クエスト×クエスト   作:PARETZ君

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旅立ちの日・後章

俺はすかさず、王様の元へ向かった。

……だが、何故だ!!何故、俺を入れてくれない!!

 

 

「おい、だから俺は今日から旅に出るんだよ!王様に許可もらわなくちゃ行けねぇんだよ!!」

 

 

「よそ者は、王様に会えません」

 

 

「なんだよ、その言いがかり!は?俺、ずっとここで過ごしてきただろ!」

 

 

「よそ者は、王様に会えません」

 

 

てか、俺本当にここで過ごしてきたのか?最近引っ越してきたかもしれない、っていうのもありそうだが。

…でも、どうやって旅すりゃいいんだよ!!

 

 

 

「ただいま~」

 

 

───とりあえず俺は疲れたから、家に帰ってきた。

まぁ、当たり前だよな。母さんに話しかけると、あの言葉しか帰ってこないのだ……。

 

 

「さぁ、旅に出るのです。魔王討伐、頑張ってください」

 

 

あぁーー、もうウザったいな……。

とにかく、自室のベッドで休もうかな。

 

 

────俺は深い眠りに就いていた。

のはずなのに、目覚めたのは何故か夜中の12時過ぎ。

そして、ある小さな女の子に、話しかけられた。

 

 

「お兄ちゃん、早く起きて。また、洞窟探検行こう」

 

 

この世界では、俺に妹がいる設定か……いや、元世界にもいたんだけどね。

俺の歳とかは変わってないみたいだから、多分15歳のままだな。

この妹は────はい、ドッド絵で分かりません。

くそぉぉぉ!!なんか、悔しいぜっ!

 

……あぁ、そうだった。

 

 

「洞窟探検…だよな、行こうか」

 

 

不自然な行動は、取れないよな……不可解で、突っ込み所満載なのによ。

 

 

 

────街の出口の門番は、酒に溺れて眠ってしまっている。

そうか!!だから、夜に冒険に行ける、という事だな!

 

 

「お前、頭いいな!!」

 

 

「さぁ、日が暮れる前に行きましょ」

 

 

あーー、もう、誰でもいいからコミュニケーション取りてーーー!!

 

ゲームの世界に入りたい、入ったら楽しいだろうな……とか思ってる、全世界の子供諸君。いいや、君たちは間違っている。

だって現に、俺を見ろょぉぉぉ!!!

悲しいぞぉ!孤独で寂しい、お金もなければまともな会話も出来ない…死にたくなるぞ、おい。

 

 

 

外では、たくさんの魔物がいた。

 

や、やべ!戦闘開始(エンカウント)してしまった。

……何も持ってない俺が、勝てるのか??

 

 

「メラ!!」

 

 

な、なんだよそれ!!妹よ!何か聞いたことあるけど……。

 

 

「て、敵一掃かよ!やべぇな!」

 

 

何処からか音が鳴り、俺は────力が(みなぎ)ってきたーー!!

あれか?LvUPってやつか??

な、何か俺の頭の上に黒いボックスが!!

 

 

スラ男×2を倒した。

勇者タケルのレベルが上がった。

【Lv1→2 HP12→16 MP3→5 Q20→21 D5→10 L4→8】

────3Gを入手した。

 

 

何か表示されてるぅぅーー!

 

 

「なにこれ、超カッコイイじゃん!!てか俺、呪文と特技無しか。…ついでに、道具も…」

 

 

「さ、怪物退治行こう!お兄ちゃん」

 

 

やけに、頼もしすぎるな。俺、もう寝たいし……。

 

 

洞窟に来た俺らは、入口にいる“変なヤツ”と戦うことになってしまった。

 

 

「オラッちは、この洞窟の門番。オマイラを、入れてたまるか!」

 

 

────戦闘開始(エンカウント)────

 

 

これ、小ボス的なやつだよな??やばいんじゃね?俺。

 

 

「メラ!!」

 

 

『いただきモグラは、16のダメージを受けた』

 

 

げっ!死なねぇな…。てか、この呪文俺が受けたらイチコロじゃん!

……何かさ、うん。流れ的に、次俺の番らしいな。

まじでやるの?ねぇ……。楽しそうだから、やってみるけどさ。

俺の今の武器知ってるか??

 

 

「おりゃーーー!!」

 

 

『いただきモグラは、3のダメージを受けた』

 

 

はは、俺の今の武器は、なんと…ひのきの棒なんです!!

初期武器で、よくあるよねーこういうの……。

 

 

『いただきモグラの攻撃』

 

 

何故に俺のところに来る!!や、やめろ!!俺の防具、知ってるか??

 

 

『勇者タケルに、8のダメージを与えた』

 

 

はは、俺の今の防具は、なんと…お鍋のふたなんです!!

初期武器でよくあるよねーこういうの……。

 

てか、俺の体力半分も削られてるんだけど!!

 

 

────ターン2────

 

 

「薬草!!」

 

 

「おぉーー!!た、体力が!!」

 

 

妹は、俺に薬草を使ってくれた!!体力満タン!!

 

 

「うぉぉぉぉぉ!!」

 

 

俺は、これを糧に思いっきり敵を切りにいった。

 

 

『いただきモグラは、21のダメージを受けた』

 

 

「おぉーー!!やったぜ!」

 

 

『いただきモグラの攻撃。勇者タケルに、12のダメージを与えた』

 

 

また俺か……てか、痛い。死ぬほどいたいんだけど、これ。

 

 

────ターン3────

 

 

「メラ!!」

 

 

『いただきモグラは、17のダメージを受けた』

 

 

いただきモグラを倒した。

勇者タケルのレベルが上がった。

【Lv2→4 HP16→24 MP5→10 Q21→28 D10→18 L8→12】

新たな特技を覚えた。{ため切り}

 

ネコみみのレベルが上がった。

【Lv5→6】

新たな呪文を覚えた。{ミイホ}

 

────230Gを入手した。

 

 

「俺にも特技が!?すげぇじゃん!!」

 

 

ため切りだってよ!!すげえ!

てか、自分のステイタス以外は簡潔にしか知れないんだな。

 

 

ひと仕事を果たした俺達は、ひとまず街に帰ることにした。

 

 

「や、やば!400G以上も溜まったじゃん!」

 

 

「じゃあ、お兄ちゃん。明日はそれで、武器でも買うといいよ。お休み」

 

 

「おうっ!」

 

 

なんだか、妹とだけはコミュニケーション取れているような気がして、嬉しいよ。

 

 

俺は寝る前に、こんなことを思い出してしまった。

 

 

「俺の現世界での妹の名前がネコみみぃぃ!!??!?」




どうも。
2話目、行きました。
説明をしたいと思います!

【Lv2→4 HP16→24 MP5→10 Q21→28 D10→18 L8→12】
Lvは、レベルの意味です。
HPは、体力の意味です。
MPは、MagicPoint(マジックポイント)の略です。これは、魔法や特技を使うのに必要なやつですね。
Qは、Quickly(クイックリー)の略です。要は、素早さですね。
Dは、Defence(ディフェンス)の略です。要は、防御力ですね。
Lは、Luck(ラック)の略です。要は、運ですね。

まだ、不可解・分からないような所があれば、どんどん聞いてください。よろしくお願いします。

では、次話をお待ちください。
お読み頂き、ありがとうございました。
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