ハリー・ポッターと導く者 作:匿名希望 2
談話室
「君は最高だよ!ドラゴンを始末するなんて!」
ドラコが興奮している。
「そうよ!しかも満点よ!私は彼と同じ寮生である事を誇りに思うわ!」
スリザリンの六年生が大声をあげる。するとスリザリン生が歓声をあげ始め、やがてクラッブとゴイルが俺を持ち上げる。
『ハウル!ハウル!ハウル!ハウル!ハウル!ハウル!ハウル!ハウル!ハウル!』
スリザリン生の皆が俺を祝福している。スネイプも壁にもたれかかって腕を組み、嬉しそうな顔をしている。俺がハリーのトップをゆるさなかったからだろう。するとダフネが一人で談話室を出ていくのが見えた。
「ダフネ!話がある!」
俺の大きな声に皆は静まりかえり、俺とダフネの顔を見ている。ダフネは背を向けて一瞬立ち止まったが談話室を走って出ていった。
「おっ、おいみんな!ハウルも疲れてるんだ!今日は静かにしてようじゃないか!」
気をきかせたドラコの声によって皆はそれぞれの部屋へ戻っていった。
「悪いなドラコ。」
「気にするな。ダフネは戻りづらいだけだろ。」
そういうと俺たちの部屋とは違う方向へ行った。今夜は一人にしてくれるようだ。
***
12月23日
「おいダフネ!無視しないでくれよ。俺とダンスパーティに行ってくれ!」
俺から逃げるように廊下を一人で歩くダフネの肩を掴んで話しかける。
「何度も言わせないでくれる?私は貴方とだけは絶対に行かない。」
そういうと俺の手を払い去っていった。俺はドラゴンを倒した次の日からずっとダフネにダンスパーティのパートナーになってくれるように頼んでいた。ホグワーツやボーバートンの女子達から沢山のお誘いがあったが、全て断った。俺はダフネ以外と行く気なんてさらさらなかった。
***
<貴方、今日も断られたの?貴方みたいな男の誘いを断るなんてあり得ないわよ。他の人と行こうとは思わないの?>
俺はいつものようにフラーに相談していた。
<あぁ行かない。俺はダフネがいいんだ。>
<でも、代表選手はパートナーが必要なのよ。>
<え?なんで?参加しなきゃいい。>
俺はダフネと行けないなら参加する気なんてない。
<貴方知らないの?ダンスパーティには代表選手は伝統だからって絶対に参加しなきゃいけないし、始めに代表選手が踊るのよ!>
<はぁ〜⁉ 聞いてないし!えっ、え?いつ言われた?>
<マクシーム校長からよ。全員に話してあると思ってたんだけど...>
ヤバい、代表選手で俺だけ一人で踊るのか...
<ごめんフラー。ちょっと聞いてくる>
<ちょっ!どこ行くのよ!>
ハウルはフラーをおいて全力疾走した。
***
魔法薬学室
「スネイプ教諭!代表選手はダンスパーティに参加しなくちゃいけないんですか?」
俺は部屋の奥にいるスネイプの元を尋ねた。
「さようだ。聞いてなかったのか?我輩は校長が話してあると思ったのだが...。」
少し驚いた顔をするが冷静に対処された。
「そうですか!それでは失礼します!」
俺は校長室へ向かう途中にダンブルドアと出くわした。
「こらこら、廊下は走っちゃいかんと話さなかったかの?」
いつものように優しく微笑んでいる。
「校長...。代表選手はダンスパーティに強制参加なんですか?」
違うと言ってくれぇ〜‼‼
「そうじゃよ。セブルスが話してなかったのかの?」
終わった......。
ハウル・グレンスト...ダンスパーティまであと二日。