ハリー・ポッターと導く者   作:匿名希望 2

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ダンスパーティ 3

 

 

ある男がダンスパーティへ向かうために移動していた。背中まで伸びた美しい金髪だが何かが足りなかった。歩き方や立ち振る舞いも上品で品がある。容姿も背が高く誰もが見惚れるような美しい顔をしていた。服は高級そうでシンプルな黒のスーツだった。彼は「彼女」を探していた。すると後ろから名前を呼ばれた。振り向くとシルバーグレー のドレスを着た美しい女性だった。シルバーゴールドの長く美しい髪、男と同様大変美しい容姿をしていた。

 

<相変わらず美しいよ。フラー...君とダンスパーティに参加できる事を誇らしく思う。>

 

フラーと呼ばれた美しい女性は男の魅惑的な笑みと容姿に見惚れていたが、すぐに顔が真っ赤になった。

 

<どうしたんだ?「彼女」のように扱えって言ったからなんだが...なにかまずかったか?>

 

笑みが消え、真顔になり尋ねる

 

<ちっ、違うの!貴方が魅力的過ぎただけなの!もちろん今夜だけは「彼女」として扱ってもらうわよ!>

 

少し慌てていたが、満更でもないようだ。

 

<勿論だよフラー。それでは代表選手の所に向かおうか...>

 

ハウルは手のひらをフラーに差し出し、優しくエスコートし代表選手の所へ向かった。

 

 

***

 

 

 

大広間裏

 

 

代表選手はダンスパーティの始めに皆の前で踊るという伝統がある。そのため裏にスタンバイさせ、ダンスパーティと始まりと同時に五人の代表選手とそのパートナーは踊らせる手筈なのだ。

 

「おや、ミスター・グレンストもミス・デクラール。これで代表選手は全員揃いましたね。」

 

ダンスパーティを取り仕切るマクゴナガルはハウルとフラーの組み合わせに少し驚いたが、口を出すべき事ではないと思ったのかドライに接した。

 

「やぁハウル...、その...君はダフネと来るかと...。」

 

ハリーがパチルを連れてこっちに来た。

 

「悪いなハリー。今夜だけはフラーが<彼女>なんだ。」

 

ハウルの「彼女」発言に皆は何かを察した。学校中にはハウルとダフネが大喧嘩し、ハウルがずっとダフネをダンスパーティに誘っていたが断り続けている、と噂になっていた。そしてお節介で世話好きなハーマイオニーでさえも口を出さなかった。

 

「よぉセドリック。やったな!チョウ先輩の事ずっと好きだったもんな!」

 

近くにいたセドリック、チョウ・チャン ペアに話しかけた。

 

「おいハウル!言うなって!恥ずかしいだろ!」

 

俺はセドリックと仲が良く、たまに相談を受けていた。その事をバラされるとセドリックは顔を赤くし、チョウはセドリックを見て笑っていた。その後にクラムとハーマイオニーのペアの所に向かった。

 

「よぉハーマイオニー。普段とは見違えるほど可愛いぞ。」

 

俺に褒められ嬉しそうなハーマイオニーの姿は普段のボサボサで手入れされてない髪は滑らかになり、また化粧もし、普段とは比べものにならないほど美しくなっていた。

 

「クラム、俺はお前にも負けないからな。」

 

ハーマイオニーからクラムの方を向いた。

 

「ゔぉくも君にもフラーにも負けない。互いに健闘をつくそう。」

 

クラムは俺とフラーに交互に握手し、二人から離れた。

 

<ねぇさっきの子を可愛いって言ってたわよね?>

 

フラーは嫉妬したのか問い詰める

 

<何言ってんだ?フラーは誰よりも可愛いし、美しい。比べる対象にすらなってない。>

 

「彼女」を嗜めると嬉しそうに頬を染め、微笑んだ。

 

 

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