旅立ちの日・前章
───あなたは、今日から旅に出るのです。分かりましたか───
なんら変わりのない退屈な日々を過ごしていた、ある日の事。
────死は突然やって来るのだ。
走馬灯が脳裏に映し出され、何もかもが終わったのだった。
まぁ死んだ理由はともかく、俺の目の前に広がる光景は……な、何なんだよ、これ!!
ど、どういう事だよ!!
「てか、あんた誰だよ!!!」
「さぁ、旅に出るのです。魔王討伐、頑張ってください」
「いやいや、わけわかんねぇよ、そんなもんっ!」
「さぁ、旅に出るのです。魔王討伐、頑張ってください」
……は?無視された。ストーリー的に、俺のお母さんだよな?この人。……何言ってんだ、俺。
なんだよこれ、真面目に分かんねぇよ…。
まぁとにかく、外に出るしかないのかな。
うわぁー、賑わってるな!ってか、世界観がまるでそのものだな!!いゃぁ、こういうのいいね。死後の世界って、やっぱりあったんだ。
お、男のロマン、夢、希望、厨二病の象徴の、武器屋じゃねぇか!!
ちょっと、寄ってみるか!!
「よ、そこの青年。何買ってくんだ?」
「あ、あぁ」
声をかけてもらったのは嬉しいのだが、所持金が分からない。
あっ。俺、何か知らないうちに、小さい肩下げポーチ身につけてるんすけど!!はぁーーー、びびった…。
それもそうと、この旅人感満載の、ポーチ。雰囲気でるね~。
そして、俺がポーチに手を突っ込んだ時。
「わっ!!何だよこれ!!」
俺の…お、俺の頭の上に、袋の中身と所持金、さらに俺の右横には自分自身のステイタスがっっっ!!!
わーー、まじびびるから、こういうの止めてくれよな。
「てか、俺一文無しかよ!!!」
まじか~、どうしよう。───あ。そうだ。
この世界、まるでRPGの世界だよな??なら、街の外に行けば、敵出るんじゃね?俺、あったま良い~。
街の、出口。
出たいのだが、出口に仁王立ちしている民が。
「あの、出たいんですが」
「ここは、ムガル城。始まりの街さ」
「あ、あの、だから出たいんですが」
「ここは、ムガル城。始まりの街さ」
……はぁ。わかった。バリバリゲームの世界じゃねぇか!はぁ?
俺は、自律神経をもつ者。だが、この人たちは、要はプログラミングされたpepper的なやつだよな??
なら、強行突破あるのみ!
「あ、どこに行くんですか。あなたが外に出るには、まだ早いです。王様に会いに行き、冒険者登録をして下さい」
「そ、そんなのがあるのか!なんだよ~…」
そうか、俺の行動によって、喋る言葉も変わるのか!
何だって?冒険者登録?なんだか、面倒臭いな。
一文無しだし、敵とも戦ってみたいから、行くか!!
こんにちは。
最新作、書きました。
1度、こういうのを書いてみたい…と、思ってました!
主人公のテンションは、どの作品でも昂ってしまいます。僕の、反省点です。
感想、レビュー、評価などよろしくです!
お読みいただき、ありがとうございます。