女子校だからそういう経験ないし...>

 

フラーには相談にのってもらったし、話してもいいだろう。

 

<あいつはからかうとすぐに顔が真っ赤になる。だけど凄く嫉妬するんだ。友達から冷酷姫って呼ばれてる>

 

<冷酷姫?どんな感じなの?>

 

<俺の友達のドラコが初めて会った日なんだけど〜

 

 

***

 

 

<フフフッ、貴方そんな子を飼い慣らしたの?結構やり手ね。>

 

<フフッ、その表現はドラコからもされたよ?>

 

すると建物の角にダフネの姿を見た。

 

「あっ!ダフネ!この対抗試合ってダンスパーティがあるらしいんだ。もちろん一緒に行こう。」

 

俺はベンチから立ちあがり、ダフネをダンスパーティに誘う。

 

「.....ない。」

 

ダフネは下をむいてつぶやいた。

 

「えっ?」

 

「私は貴方となんか絶対に行かない‼‼」

 

そういうとダフネは後ろをむいて走りだした。

 

「...うぅ、フラー...俺...ダフネに嫌われちゃったのかな?」

 

ハウルは涙を流してフラーを見つめる。

 

<ちっ、違うわよ!多分今機嫌が悪いのよ!ちょっ。泣かないでよ!私が泣かせたみたいじゃない!>

 

 

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