ハリー・ポッターと導く者 作:匿名希望 2
12月24日
「ダフネ!待ってくれ!」
俺は朝食後にダフネを捕まえることに成功した。
「なに?まだ私に用があるの?」
振り向いたダフネが俺を睨みつける。
「ダフネ。もう誘うのはもうこれで最後にする。お願いだ。俺とダンスパーティに行ってくれ。」
俺は膝を片方つけ右手を差し伸べる。
「無理よ。私はもうパートナーが出来たの。」
そういうと脇目も触れずに去っていった。
***
<ねぇフラー...。両足折ったら参加しなくていいかな...>
もう俺は自暴自棄だった。
<ちょっ、ダメよ!現実を見なくちゃ!>
俺の両足を折る宣言にフラーは俺をやめさせようとする。
<一人で踊るなんてカッコ悪い姿をダフネに見せたら完全に嫌われる...。いや...もう嫌われてる。>
するとハウルは杖を取り出し、自分の足に向ける。
<ダメよ!絶対にダメ!パートナーがいればいいんでしょう?>
フラーが俺に覆い被さるように抑える。フラーの言葉に俺の動きは止まる。
<だって、ダンスパーティは明日だし、ダフネにはもう誘わないって約束したし、でも参加しなきゃいけない...>
もう両足を折るしかない...
<偶然にも私もパートナーがいないのよ。>
え?確かレイブンクローのロジャー・デイビースと行くはずだったはず...。
<なんかデイビースが今日になって腰がひけてきたのか私と行くのを断りやがったのよ。だから可哀想な貴方と行ってあげる。これならダフネを誘わなくていいし、嫌われないでしょ?>
フラーが天使のような微笑みで俺を見つめている。
<フラーぁ!>
俺は泣きながらフラーに抱きついた。
<ほらほら泣かないの。その代わり私の事を彼女のようにエスコートするのよ。>
フラーが少し頬を赤くしながら、ハウルの頬に触れている。
<フラーぁ!...この借りは絶対に返す!本当にありがとう!>
俺は泣きながらフラーを抱きしめる。
<いいのよ。私を「彼女」のようにエスコートすればいいの。>
フラーは頬を微かに赤く染め、「彼女」を強調したため、ダフネの顔が浮かんだがフラーの優しさに感動しているハウルは素直に従おうと決めた。
***
次の日
談話室
「ハウル...。君には隠し事はしたくないし、僕の事を殴っても構わない。」
ダンスパーティ用の服に着替えている時にドラコが真剣そうな顔をする。
「...ダフネを誘ったんだろ?」
ドラコは目を見開くが申し訳なさそうに下をうつむく。
「あぁ...。」
ドラコが聞き取れるか取れない声でつぶやいた。
「何も言うな。ダフネのためだろ?俺の誘いを断り続けるダフネはパーティに参加しなくても構わない。でも俺は代表選手...絶対参加だ。パートナーは必ず連れなくてはいけない。ダフネは俺が自分以外の女を連れているのに自分は一人だったら悲しいなんてもんじゃない。」
俺の言葉にドラコは下唇を噛んで涙を堪えている。
「ありがとうドラコ...。俺たちのために憎まれ役を引き受けてくれたんだな。」
俺はドラコを抱きしめた。するとドラコは大声で泣き出した。
ドラコ...俺はお前も守る。
いや〜書いてる僕もフラーとドラコの事が好きになっちゃいました。