今回は、ツバサの他のメンバーが登場します。
それでは、どうぞ!
〔妖精&翼 side〕
大魔闘演舞1日目が終わり、夜を迎えていた。
フェアリーテイルは、夕食と1日目の打ち上げの為にとある酒場に集まっていた。バトルパートでルーシィの勝利により、明日への弾みになる結果になった。
ーとある酒場 BAR SUNー
マカロフ
「聞けぇ!ガキども!今日は皆よく頑張った。特にルーシィ!おぬしの活躍で明日への弾みをつける結果となった」
酒場に集まった妖精達の中、マカロフは宴会の音頭をとった。
マカロフ
「じゃが、まだまだこれからじゃ!!昇ってやろうじゃないか!フィオーレの頂点に!!」
妖精達
「「「「うおおおおおぉぉぉ!!!!」」」」
その言葉を皮切りに妖精達の宴会が始まった。
カラン カラーン
ユウコ
「あら、随分楽しそうじゃないの、マカロフ」
酒場のドアが開いた音が鳴り、妖精達がドアの方へ見てみると、ユウコの姿があった。
マカロフ
「ゆ、ユウコ様……何故このような所に…」
ユウコ
「打ち上げしようと思ったけど、どこの酒場も席がなくてね。うちのギルドに入れる酒場を探してたの」
ユウコのいきなりの登場にマカロフや応援席にいた者達は少し驚いた顔をしていた。
ナツ
「じっちゃん、コイツ誰なんだ?知り合いか?」
ルーシィ
「…なんか不思議な人……」
ナツはユウコに指差しながら、マカロフに聞いてみた。ユウコに対するナツの態度に、マカロフは青い顔をして、ナツに巨大化した拳骨を食らわせた。
ナツ
「いでぇっ!な、何するんだよじっちゃん!?」
マカロフ
「バカモン!少し言葉を慎め!!この方をどなたと思っとるか!!」
いつの間にか敬語口調になっていたマカロフ、殴ったナツに説教した。
ラクサス
「爺が初代以外の奴に敬語とはな……」
エルザ
「それほどの人物ということだろう」
ガジル
「ギヒッ、そうは見えねぇが……」
この後、ガジルにも拳骨が炸裂したのは、言うまでもなかった。
ルーシィ
「ね、ねぇ…一体誰なのこの人?」
ユウコ
「そういえば出場チームの人は言ってなかったわね。私が何者なのか…」
そう言ったユウコは、左手に持つキセルで一服し、妖艶な笑みを浮かべながら自己紹介した。
ユウコ
「はじめまして、フェアリーテイルABチームの皆さん。私の名は壱原 侑子《イチハラ・ユウコ》。聖十大魔導士 序列2位の肩書きを持った、“年代記の翼”ギルドマスターをしている者よ」
ユウコの紹介に、フェアリーテイルの出場選手たちは固まり、数十秒後 驚愕の声が上がった。
A・Bチーム全員
「「「「えぇぇぇぇええええ(なにぃぃぃぃぃいい)!!!!」」」」
絶叫の声が酒場に鳴り響いた。
ルーシィ
「せ、聖十大魔導士!?」
エルフマン
「それに序列2位ってイシュガル五大魔導士の1人じゃねえか!?」
ラクサス
「今……“年代記の翼”ギルドマスターとか言ったな…」
ミラジェーン
「ええ、確かにそう言ってたわ」
ナツ
「じっちゃんやジュラのオッサンよりも強いのか?」
マカロフ
「当たり前じゃ!!ワシよりも数十数百倍の強さをもつ実力者じゃい!」
ユウコ
「ふふ、予想通りの反応ありがとう♪」
ナツ達の動揺さを見て、ユウコは楽しんでそうな顔をしていた。
ユウコ
「さて、本題に入りましょうか。マカロフ、私たちのギルドの皆と一緒に打ち上げしたいと言っているけど、かまわないかしら?」
ガジル
「ギヒッ、さっきは打ち上げできる場所を探してたと言ってなかったか?」
ユウコ
「今、酒場の外にギルドの皆がいてね…『妖精の尻尾の皆さんと話したい』と念話で通じてきたから」
ナツ
「なら良いんじゃないか。良いだろ、じっちゃん?」
マカロフ
「んまぁ……良かろう。皆もいいな」
妖精達も頷き、ツバサクロニクルと共に打ち上げすることを了承をもらった。
ユウコ
「皆、入っても良いわよ。あと自己紹介もしなさい」
酒場の入り口から年代記の翼のメンバー達が入ってきた。
シャオラン
「こんばんは、妖精の皆さん。俺は李 小狼《リー・シャオラン》と言います」
ユウキ
「ボクは紺野 木綿季《コンノ・ユウキ》だよ」
クズリュウ
「…九頭龍 冬彦《クズリュウ・フユヒコ》」
ソウダ
「俺の名は左右田 和一《ソウダ・カズイチ》だ、よろしく」
ソニア
「私はソニア・ネヴァーマインドと申します。どうぞお見知りおきを。そして、私のパートナーのジル」
ジル
「…私…ジル…よろしく…」 モグモグ
ハチマン
「比企谷 八幡《ヒキガヤ・ハチマン》だ。んで、そっちが__」
ハルノ
「ハチマンのパートナー、ハルノと言いま~す♪」
ワタヌキ
「僕は四月一日 君尋《ワタヌキ・キミヒロ》と言います」
ドウメキ
「百目鬼 静《ドウメキ・シズカ》…よろしく…」
ユウコ
「私の両隣にいるのがマルダシとモロダシ 通称マル&モロ、そしてその娘達が抱えているのがモコナ=モドキよ」
マル
「マルだよ~♪」
モロ
「モロだよ~♪」
白モコナ
「ふぅ~♪ボクの名はモコナ=ソエル=モドキ!」
黒モコナ
「俺の名はモコナ=ラーグ=モドキ!」
妖精全員
「「「「「よろしく!!」」」」」
ツバサの皆はそれぞれ自己紹介をし、妖精達は彼らを受け入れたのだ。
ユウコ
「まだ来てないメンバーもいるけど、もうすぐ来るわ。それじゃ、宴の続きをしましょう♪」
マカロフ
「そうですな。ガキども!宴じゃ!飲め!食え!さわげぇぇえ!!」
妖精と翼全員
「「「「「うおおおおおぉぉぉ!!!!」」」」」
こうして、改め妖精と翼の大宴会が始まった。
〔unknown side〕
ー華灯宮メルクリアス 玉座の間ー
妖精と翼の宴会が始まった頃、城内にある玉座には、フィオーレ王国の国王 トーマと騎士団長 アルカディオスの姿があった。
アルカディオス
「陛下、大魔闘演舞1日目無事に終了致しました」
トーマ
「ウム……よき魔闘であったな。じゃが、あの“次元の魔女”がギルドを作っていたのは、驚いたものじゃ……今大会は実に面白くなりそうじゃの~」
次元の魔女が率いるギルドが今大会に参加してると聞いた国王は、とても上機嫌だった。
アルカディオス
「では、2日目のバトルパートの組合せについて、いかが致しましょうか?ご要望があれば伺います」
トーマ
「そうだのう…スティングやローグは後にとっておきたいし…そうじゃ!バッカスを組み込んでくれぬか?」
アルカディオス
「相手はどのチームに当てましょう?」
トーマ
「フェアリーテイルのあの変身する奴じゃ!名前が思い出せん!エル…エル……」
アルカディオス
「かしこまりました。そのように致します」
アルカディオスは国王が言おうとすることを先を読んで承諾する。
トーマ
「あっ!あと、ツバサクロニクルのーーと…ラミアスケイルのーーかマーメイドヒールのーーのどちらかを組んではくれぬか?」
アルカディオス
「分かりました。そちらもそのように致します」
アルカディオスは、ゆっくり休むようにと労う国王に礼をとり、玉座の間から退席した。
アルカディオス
「休む暇などないのですよ…陛下。直にアレが完成するとあらば…ククク……」
退席した後、アルカディオスは廊下で怪しげな笑みを浮かべながら、廊下から立ち去ったのだった。
〔妖精&翼 side〕
ーとある酒場 BAR SUNー
一方、酒場では一通り騒いだ者達は、遊びだした。
ナツ
「オラァァァ!!次は誰だぁぁあ!どんどんかかって来やがれぇぇえ!」
マックス
「」 ⬅気絶
ウォーレン
「俺たちの立場って…一体……」
ジビター・ナブ
「「………………………」」
ナツは酒場で大声を上げていた。ナツの足元には、マックスが床に転がっていた。ウォーレン達は、何か嘆いているのだった。
シャオラン
「ハハハ、とても楽しいでいますねナツさん」
クズリュウ
「ありゃ遊びじゃなく、ほぼケンカじゃねえか…」
ルーシィ
「大丈夫、私たちのギルドはいつもの事だから」
マカオ・ワカバ
「「いいぞ!もっとやれ~!!」」
ナツ達の暴れ様を見て笑ってるシャオランと呆れてたクズリュウは、エルザとルーシィ、マカオ達と一緒にいた。
エルザ
「しかし、君たちのギルドマスターが“次元の魔女”とは驚いたものだ」
ルーシィ
「エルザはあの人のこと知ってるの?私はあまり知らなかったけど……」
ジェット
「なんでも、その人が【どんな願いでも叶える店】をやっているって噂で聞いたことがある」
ドロイ
「俺も“次元の魔女”は人の運命すら変えることができるって聞いたぞ!」
ルーシィの疑問にジェットとドロイが知る程度に答えた。
シャオラン
「貴殿方2人が言っていることは本当ですよ。実際俺たちのギルドはその店ですし…」
ルーシィ
「そうなの!?」
クズリュウ
「ああ、だが願いを叶うって言ってもその願いと同等の対価を払えばの話だがな」
エルザ
「対価?」
クズリュウの言葉にエルザは不思議そうに反応する。
クズリュウ
「要は等価交換…願うものに対する同等の価値あるものを渡さなくてはならない。お金じゃなくても良い、例えば………魂とかな」
ジェット&ドロイ&ルーシィ
「「「ぎゃぁぁぁあ!!」」」
クズリュウの説明を聞いた3人は、魂と言葉を聞き盛大に泣き叫んだ。エルザも多少動揺していたのだった。
ソニア
「クズリュウさん、あまり誤解を招く様なことは言わないで下さい!」
クズリュウ
「おう、わりぃ」
そうしてたら、ソニアがいきなり話を割り込んで来て、クズリュウに注意した。
ソニア
「すみません、【魂】は命という意味の他に、【大切なもの】という意味もあるのです」
エルザ
「つまり、己の願いと同等な価値をもつ大切なものを渡さなくてはならない、というわけだな」
シャオラン
「そう言うことです」
それを聞いた3人は、ホッと安心していた。
リリー
「そっちのギルドにもエクシードがいたとはな」
ハッピー
「あい、オイラもびっくりしたよ」
ハッピーとリリーは、同じエクシードであるジルとハルノ、白黒モコナと楽しい会話をしていた。
白モコナ
「そういえば観覧席の時、ハルノとジル居なかったよね」
黒モコナ
「ああ、そん時ハルノはハチマンと仕事に行ってたから仕方ないよ。ジルのほうは……ただ会いに行くの面倒だったから?」
ハッピー
「2人目の理由が単純だ!?」
リリー
「…それに…なぜ疑問形なんだ…」
ジルが居ない理由に、ハッピーとリリーは思わず突っ込んだ。
ハルノ
「まあそれは水に流しといて、とにかくよろしくね♪」
ジル
「……モグモグ…」コクンコクン
ハッピー
「本当はシャルルもいるけど、今ウェンディの看病してるから居ないんだ…」
ハルノ
「それは私たちも同じよ。もう1人エクシードがいるけど、仕事で居ないからね」
リリー
「そうなのか?」
黒モコナ
「そいつ、すごい暑苦しいというか、うるさいというか……」
白モコナ
「いつも大声で叫びまくる猫なのだ~」
そんな話をしていると、突然ドアが開き……
???
「わりぃわりぃ、酒場いっぱいあるから何処なのか分からなくて、すっかり遅くなっちまった」
???
「遅れてすまぬのじゃーー!!」
???
「…それは…貴方が走り回るから遅れた……」
入って来たのは、茶髪で赤色の瞳をもつ女性と学ランを着た群青の身体をしているエクシード、そして長い銀髪で制服を着ている女性がいた。
ジル
「…噂をすれば…なんとやら…」
この後、宴会がさらに盛り上がります。
面白い展開に……
次回
第10話 ~妖精と翼の宴 2 ~