ハリー・ポッターと導く者 作:匿名希望 2
クィディッチ会場
選手控え室
「よし、お前らこっちに集まれ」
控え室に杖をついたムーディが現れた。
「お前達にこれを渡しておこう。ダンブルドアはお前達二人によからぬ者が近づく可能性があるとな。」
ムーディはキョロキョロした義眼で俺とハリーを見る。
「そこでお前達にこれを渡すように指示をだした。これには強力な呪い除けがかけてある。他に呪い除けやその類いがかかっている物があったら置いていけ、作用を消し合うかもしれん。」
俺とハリーは俺が一年生の時にクリスマスで造ったピン留めを外し、ムーディに預けるとムーディは一人ずつ指輪を渡し、控え室から出て行った。俺はあいつがムーディだということに少し違和感がある。手は打てるだけ打った方がいいな。
「おいセドリック。ハリー少し指輪を見せてくれ」
俺は二人に話しかけた。
「何でだ?」
セドリックが俺に疑問を抱く。
「念のために調べておきたいと思ってな。」
すると二人は俺に指輪を渡した。
「<リビアルユアシークレット> 汝の秘密を表せ。」
呪いの類いを暴ける呪文を指輪に使ったが何も変わらなかった。少なからずこれは危険な物ではないだろう
「これに呪いはかかってないみたいだった。時間とらせたな。」
二人に指輪を返す時にさりげなく俺はセドリックが渡された指輪と俺に渡された指輪をすり替えた。
<それでは最後の試練に挑む選手をお呼びしましょう。>
実況の声で第三の試練が始まることを宣言した。会場はクィディッチ競技場で行われ、三校の生徒達は全員集まっていた。待ちわびた競技が始まることで皆は盛り上がり始める。
<五位 ボーバートン代表 フラー・デクラール嬢! 67点>
フラーが控え室から出ると中まで声が響いてくる。
<四位 ダームストラング代表 ビクトール・クラム 86点>
クラムが出ると男らしい声援が聞こえる。
<二位 ホグワーツ代表 ハリー・ポッター 87点>
<同じく二位 ホグワーツ代表 セドリック・ディコリー 87点>
部屋の中にいるのは俺だけになった。
<それでは第一位 ホグワーツ代表 ハウル・グレンスト パーフェクトの100点!>
俺が控え室を出ると皆が立ち上がり熱狂していた。皆はこの課題でも俺の満点を望んでいる。ここで上手くやればこいつらは俺の株は遥かに上がるし、世間に名前も売れる。いつか俺の役にたつことだろう。
<選手が揃ったので説明しましょう。私がホイッスルを鳴らしたら進んでいただきます。今回の課題は迷宮のどこかに優勝杯があります。誰かが優勝杯を取った時点で試合は終了です。それでは始めましょう!>
バグマンは思いっきりホイッスルを鳴らした。