ストライクウィッチーズ 幻影の501 (仮) 作:若葉印が作者のマーク
≪来年をもってF-4の使用を終了する≫
隊長が言った言葉で場が騒がしくなる、ほとんどの人は代わりの機が何になるのかなどの話をしている中、ごく一部の者たちは呆然としていた、泣いてる者も人もいた、そんな彼らをあざ笑うように見ている人が私は嫌いだった、なぜなら私はこのF-4が好きで、F-4に乗りたくてここに入ったのだから…だから女パイロットが難しいと分かっていてもやめる気はなかったし、つらいことも乗り越えてこれた、スクランブルの多いこの基地ならF-4に乗ることが多いと思ってこの基地に移動した、スクランブルに志願しているうちにいつの間にか【女神の幻影】という不名誉な二つ名がついたが、どうでもいいので話さないでおく
そして翌年、F-4の引退前日になった、最近は一人で自分の専用機であるF-4の整備をするのが日課だ、最近はこの機体に乗って飛ぶこともできずにいた
「……………」
だれもいない格納庫の中で一人整備をしている私、思えば私がF-4が好きになったのはいつだっただろう?きずいたときには好きになっていた…これは恋愛だけに言えることではなかったみたいだ。
朝早くからやっていたはずなのにいつの間にか0時を回っていたようだ、意識を浮上させると体に一気に違和感が出てきた、
(そういえば朝から何も食べていなかったなぁ)
空腹をこらえ、一通り作業が終わったのを確認した彼女は、周りにだれもいないことを確認して、F-4に語り掛けた
「…明日…いや今日で君ともお別れだね、最後に一緒に飛びたかったけど無理みたいだ…ファントム今までありがとう」
できれば最後に思いっきり空を飛びたかったな…と思いながらもファントムに背を向けて歩もうとしたとき、それは起きた
『××基地よりスクランブル要請、繰り返す××基地よりスクランブル要請、501航空隊は順次出動してください繰り返す…』
それは幸か不幸か私が望んでいた事だった、空いた腹を意識深くに追いやり、愛機に飛び乗り格納庫から出ると通信士に連絡し先に行くことを伝え飛び立った、どうやら今回の内容は今までのと違い緊急性があったのかすんなり飛びたてた、そのまま数分で目標地点まで到達したが特に変わったことはなく、いつも道理の空がそこにはあった。
「目標地点に到達、索敵行動に入る」
無線にそう伝えた時、違和感にきずいた、無線が通じなかったのだ
「ジャミング?だけどレーダーに機影は…ツ!」
突如雲の下から現れた黒い塗装にポリゴンのような模様、赤く光る不気味なラインの入った機体が襲い掛かる
「メーデメーデ所属不明な機体を発見!ツ!まだ通じないの!?」
不明機は数秒ほど停止していたが周りを旋回して様子をうかがっている彼女を発見すると、ゆったりとしたスピードで追いかけ始めた
「所属不明機に次ぐ貴官は我が国の領土に侵入している、抵抗をせずに私の言うとおりに移動しろ」
何度呼び掛けても反応のない不明機に対し、彼女は威嚇攻撃として不明機の付近に当たらないように20ミリ機関砲を撃つ、その時私はとっさに機体をロールさせ回避行動を行った、私が先ほどまでいた場所を赤い光が突き抜ける、その光がかすったのかコックピットのモニターにダメージ反応が出ており右翼から煙が出ていた、
「不明機からの攻撃を受けて損傷、これ以上の指示は無駄と確認、撃墜します」
そこから彼女と不明機の戦闘が始まった
まず彼女は不明機から距離をとり相手の様子をうかがう、不明機は屈折する赤い光を何度もうちはない近寄ってくる、幸いジェット機のスピードにはついてこれないのか速度は彼女のほうが上だった、速度を生かし数度、機銃による攻撃をするが、信じられないことに不明機が被弾した場所は数秒程度で再生していった
(何なのよ…再生する機体なんて聞いたことないわ)
数回目の攻撃の時あるものを彼女は見つけた、それは破壊した場所から見えた赤いクリスタルのようなものだった
(なんでだろう、あれを壊せばいい気がする…どうせこのままじゃどのみち落とされる…それなら、私の感にかけてみようかしら…)
彼女は今までよりさらに距離をとると、先ほど見えたクリスタルがあった側へと反転した、不明機から放たれる赤い光がF-4の近くを過ぎる中、彼女は冷静に狙いを定めボタンを押した、瞬間F-4から離れ飛翔する4つの空対空ミサイルが不明機に向かって飛んでいく、不明機は赤い光を放ち落とそうとするが4つのミサイルはすべて落とすことができず、3発のミサイルが不明機に命中した、衝撃で大きく揺れる不明機はありったけの光を彼女に向けて放った
F-4は急旋回し回避行動に入るが数本の光が機体を貫通し過ぎて行く
(まだ…いける!)
彼女は機体をもう一度反転させると、ミサイルの攻撃を受けて再生中の場所で赤く輝く物を目指して攻撃を仕掛ける
幾本の光が自分めがけて飛んでくる中、彼女の乗ったF-4から放たれた20mm機関砲の弾が赤い物体に当たり、砕いた
悲鳴に似た声を叫んでボロボロと消滅していく不明機を見た彼女の乗った機は基地に変えることなく何処までも広がる空に消えていった。
駄文ですが読んでもらいありがとうございます、続きは来週を予定しております、書きだめがないのはやっぱりつらいですかね?