ハリー・ポッターと導く者 作:匿名希望 2
「ハグリット。もしかしてこれからオリバンダーの店に行くのか?」
「お前さん達もか...ならば一緒に行かんか?」
「そうだな。ここはハリーとハウルの2人で行かせないか?俺の職業のせいでハウルには友達を作る機会がほとんど与えてやれなかった。だからハリーとはいい友人になって欲しい。大人がいれば話したい事も話づらいかもしれん。」
ハウルとハリーを2人っきりにしないかと、提案する。
「確かにそれはハリーにとってもいい話かもしれんな。ハリーを引き取ったマグルの周りははクソみたいな奴らしかおらんかった。だがその点ガリムの子ならいい友人になれるだろう。ハリーもそれでいいか?」
ハリーの方をみる。
「うん、構わないよ。」
少し不安なのか、自身無げに答える。
「それでは少し付き合ってくれないか?買いたいものがある。ハウル、何かあったりしたら両面鏡を使え、そうだな。1時間後にここに集合でいいか?」
「分かった。」
ガリムとハグリットは2人で商店街の中に向かって行った。
「じゃあ入ろうか。」
俺はオリバンダーの店のドアを開け、先にハリーを中に入れる。
「ありがとう。」
中に入るとチリンチリンとベルが鳴った。間も無く店主であろう老人が現れた。
「こんにちわ。俺たちの杖を用意して欲しいんですけど...。」
俺は店主にそう伝える。するとハリーの方をみて、ハリーの父親と母親の杖はここで買った事を事細やかに説明する。間も無く俺の目をじっとみる。少し困惑したような顔をする。
「俺に開心術は効きませんよ。」
俺がその事を伝えると大層驚いた様子出会った。
「開心術?」
ハリーは聞き覚えの無いワードを耳にして俺に聞く。
「あぁ、開心術ってのは、相手の心の中を除く技術だ。これといった対処法は無くて、頭の中を覗かせないという強い意思でのみ対抗できる。」
俺は父上から教わった開心術をハリーに説明する。
「さすがはガリムさんの息子だ。その年で閉心術を習得しておるとは、感服じゃ。それでは杖を用意するとしよう。どちらから始めますかな?」
パチパチ手をたたきながら、仕事に取り掛かる。
「ハリー、先にいいぞ。」
「うん...。」
杖腕を聞き、肩から指先、手首から肘、肩から床、膝から脇の下、頭の周りの寸法を測った。その後様々な杖を渡し、振らせては杖を取り返し、また渡しては取り返すの繰り返しだった。試し終わった杖がどんどん積み上げられて行く。間も無く柊と不死鳥な羽根の杖を手に取り、ハリーが振ると杖の先が光り、赤と金色の火花を散らす。どうやらこれのようだ。店主曰くハリーの杖とヴォルデモートの杖は兄弟杖らしい。
「ごめんね。待たせちゃって...。」
ハリーが申し訳なさそうに謝る。
「ハリーのせいじゃないだろ。それに俺の方が時間かかるかもしれないし、気にするな。」
ハリーと同じように採寸を済ませ、ドラゴンの琴線にユニコーンのたてがみ、不死鳥の羽根、様々な杖を試すがどれもしっくりこない。気づいたらハリーの倍の量の杖を試していた。
「難しい客じゃの。ポッターさんも難しいがグレンストさんには敵わん。」
その後何度も試すが噛み合わない
ふと店の棚を見ると一つだけ他の杖の箱と比べて古く頑丈そうな箱がある。
「あの箱に何が入っているんですか?」
興味本意で尋ねる。
「あの杖は私の先代の時からすでに置いてあった杖でな。この杖は魔法使いを誰一人選ばんのだ。まぁ物は試しだ。榊の木にケルベロスの心臓。31センチ、凶暴だが美しい。」
俺はその杖に触れた瞬間確信した。間違いない、この杖だ。俺が振るとハリーの時の火花とは違い、白と黒の光が舞う。
「ブラボー! その杖は長年貰い手が無かった。これでワシの心配事が一つ減った。あなた方が偉大な魔法使いになる事を願っております。」
俺とハリーは杖の代金を払う。まだ時間に余裕がある。
「ハリー。あそこのアイス買って食べないか?あまり魔法界の事、詳しくないんだろう?」
「うん、僕マグルで育ったから。魔法界の事を教えてよ。」
俺は魔法界の事や父親の仕事のこと、寮の事を詳しく教えた。会話が盛り上がり、仲良くなったので、驚かせようとアリアを見せたら逆に凄く驚かされた。ハリーも俺と同じパーセルマウスだった。
間も無く約束の時間がやって来てハグリットと父上と合流した。ここで解散するようだ。
「じゃあな、ハリー。それにハグリット。」
俺はハリーとハグリットに手を振る。
「うん!ホグワーツでまた!」
「そんじゃ元気でな。」
ハリーとハウルは今日出来た友人とホグワーツで再開する事を楽しみにしていた。