機動戦士ガンダムseeddestiny『anotherworld』 作:スペリオン
ステラはサラのタガーを無理矢理動かし立とうとしていた...するとドレッドノートは手を翳してタガーを立たせた。傭兵はそれを見ていて勝手に味方と判断して近付いた...傭兵は噂通りならば武器を収めて近付くと応答してくれると聞いていた...傭兵は対艦剣のシュベルトゲベールをバックパックにしまい近付いた。そして通信を繋げるとドレッドノートとの通信を接続させれたがそこにはパイロットは居なかった...しかし女の人の声は聞こえている...
傭兵「こちらは傭兵だ...見ての通り敵対するつもりは無い。貴様は人工知能か」
人工知能「……貴方は……ステラ達を襲う者か?」
傭兵「違う...今はな.....」
人工知能「そうか...お前の識別コード登録しておく...」
するとカケルが戻ってきたのだ...しかしカケルは通信に割り込むつもりはなく自分が先に基地に戻っていった。整備士達は少しソワソワしていたのだ...カケルは担架を準備させて待ち構えていた...するとソードカラミティが戻って来て傭兵も降りてきたのだ...
傭兵「カケル...」
カケル「とにかくまぁ...タガーはどうだった?」
傭兵「タガーは酷い有様だ...流石に敵が敵だ。」
カケル「ソードカラミティならば対抗できると思ったが...間合いが悪かったな」
傭兵「噂は真だったな...しかも実験機だったドレッドノートに搭載するとは...」
カケル「ZAFTの幹部は人工知能の事を恐れたから計画を停止したッか...」
するとドレッドノートとタガーに肩を貸しながら現れた...整備士達は何も驚く気配は無くいつも通りにタガーを義足を付けて立たせて固定させた...そしてコックピットの隙間から中身を見るとステラがいる事に驚いていたがカケルと傭兵は全く驚いてなかった...ステラは泣きそうだったが堪えてサラをお姫様抱っこして降りてきた。サラはまだ息をしていて意識が朦朧としているだけだった...カケルはドレッドノートの方を見てゴーグルの色が赤から緑になって電源落ちた事を確認していた...そしてステラの方を見た。
ステラ「サラ、サラ……しっかりして……死んじゃ嫌」
カケル「ステラ...サラなら大丈夫だ。少し休めば意識は取り戻す...」
サラ「えっ...ホントなの?」
カケル「本当だよ...」
ステラはサラを担架に乗っけて自分自身から押してサラを医務室へと移動させた...そして
『コトッコトッ』
ゆっくりドレッドノートの前に移動して傭兵を呼んだ...整備士達はコックピットを開けて誰も居ないのに動いていたことに驚愕していた...するとカケルはコックピットよりも装備の面で整備する様に言った。整備士達はすぐにその作業に取り掛かった...カケルはドレッドノートに乗り込み電源スイッチを押して起動させた。整備士達は少し意味が分からなかったがカケルだからOSを弄るだけだろうと思っていた
カケル「起動したらどうだ?Alice...」
ドレッドノート「…………」
何も反応しなかった...しかしカケルも黙り込んでいて数分が経つと...
Alice「貴方はステラを襲う者か?」
と声を掛けてきたのだ...カケルはいよいよかと言う感じで心待ちにしていた。傭兵は全てが新品だと辺りを見渡して確認していたのだ...
カケル「俺はアイツを救った者だ...」
Alice「私は1人だった。あのタガーに乗っていた娘は私の声を聞いていた...」
カケル「そうか...」
Alice「貴方は戦う者...どうして私は作られ途中で捨てられた?」
カケル「お前の力を恐れていたからだ」
Alice「…………」
カケル「動けるか?」
Alice「動かせてくれたら動ける...」
カケル「そうか...」
カケルはドレッドノートから飛び降りた...そして着地して後ろを向くとドレッドノートの電源が落ちたことを確認して傭兵の元に近寄った。傭兵は風を読み宇宙に行く事かと考えていた...
カケル「俺は宇宙に行こうと思う...」
傭兵「そうか。サラ達はどうするつもりだ?」
カケル「イソカゼごと行こうと思う...」
傭兵「タガーは置いていけ...俺がここを守っておく...多分オーブ軍も援護してくれると思うしな」
カケル「それは助かる...そしていつか戻ってくる」
傭兵「なるべく早くしてくれよ。オーブが宇宙に上がるという噂を聞いていてな...」
カケル「そうか...」
傭兵は少し期待していた。カケルがどんな物をもらって帰るか気になっていたからだ...早速カケルは整備士達に5日後に出撃すると言い積み込みなどに取り掛からした...休暇はプラントに行ってからと言った...傭兵はこの基地に残る整備士に...
傭兵「少しタガーに乗りたいか?」
整備士「え?」
傭兵「いやだからさ...コイツも修復すれば使えるんだろ?」
整備士「えぇ修復すれば使えます」
傭兵「お前元エースパイロットだろ?」
整備士「!?」
傭兵「解職されフラフラしていたらスカウトが来たと...」
整備士「えぇそうです...まぁパイロットは不要でして経験を活かして整備士になったのです」
傭兵「それは助かる...このタガーも使わなければ鉄の塊だ...そしてお前の技術を信じて言ってることだ頼めるよね」
整備士「それはカケルさんに聞いてください」
傭兵「後で聞いといてやるよ。今はいつも通り頼むよ」
整備士「はい」
整備士は整備に向かって、カケルは医務室へと向かった...カケルは着くとサラの方を見て、意識を取り戻した事を確認していた。ステラは安心したか知らないが少し居眠りをしていた...サラは体を起こしカケルの方を見て...
サラ「すみません...私が不甲斐なく...」
とても済まなさそうな声だったが...
カケル「そんな事気にするな。今回の相手の機体はフォビドゥンだ。かなり厄介な敵だ...よく頑張った方だよ」
笑っていてサラも心配が少しだが解けていた...そしてステラが目を覚ましてサラの方を見た...
ステラ「サラ?」
サラ「どうしたの?」
ステラ「もう大丈夫?」
サラ「もう大丈夫だよ...」
ステラ「良かった...サラは生きてるんだね」
サラ「そうだよ」
カケル「お二人さん少しいいか?」
ステラ「何?」
カケル「今度宇宙に行こうと思う...今度新しい機体を受け取りにな...」
サラ「もしかして私の...」
カケル「そうだよ」
サラ「私はあのタガーを...」
カケル「まぁまぁいいから」
ステラ「それで何の用件なの?」
カケル「お前達に買い物言っても良いと言おうとな」
ステラ「ほんとにいいの?」
カケル「良いよ。楽しんでおいで」
カケルはその言葉を残して医務室を後にした...ステラはサラの顔を見て喜んだ。とても無邪気な顔だった...サラは頷いたが今日は疲れたから明日にでも良いかと聞くとステラは良いよと言った。整備士達は殆どの仕事を終えると外を見て、すっかり夜になっていて...飯を食べみんなは睡眠を取った...そして次の日の朝...海に太陽が反射して輝いていた。少し凪が見えている...
ステラとサラは休暇を与えられた...Aliceは今の所味方だった。次回は少しまったりしたお話です。どのように盛り上がるのでしょうか?そしてカケルは士官達を討ち取って戻ってきたのか?それは誰も知らない...だが士官は生きている...そう自分の欲望のためにな。それは波乱と呼ぶのか...そしてカケルは何の為に宇宙へと上がろうと思ったか?次回ご期待下さい