FAIRY TAIL ~~ツバサを持つ者達~~   作:弓狼

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 こんにちは、弓狼です。

 第13話 ~2日目バトルパート 中編~

 後半にあのアニメキャラが……

 それでは、どうぞ!!



第13話 ~2日目バトルパート 中編~

 〔unknown side〕

 

 

 ー闘技場(ドムス・フラウ)ー

 

 

 チャパティ

  『なんとー!謎の凄まじいオーラに包まれてたと思いきや、エルフマンの姿が変わったー!』

 

 ヤジマ

  『見たことない魔法じゃの~』

 

 ジェイソン

  『凄い展開だー!COOL!!』

 

 

 エルフマンの姿を見た会場の人々は、うおお!と盛り上がる。

 

 

 

 

 

 

 

 〔エルフマン VS バッカス side〕

 

 

 バッカス

  「うぉお!なんだそりゃ!?お前髮が赤黒くなってるぞ!」

 

 エルフマン

  「さぁな……俺も知らん」

 

 

 バッカスは、エルフマンの変わり様に目を見開いて驚愕していた。しかし、一番驚いているのはエルフマン本人だった。

 

 

 エルフマン

  「(この姿は一体…。魔法なのか?でも俺の中から力がみなぎってくる!これなら、闘える!!)」

 

 

 エルフマン自身もこの魔法が一体何なのか分からなかった。ただ、自分の中から開放するかのように力が溢れてくるのを感じる。エルフマンは、拳を握りしめてバッカスの方へ顔を向けた。

 

 

 エルフマン

  「バッカス…俺はまだ闘える。勝手に試合を終わらすんじゃねえ!」

 

 バッカス

  「なぁ~にが起こったかは置いといて。そうだな、まだ試合終わってないな。だが、俺に一発も当てられないお前はどうやって倒すんだ?」

 

 

 バッカスの言う通り、エルフマンは試合始まってからバッカスに攻撃が一発も当たってない。いくら攻撃しようとしても、カウンターされてしまうのだ。

 

 だが、それはさっきまでのエルフマンだったらの話だ。

 

 

 エルフマンは、バッカスに向かって突っ込んでいく。それも、凄いスピードで。エルフマンは、殴る体勢で魔法を発動する。

 

 

 エルフマン

  「【ビーストソウル…】」

 

 バッカス

  「(速い!?)」

 

 避けられないと判断したバッカスは、酔・劈掛掌で迎え撃つ。そして、エルフマンとバッカスの拳がぶつかる。

 

 

 エルフマン

  「うぉぉぉおお!!」

 

 バッカス

  「らぁぁぁああ!!」

 

 

 

 ドォォォォォォオオオン!!!!

 

 

 

 互いの拳がぶつかった瞬間、2人の周りにクレーターができ、凄まじい衝撃波が会場に広がる。観客や魔導士達は、吹き飛ばされないように何かに掴まったりする等していた。

 

 

 エルフマン

  「ぐっ!」

 

 バッカス

  「うおっ!」

 

 

 その衝撃はエルフマンとバッカスも喰らい吹き飛ばされるが、2人とも耐えたようだ。

 

 

 バッカス

  「さっきまでとパワーが桁違いじゃねえか……ん?」

 

 

 自分の腕に違和感を感じたバッカスは、腕を見るとなんと自分の腕のアーマーが砕かれていたのだった。

 

 

 バッカス

  「な、なんじゃこりゃぁぁあ!?」

 

 エルフマン

  「【…リザードマン】!!」

 

 

 アーマーが砕かれたことにバッカスは驚愕した。彼はエルフマンの方へ見てみると、エルフマンはリザードマンに変身していた。

 

 “リザードマン” 頑丈な鱗に無数の針やトゲが覆われているトカゲ怪物である。

 

 

 エルフマン

  「こっからは、漢として…どっちかがくたばるまで…真っ向勝負じゃ!!」

 

 バッカス

  「ハハハハハ!いいねぇ、魂が震えまくるぜぇ!!」

 

 

 バッカスは面白いと笑みを浮かべ、エルフマンの言葉に乗り、2人は激突する。

 

 

 エルフマン・バッカス

  「「ウォォォオォオオォオ!!!!」」

 

 

 1人は激しい攻撃のラッシュを繰り出し、一方はその攻撃を耐えながら攻撃を続けている。互いの拳がぶつかる度に衝撃が会場に響き渡る。

 

 

 チャパティ

  『なんという激しい攻防だ!まさに男の意地と意地とのぶつかり合い!!』

 

 ジェイソン

  『あ、あは……はは……ははは……(号泣)』

 

 ヤジマ

  『………』

 

 

 闘いを見て、2人を最後まで見届けようと真剣に見る実況、腕を激しく上下に振りながら号泣するジェイソン。ヤジマも真剣に見る。

 

 決して一歩も譲らないエルフマンとバッカスを見る観客や魔導士達は壮絶さを誇る攻防戦を固唾を飲んで、試合の経緯を見守っていた。

 

 

 そして数分経ち、エルフマンとバッカスは力尽きたのか2人とも膝をつく。

 

 エルフマンは、集中力が途切れたか“接収《テイクオーバー》”と“心源開放・優しさ《マインドオリジン・カインドネス》”が解けて元の姿に戻ってしまい、汗だくで全身ボロボロになっていた。一方、バッカスも度重なる猛攻やエルフマンの攻撃で全身ボロボロになり、腕をダランっとぶら下がる。もう互いの心身ともに限界だった。

 

 

 エルフマン

  「ハァ…ハァ…ハァ…」

 

 バッカス

  「ゼェ…ゼェ……お前…エルフマンと言ったか…」

 

 

 ゆっくりと呼吸を整え、エルフマンを見下ろすバッカスは、言葉を紡ぐ。

 

 その時は誰もがバッカスの勝利したと思い込んでいた。

 

 

 だが……

 

 

 バッカス

  「……お前……さぁ…漢《おとこ》だぜ……」ドサッ

 

 

 次の瞬間、バッカスは全身から力が抜けたかのように背中から倒れ、動かなくなってしまった。

 

 

 チャパティ

  『…だ、ダウン!…バッカスダウーン!!試合終了!勝者 妖精の尻尾A エルフマァァァン!!フェアリーテイル復活の狼煙を上げる、強敵相手に大金星~!!』

 

 ジェイソン

  『CーOーOーL!!』

 

 

 エルフマン

  「ウォォォォォォォオオオオオ!!!!」

 

 

 ワァァァァァァァアアアアア!!!!

 

 

 【エルフマンの起死回生による大逆転勝利】

 会場全体が一気に盛り上がる。あのバッカスに勝利し、エルフマン自身の信念の誇りを賞賛して、誰もがエルフマンを存分に称えた。

 

 

 

  

 

 

 

 

 

 

 

 〔ツバサクロニクル side〕

 

 

 ーツバサクロニクル 選手待機席ー

 

 

 ソウダ

  「すげぇ勝負だったな」

 

 クズリュウ

  「ああ、バッカス相手に勝ち取るとは大したものだ」

 

 ユウキ

  「ホントだよ~ボク感動しちゃった」

 

 ソニア

  「心源開放《マインドオリジン》を発動とリザードマンに変身したのは、よい判断ですし」

 

 ハチマン

  「素手相手に相性良いからな」

 

 

 ユウキ達は、エルフマンの闘いにかなり好評だった。その時、ラクリマビジョンを見ていたオワリは、ボーっと頬が少し赤く染まった顔をしていた。ラクリマビジョンを見ていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 〔unknown side〕

 

 

 ー医務室ー

 

 

 その頃、治療を終えたエルフマンが寝ているベッドの周りには妖精の尻尾Aや雷神衆、マカロフ達が揃っていた。隣には、シャオラン、カナデ、ツミキがいる。

 

 

 エルザ

  「私はエルフマンという漢を少々見くびっていたようだな。その打たれ強さと強靭な精神力は我がギルド1かもしれん。エルフマン掴み取った勝利は必ず私達が次に繋ごう」

 

 

 オオー!とメンバー達はエルザの言葉に賛同し、大金星をあげたエルフマンに讃えた。

 

 しかし、ダメージが酷かった為これ以上参加できないと診断された。なので、妖精の尻尾Aはリザーブ枠を使い、ウェンディが参戦することになった。

 

 

 エルフマン

  「情けねぇが俺はこのザマだ…。後は任せたぞ、ウェンディ……」

 

 ウェンディ

  「はい!」

 

 

 エルフマンに託されたウェンディは大きく返事をした。

 

 その後すぐマカロフは、包帯だらけのエルフマンに1つ聞きたいことがあると問いかけてきた。

 

 

 マカロフ

  「…エルフマン、試合で発動したあの魔法は一体なんじゃ?」

 

 

 おそらく心源開放《マインドオリジン》のことだろうとシャオラン達は思った。マカロフの言葉を聞いて、ナツ達もエルフマンが発動した魔法について興味があった。

 

 

 エルフマン

  「それが……わからないんだ」

 

 エルザ

  「わからない?」

 

 エルフマン

  「バッカスにボロボロにやられて倒れそうだった時、姉ちゃんとリサーナを死んでも守りたいと思ったんだ。そしたら身体の中からブワァッと開放された感じがしたんだ。物凄い力がみなぎって、これならあいつを倒せるとそんな気がしてきたんだ」

 

 グレイ

  「なんだそりゃ」

 

 ナツ

  「わけ分かんねえぞ!」

 

 ルーシィ

  「でも姿が変わったのだったら、接収《テイクオーバー》じゃないの?」

 

 エルザ

  「いや、あれは接収《テイクオーバー》ではない。姿が変わった瞬間、明らかに魔力と身体能力があり得ない位に上がっていたからな」

 

 リサーナ

  「なら、あの魔法って一体何なのかな?」

 

 

 ウ~ンと考える妖精達だった。

 

 

 ツミキ

  「あ、あの…も…もしかして……心源開放《マインドオリジン》のことですか……?」

 

 

 横から震える声で答えたのは、ざんばらに切られた長い黒髪と泣きぼくろがあり、腕や脚など至る所に巻かれた包帯が特徴である女性 罪木 蜜柑《ツミキ・ミカン》だった。

 

 

 マカロフ

  「マインドオリジン…という魔法なのか?」

 

 ツミキ

  「…え…あ…は、はい……」

 

 フリード

  「…聞いたことない魔法だな……」

 

 ナツ

  「なあ、どんな魔法なんだ、教えてくれ!」

 

 ツミキ

  「ひっ!!」

 

 

 そう言って、ナツはツミキに近づいたが、ツミキは涙目になって怯えてしまい、シャオランの後ろに隠れる。

 

 

 ナツ

  「なあ……俺、あいつに何かしたか…?」

 

 

 ツミキの逃げるような行動にナツは焦った。

 

 

 グレイ

  「したなー。お前の顔があまりにも怖すぎたんじゃないか?」

 

 ナツ

  「なんだとぉぉお!パンツ変態野郎!!」

 

 グレイ

  「やんのか!このツリ目野郎!!」

 

 

 グレイの言葉にカチンときたナツは、グレイにケンカを吹っ掛ける。グレイも怒ってしまい、2人は互いをにらみ合いながら対峙していた。

 

 

 エルザ

  「やめんか貴様ら…」ゴゴゴゴゴ

 

 ナツ・グレイ

  「「すいませんっしたーーーー!!!!」」

 

 

 しかし、エルザの怒りの籠った威圧にあてられたか、ナツとグレイは速攻土下座してケンカは止められたのだった。他のメンバー達も怯えている。シャオランは、その光景を見てただ苦笑するしかなかった。

 

 

 

 シャオラン

  「あはは……すいません。ツミキは人間恐怖症なので、あまり知らない人が近づくと泣いて怯えてしまうんです」

 

 ナツ

  「そうなのか!?な、なんかわりぃ…」

 

 ツミキ

  「…い、いえ…ナツさんは…悪くないです。こちらが悪いのですから…すいません…(泣)」

 

 シャオラン

  「大丈夫ですよ、ツミキさん。この人達は悪い人達ではありません。とても優しい人がたくさんいますから」

 

 ツミキ

  「…ふぇ…シャオランさん…」

 

 

 シャオランはツミキに大丈夫と頭を撫でてあやしている。すると、ツミキは泣き止んで安心したか顔が少し赤く染まっていた。

 

 

 シャオラン

  「あっ、心源開放《マインドオリジン》については俺が話します」

 

 マカロフ

  「分かった」

 

 

 シャオランはツミキをカエデに渡して、フェアリーテイルの前に立つ。そして、静かになったところで口が開く。

 

 

 シャオラン

  「心源解放《マインドオリジン》とは、己がもつ本質・心のエネルギーを魔力に変換して、身体能力や魔法を爆発的に引き上げる失われし魔法《ロスト・マジック》のことです。

   心持つ者なら誰でも使える魔法ですが、自分自身の本質や心を理解しないとできない。己を理解するのはとても困難で、理解してなかったり、間違った心を持って発動すると自我を失い暴走してしまうリスクがあります。

   心源解放《マインドオリジン》には、勇気・情熱・友情など種類があるが、基本1人1つしかありません。発動時は姿が変わるのが特徴ですね。単純に言えば、ドラゴンフォースみたいなものです」

 

 

 エルザ

  「……心持つ者なら誰でも使える失われし魔法《ロスト・マジック》」

 

 

 シャオランの説明を聞いたマカロフ達は驚愕する。心持つ者、つまり生きている者すべてが使える魔法であること。それもドラゴンフォースに近いものでもあるからだ。

 

 

 ウェンディ

  「エルフマンさん、そんな凄い魔法使えたんですか!?」

 

 カナデ

  「……違う。……さっき覚醒したばかり…」

 

 シャオラン

  「自分自身を理解するのは難しいのに、それを正しく覚醒するなんて凄いことですよ!」

 

 エルフマン

  「あ、ああ…なんか分からんがありがとう…」

 

 

 はじめてで覚醒できたことにシャオランは尊敬していた。そんなシャオランを見たエルフマンは、少し引いていた。

 

 

 ルーシィ

  「あの~少し気になってることがありますけど…」

 

 シャオラン

  「あ、はい何ですか?」

 

 ルーシィ

  「心源解放《マインドオリジン》は、種類があるって言ってたでしょ?だからエルフマンのって何かな~て思って…」

 

 シャオラン

  「エルフマンさんの心源解放《マインドオリジン》は、“優しさ”です」

 

 

 ルーシィに問いかけた疑問をシャオランは答えた。“優しさ”と聞いた妖精達は、エルフマンらしいと微笑んでいた。

 

 

 

 

 

 

 

 __数分後……

 

 

 〔ツバサクロニクル side〕

 

 

 ーツバサクロニクル 選手待機席ー

 

 

 シャオラン

  「すいません。今戻りました」

 

 ???

  「あ、シャオランさん!」

 

 ???

  「お帰り~」

 

 ???

  「どこ行ってたんすか?第3試合始まってますよ」

 

 

 シャオランはナツ達と話した後、医務室から戻っていた。彼らを出迎えてきたのは、3人の男の子だった。

 

 

 シャオラン

  「ランタロウ、キリマル、シンベエ、ただいま」

 

 

 赤茶色のぼさぼさ頭でひどい乱視のためメガネをかけている元気で素直な男の子 “猪名寺 乱太郎《イナデラ・ランタロウ》”

 依頼の仕事やアルバイトを真面目に勤しみ、逞しく生きる“自称天才アルバイター”。大変な商売上手であり、異常なドケチでもあるお金好きな男の子 “摂津のきり丸《セッツノ・キリマル》”

 おっとりのんびりとしており、人を疑うことを知らない天真爛漫な性格で寝ること・食べることが趣味であるぽっちゃり体型男の子 “福富 しんべヱ《フクトミ・シンベエ》”だった。

 

 だいたいウェンディと同じくらいの身長で、魔導士としての実力はあるが、しょっちゅう厄介事を起こすトラブル3人組である。

 

 

 ランタロウ

  「今試合凄いことになってますよ。ユウキさんやソニアさんが出てますし!」

 

 シャオラン

  「あれ?バトルパート、ユウキとソニアが出てるんですか?」

 

 キリマル

  「そうっすよ」

 

 シンベエ

  「いろんな魔導士も出てるよ!」

 

 シャオラン

  「???」

 

 

 ランタロウ達の言葉にシャオランは理解できなかった。バトルパートは1VS1の試合のはずなのに……なんで何人も出てるの?と疑問に思う。シャオランは3人にラクリマビジョンの前まで連れていかれる。

 

 ラクリマビジョンを見ると、シャオランはその光景に一瞬固まってしまう。ビジョンに映っていたのは、女性魔導士達が水着を着てポーズをとっていたのだった。男性観客達は、異様な盛り上がりをしていた。

 

 シャオランは、少しずつ顔が赤くなっていく。

 

 

 シャオラン

  「…な…なんですか、あれは!?」

 

 ハルノ

  「アハハハハ!シャオラン顔赤いよ」

 

 ジル

  「……顔…赤い…」

 

 シャオラン

  「いや、まずバトルパートはどうしたんですか!?」

 

 

 状況が把握できてないシャオランは、マイペースな猫二匹に突っ込んだ。

 

 

 クズリュウ

  「今やってるのが第3試合だ…」

 

 シャオラン

  「いえ、どう見ても試合には見えませんが……」

 

 ハチマン

  「対戦組合せは、妖精の尻尾B ミラジェーン・ストラウス VS 青い天馬 ジェニー・リアライトだったが、お互いが元グラビアモデルということで、変則ルール グラビア対決になった」

 

 クズリュウ

  「そして他のギルドの女魔導士達も乱入してきて、今の状況になった」

 

 

 シャオランに今の状況をハチマンとクズリュウが説明する。

 

 

 シャオラン

  「じゃあ戻る途中でソニアがユウキとカナデ、ツミキ、オワリを連れていかれたのは…そういうことでしたか」

 

 

 ここに戻る途中シャオラン、カナデ、ツミキは、ソニアに会った。ユウキとオワリを引っ張りながら…。その時のソニアの目は、興味津々で何か楽しんでいるように輝いていたのだ。そして、ソニアはカナデとツミキの腕を掴んで、ユウキ、オワリと一緒に何処かへ行ってしまったのだ。シャオランは?を浮かべていたが気にせず、1人でクズリュウ達の所へ行ったのだった。

 

 おそらくソニアがこの対決に乱入を見て、『私たちも参加しましょう!』とやる気満々だっただろう…そしてユウキ達は巻き込まれたのか、とそう解釈した。

 

 

 シャオラン

  「はぁ…」

 

 

 シャオランは、ただ顔が少し赤いまま 肩を落とすしかなかった。

 

 

 

 

 

 

 〔ミラジェーン VS ジェニー side〕

 

 

 ー闘技場(ドムス・フラウ)ー

 

 

 その頃、ミラとジェニーのグラビア対決は続いている。実況達のお題は、だんだんマニアックなものになるにつれて、男性観客達はかなり盛り上がっていた。

 

 

 お題:スクール水着

 

 

 ソニア

  「ユウキさん、とても似合ってます!」

 

 ユウキ

  「……それって…褒めてるの…」

 

 

 ユウキのスクール水着姿は、とても似合ってるとソニアは褒めてるが、ユウキにとっては複雑なものだった。

 

 向こうにいるウェンディも悲痛な声をあげていた。

 

 

 お題:ビキニにニーソ

 

 

 ルーシィ

  「なんか、水着より恥ずかしい」

 

 ツミキ

  「恥ずかしすぎますよ~」

 

 オワリ

  「そうか?」

 

 

 あまり着なれないので、ルーシィとツミキは顔を赤くしていた。オワリは平気な顔で堂々としていた。

 

 

 お題:めがねっ娘

 

 

 ユウキ

  「カナデなんか先生みたいだね」

 

 カナデ

  「……そう?」

 

 

 ユウキからそう言われたカナデは、眼鏡を掛けた自分についてはよく分からないようだ。

 

 

 お題:猫耳

 

 

 ジル

  「……これ…着けても変わらない…」 モグモグ

 

 ハルノ

  「私は別の猫耳着けるのも有りだと思うよ♪」

 

 

 エクシードは、元々猫だから着ける意味ないと思う。いつの間にかハルノとジルも参加していた。ハルノは、自分の猫耳とは違うものつけるのが楽しんでいる。ジルは、いつも通り肉を食べていた。

 

 

 お題:ボンテージ

 

 

 ソニア

  「控えおろう!!」

 

 ハルノ

  「ハハーッ!!」

 

 ジル

  「ハハ~」

 

 ツミキ

  「な…何やってるんですか?」

 

 ユウキ

  「……ソニア、はまり過ぎだよ」

 

 

 完全にハマってるソニアに、ノリに乗るハルノとジルを見たユウキとツミキは、軽く引いていた。

 

 ミラとジェニーは平然とお題をこなし、総合評価は同点になっていた。

 

 

 チャパティ

  『次のお題は、“ウェディングドレス”!これはパートナーと共に参加するということになります!!』

 

 

 ミラはマスターマカロフを、ジェニーはヒビキをパートナーを選んでいた。他のペアも次々と出来上がる。

 

 2人の氷使いは、水使いの花嫁を奪い合い?をしているし、小さい女の子は黒パンサー擬きの猫と組んでいたり、興味なしと寝転んでいる人もいた。

 

 そして、シャオラン達は……

 

 

 ユウキ

  「えへへ~なんか結婚した気分になるね。シャオラン」

 

 シャオラン

  「そ、そうですね…」

 

 ハチマン

  「おい…あまり目立つとこには、居たくない…あと近いんだが…」

 

 ソニア

  「新郎新婦というものは、こういうのが普通ですよ♪」

 

 ツミキ

  「何か恥ずかしいです……」

 

 ワタヌキ

  「まあ、こんなに人が見られているとね…それとツミキはよく似合っているよ」

 

 カナデ

  「………なんか着なれない」

 

 ドウメキ

  「………そうだな」

 

 ソウダ

  「うおっ!ワタヌキにドウメキ、お前らいつからいたんだ!?」

 

 ドウメキ

  「……さっき来た」

 

 

 嬉しそうな顔するユウキはシャオランの腕にしがみついている。シャオランはユウキのウェディング姿を見て少し頬が赤くなっていた。

 

 ハチマンにとっては、目立つのは苦手だからこの場から抜け出そうとしても、ソニアが逃がさんとする。

 

 ツミキは恥ずかしがっていたが、ワタヌキに褒められたことでどこか嬉しそうな表情していた。カナデは着なれないと言い、ドウメキも同意する。ソウダはいつの間にワタヌキとドウメキがいたことにビックリしていた。

 

 クズリュウは、興味ないと会場の端で座って寝ていた。

 

 ランタロウ達も参加していたのだが……

 

 

 ランタロウ

  「シャオランさん!キリマル見かけませんでしたか?」

 

 シャオラン

  「キリマルが?」

 

 ハルノ

  「一緒にいたはずだったのに、気がついたらいなくなっちゃって」

 

 

 ハルノと組んでいるランタロウは、キリマルを探してた。シャオラン達も探すが、キリマルの姿はなかった。そしたら、シンベエとジルがやってきた。

 

 

 シンベエ

  「ランタロウ、キリマルあっちにいるよ」モグモグ

 

 ジル

  「…あっち」モグモグ

 

 

 ジルと一緒に骨付き肉を食べてるシンベエは、ある場所に指差した。ランタロウ達は、シンベエの指差す方へ視線を向けると、見たものは……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 キリマル

  「ええ~思い出の1枚にとしたい方、記念撮影はいかがっすか~。ツーショットなど含めて1回5枚撮り200 J で撮影致しますよ~」

 

 

 キリマルがタキシード姿のまま記念撮影の商売をしていたのだった。

 

 それを見たシャオラン達は、思わず呆れズッコケる。

 

 

 ジュビア

  「グレイ様!あっちで撮影があります!記念にジュビアと一緒に撮りに行きましょう!!」

 

 グレイ

  「まてまて待て…なんでこんなとこに撮影なんてやってるんだよ!?ここは闘技場の中でミラちゃんの試合中だったはずだよな!?……おいジュビア、俺の腕引っ張んな!俺の話を聞けぇぇえ!!」

 

 

 撮影があることにグレイは突っ込みをいれるが、ジュビアに無視され連れていかれるのだった。他にも青い天馬 レンと蛇姫の鱗 シェリーも撮ってもらっていた。

 

 この後、蛇姫の鱗マスター オーバ・ババサーマが突然会場から飛び降り乱入してきて、“本当の女の魅力を見せる”とマントを脱ぎさってポーズを決める。

 

 その瞬間、会場の雰囲気が凍りついた。誰も動かず喋らずの完全な沈黙になっていた。

 

 

 チャパティ

  『……ただいまの一撃で…会場のテンションは一気にダダ下がってしまいました。乱入組も引き上げていきます…』

 

 ジェイソン

  『COOL……DOWN……』

 

 こうして、女魔導士達の魅力バトルはテンションが冷めきったまま幕を閉じる。

 

 ミラジェーンとジェニー試合は、最後のお題:戦闘形態で決着がつき、第3試合は 妖精の尻尾B ミラジェーン・ストラウスが勝利で終わった。

 

 試合決着の時、会場の観客(特に男性)が盛り上がっていた。彼女達2人も賭けをしていたようだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ~ちょっとオマケ~

 

 

 ーツバサクロニクル 選手待機席ー

 

 

 女魔導士達の魅力バトルが終わった後……

 

 

 キリマル

  「いや~儲かったもうk…イデェー!!」

 

 ソウダ

  「何商売やってるんだ、お前は!!」

 

 ランタロウ

  「キリマル相変わらず懲りないね…」

 

 シンベエ

  「うん」

 

 

 撮影の利益を得たキリマルは上機嫌になっていたが、ソウダにゲンコツをもらい、その後説教されたのだった。キリマルのチームメイトであるランタロウとシンベエは、相変わらずだと苦笑し呆れていた。

 

 




 エルフマン、ミラジェーンの試合終了!!

 後半は、ツバサの試合がついにはじまる。

 果たして、その対戦相手は……

 次回
  第14話 ~2日目バトルパート 後編~
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