ハリー・ポッターと導く者   作:匿名希望 2

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課題後

 

一ヶ月後

 

 

「ねぇキース。貴方あんなお兄さん見たことある?」

 

必要の部屋で指差されたハウルは壁に向かって体操座りし、二時間ピクリとも動かなかった。

 

「いいえ、あんな兄上みたことがありません。私も戸惑ってます。」

 

弟も完璧で崇拝に値する兄の落ち込んだ姿を見るのは初めてだった。

 

 

***

 

 

一つ目の試練後

 

 

<貴方!めちゃくちゃ凄いじゃない!貴方に彼女がいなかったら確実に私は惚れてるわよ!>

 

ハウルが控え室に戻るなり、フラーはハウルの肩を掴み、興奮していた。自分ですらドラゴンとの戦闘を避け、苦労して卵を奪ったのに三歳年下のハウルは正面からドラゴンをいとも簡単に叩き潰したのだ。彼の才能はここまで素晴らしいとは微塵も思ってなかった。フラーは彼女に癇癪を起こされ戸惑い、自分に泣きついてくる可愛い後輩のようにしか思ってなかったのだ。

 

<これでダフネと仲直りできるんだよな?久しぶりに本気を出した。」

 

ハウルは若干逆らったがフラーのアドバイスを忠実に聞きいれた。フラーはハウルの事を完全に気に入り頭を撫で撫でしていた。すると予想通りのサラサラな髪であることを発見し、なかなか手を離してくれなかった。

 

<フラー?そろそろいいんじゃない?>

 

背伸びをして自分の頭を撫でているフラーをやめさせようとする。

 

<もう少しだけ。こんなにサラサラだったの?驚いたわ>

 

フラーは完全にハウルの事を弟のように扱い始めた。

 

「あ〜そろそろいいかな?二つ目の試練の説明をしたいのだが...。」

 

クラウチが他の代表選手と共にこちらの様子を見ている。

 

「すみませーんでした。」

 

「申し訳ありません。」

 

俺と少し恥ずかしそうなフラーは小走りでクラウチ達の元へ向かった。

 

「全員よくやった!第二の課題まで十分な休みを与える。それまでの間に諸君らが持っている金の卵の中にあるヒントを解くんだ!それが第二の課題を教えてくれる。それでは解散!」

 

クラウチは説明を終えると帰ろうとしているハウルの方にやってきた。

 

「ハウル君、少しいいかな?」

 

人当たりのいい笑みを浮かべるクラウチが説明を終えた後ハウルを呼びとめた。

 

「えぇ。」

 

俺とクラウチは控え室の裏に向かった。

 

「君の才能は末恐ろしい程見事だ!私は君がホグワーツを卒業したら、是非とも魔法省に入ってもらいたい!」

 

クラウチもフラー同様興奮している。だがハウルには魔法省に入る気なんてさらさらない。

 

「申し訳ありませんが私は夢がありますので...。」

 

この俺が魔法省なんかに勤めるわけが無いだろ?

 

「そうか...実に残念だ。だが今後の試練も君に期待しているよ。私は君のファンになってしまったようだ。それは置いておいて...君がドラゴンにとどめを刺した呪文は何かね?教師陣も知らないようだった。」

 

残念そうな顔をしたが、すぐに顔が明るくなる。少し誤魔化しておくか...。変に感づかれるのは面倒だ

 

「あれは私が開発した呪文で<内部破壊の呪文>と名付けました。以前私が盾の呪文を通り抜けて攻撃できる呪文を探したのですが、見つからなかったので開発しました。盾の呪文は通り抜けませんし、覚えるのは難しいですが、なかなか使える呪文なのでオススメしますよ。例えば壁に隠れた敵を攻撃する時とかに...。」

 

まぁこんな感じでいいだろう。これで俺がドラゴンの存在を知っていたと考えることは無いだろう。

 

「おぉ!やはり君の才能は私達の想像を遥かに超える!その呪文は私も覚えてみるとしよう。それでは行かせてもらうよ。私は君と出会えてよかった。」

 

クラウチは微笑みながら去って行った。俺も早くダフネの元に行きたい。

 

 

***

 

 

「バーティ。ハウルは何と言っておった?」

 

笑みを浮かべていないダンブルドアが興奮しているクラウチに尋ねた。

 

「あぁ!彼は素晴らしい!あの呪文は開発してたものらしい。私は心から彼を尊敬している!」

 

クラウチはハウルへの興奮を抑えきれずベラベラとしゃべる。

 

「そうかの?わしは彼の才能が恐ろしい。彼が人前で本気を出したのは初めてじゃろう...。」

 

ダンブルドアはハウルの底しれない力と才能を恐れていた。彼が第二のヴォルデモートとなるかもしれない。それか彼以上の脅威となっても全くおかしくない。

 

「でもどうして私に聞きにいかせたんだ?」

 

ダンブルドアはクラウチに聞きにいくように頼んでいたのだ。

 

「わしは<ハウル達>に警戒されておっての...。」

 

 

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