~~とある無人世界~~
俺は今、SOS信号が発せられている世界にいる。この世界にゼスト隊がいるのなら、ガジェットかナンバーズ、またはそれ以外の勢力がいることになるから気をつけないと。
・・・・・・・それに、約束したしな。
<マスター>
「どうした?サニー」
<東の方から魔力反応があります>
「魔力反応があったのか」
<はい、反応のある方向で戦闘反応も確認できました。まさかですが・・・>
「間違いないな。距離はどのくらいある?」
<マスターの今のステータスなら、すぐに到着できます>
「ならさっさと終わらせますかぁ」
<了解です!>
魔力反応のする方に向けて俺は走って行った。
~~???視点~~
「ぐうっ……」
俺は今、とある無人世界にある違法研究所に部下と潜入捜査を行っていた。
以前から俺の隊が捜査を行っていた戦闘機人事件。
そのプラントの位置が特定出来たため隊の部下を連れてきたのだが……。
「こんな所まで入り込まれたか…。それにここまで破壊された以上この拠点も、もう離れねばならんな」
「ざ~んねん」
長身の女と眼鏡をかけた女が、俺の隊が破壊した施設の内部を見ながら口を開く。そして…
「この男と後ろにいる女2人を殺し、遺体を回収しよう。せめてドクターの実験素体として役立ててやらねば」
俺との戦闘で右目から血を流している小柄で銀髪の少女が手に持ったナイフで俺に止めをさそうと近寄ってくる。
致命傷を負っている俺はもう身体を動かす事も出来なかった。
「(……レジアス、これは…お前の指示なのか?)」
もう意識も朦朧とし、死を覚悟した俺が思い浮かべていたのは友の顔。
そして俺の前でナイフを振り下ろそうとする少女。
その時…
「・・・・切り捨て御免」
ザシュッ!
第三者の声が聞こえたと思った瞬間、ナイフを持っていた少女の両腕がなくなっていて、そこから血が噴き出した。
「アアアアアアアアアアアアアアアアァァァァァァァァァァァ!!!!!!!!!!!」
少女の悲痛な叫び声が全体に響いた。よっぽどの痛みだったのだろう。
スタッ
小さな着地音と共に何者かが俺の前に立っている様な気がする。
「(…誰……だ?)」
目が霞み、もう意識が落ちそうになりながらも最後の力を振り絞って目の前の人物に顔を向ける。その姿は…
「(…少……年……?)」
子供らしき姿を見て、俺の意識は闇に沈んでいった………。
~~???視点終了~~