ようやく話が完成しました。
それと、お知らせです。
僕が書いている小説の題名が変わります!
FAIRY TAIL ~~新規ギルド参戦~~
⬇
FAIRY TAIL ~~ツバサを持つ者達~~
になります!
第18話 ~竜の嵐と妖精の三大魔法~
魔導士達の力比べ!
竜の力が解放されます!
少々ネタもいれてみました。
どうか読んでみて下さい!!
それでは、どうぞ!!
〔unknown side〕
ー闘技場(ドムス・フラウ)ー
チャパティ
『…し、信じられません!!妖精の尻尾A エルザ・スカーレットが伏魔殿《パンデモニウム》にいた100体のモンスターを圧勝してしまったあぁぁ!!』
ヤジマ
『こりゃ、たまげたのぉ』
ラハール
『……言葉もありませんよ』
エルザが挑戦権100という無謀な挑戦を成し遂げたことに、観客からの大歓声が会場に包まれる。具現化した黒神殿が消えていき、魔方陣が地上に降りて、その上にエルザが現れた。
すると、妖精の尻尾Aのメンバー達がエルザのとこに集まり、そして会場の人々が彼女を称えていた。ただし、剣咬の虎と大鴉の尻尾を除いて…。
観客A
「スゲェーマジでやりやがった!!一体何者なんだアイツ!?」
観客B
「私…覚えてる……妖精の尻尾 最強の女魔導士 ……エルザ・スカーレット!!」
観客C
「ああ!妖精女王《ティターニア》のエルザ!!」
チャパティ
『見てください。この未だに鳴りやまない大歓声!!初日にブーイングされたギルドがまるで嘘のようです!!』
『エルザ!!エルザ!!エルザ!!』と観客達のコールが会場に鳴り響く。
〔セイバートゥース side〕
ーセイバートゥース 選手待機席ー
スティング
「…………(汗)」
エルザの活躍を目の当たりにして、スティングは口を開けたまま石のように固まっていた。
レクター
「……だ、大丈夫ですよ!あんなこと…ウチなら楽勝、ですよ…ハイ…」
フロッシュ
「フ、フローも…そう、思う……」
身体を震えていたレクターとフロッシュは、そう強がる口調で言うが、歯切れが悪かった。
〔マーメイドヒール side〕
ーマーメイドヒール 選手待機席ー
ベス
「アチキ、あんなの初めて見た……」
リズリー
「妖精女王《ティターニア》と呼ばれることだけはあるわ~」
カグラ
「(エルザ・スカーレット………ジェラールをよく知る者………)」
〔ツバサクロニクル side〕
ーツバサクロニクル 選手待機席ー
ユウコ
「競技トップを持っていかれたねぇ」
オワリ
「オレもやりたかったなぁ~」
ニダイ
「ウオオオオオオォォン!!!!ワジは今、ものずごぐ感動じでるぞおぉぉ~~~~!!!!」⬅号泣中
クズリュウ・ハチマン・ソウダ
「「「ウルセーヨ(怒)!!!!」」」
ニダイの号泣の凄まじさに耳を塞ぎながら怒号を放つ3人。
シンベエ
「ねぇランタロウ、他の参加者達ってこの後どうなるの?」
ランタロウ
「さあ……」
キリマル
「もう1回やるんじゃねぇの?」
〔unknown side〕
ー闘技場(ドムス・フラウ)ー
チャパティ
『伏魔殿《パンデモニウム》完全制覇!!妖精の尻尾A 10ポイント獲得~!!』
より一層歓声が大きくなる。1位を勝ち取ったエルザは傷の手当てをするため、医務室へと下がっていった。
その時協議していたマトー君が戻ってきて残りの競技に関する説明を始める。
マトー君
「え~協議の結果…残りの8チームにも順位をつけないとならないということになりましたので、いささか味気ないのですが簡単なゲームを用意しました…」
マトー君のそばにあったのは、大きな魔水晶《ラクリマ》を乗せた装置だった。
マトー君
「これは、マジックパワーファインダー 通称 MPF」
ジュラ
「魔力測定器ということか?」
マトー君
「その通りです。この装置に魔力をぶつける事で魔力が数値として表示されます。その数値が高い順に順位をつけようと思います。なお、順番は先程のくじで引いた通りとなります」
ヒビキ
「純粋な力比べか…これはちょっと分が悪いかな?」
ソニア
「受けてたちましょう!パワー勝負!!」
ノバーリ
「……なんで上から目線なんだ?」
シンブルな力比べと聞き、自信がないやこの勝負もらったなど、参加者はそれぞれ違う反応をしていた。
~ 2番 ミリアーナ ~
ミリアーナ
「じゃあ私からだね!行っくよー!【キトゥンブラスト】!!」
ミリアーナ 数値 365
ミリアーナが魔水晶《ラクリマ》に魔法をぶつけると、数値は365と表示された。
チャパティ
『なんと数値が365!!…とは言ったものの比べる基準がないと、この数値が高いか低いか分からないですね……』
ラハール
『あの MPFは、我々ルーンナイトも使用しています。この数値は高いですよ。部隊長を任せられるほどです』
ゲストのラハールがそう宣言すると、ミリアーナが元気最強~!!とガッツポーズをしていた。
~ 3番 ノバーリ ~
ノバーリ
「ウラァッ!!」
ノバーリ 数値 124
チャパティ
『続いて四つ首の子犬 ノバーリ!数値は124!ちょっと低いか?』
ノバーリ
「……oh」
ノバーリは自分の両手を見て、肩を落とす。
~ 4番 ヒビキ ~
ヒビキ
「次は僕の番だね」
周りの女性観客らが声を上げる。一方その時、青い天馬側の観覧席では知力タイプのヒビキには厳しいという意見が出ていた。戻ってきた一夜が友を信じるように諭していたが……
ヒビキ 数値 95
チャパティ
『青い天馬 ヒビキ!数値は95!これは残念!!』
ヒビキ
「……グスッ…(泣)」
実況が流れる中、数値が100すら届かなかった結果になった。ヒビキは手を地面について泣いていた。
この後、カナにすがり付いて慰めてもらっていた。
~ 5番 オーブラ ~
チャパティ
『続いては、大鴉の尻尾 オーブラ!』
オーブラ
「…………」コクン
使い魔
「……キキキ」
オーブラが何も言わずにうなずくと、肩に乗っていた使い魔が測定器に体当たりした。
オーブラ 数値 4
チャパティ
『な、なんと……数値は…4』
妖精の尻尾側はふざけてるのかと思っていたが、メイビスとマカロフは何かあると大鴉達の方に視線を向けていた。
マトー君
「あのぉ~、申し訳ないですがやり直しはきかないので」
マトー君はそう言ったが、オーブラは気にしないような態度だった。
現在、トップは人魚の踵のミリアーナだ。ミリアーナはマトー君の手をとって思いきり上下に振りながら喜ぶ。
ミリアーナ
「やったー!!今私が1番だにゃ~!にゃはは♪」
マトー君
「あ、あのぉ…わかりましたから、手を放してくださいカボ…(汗)」
オルガ
「そいつはどうかな?」
チャパティ
『出たあぁー!ここで剣咬の虎 オルガ登場!!すごい歓声です!』
~ 6番 オルガ ~
オルガはMPFに向けて両手を構える。その手には、徐々に黒い雷が集まる。
オルガ
「【120mm 黒雷砲】!!」
黒雷をぶつけた魔水晶《ラクリマ》は、バチバチッ!!と激しく放電される。それを見たヒビキとノバーリは、その勢いに驚き唖然としていた。
そして、黒雷が止み測定器が出された数値を見ると…
オルガ 数値 3825
3825という驚きの数値が表示された。
ミリアーナ
「ニャァァー!?私の10倍!?」
ソニア
「あらあら、すごい数値ですね~」
ミリアーナはビックリ仰天な顔になる。
圧倒的な数値の差をつけ、オルガがトップに立つ結果となった。ゲストに来てるラハールも3000超えの数値を見て声が失っていた。
〔セイバートゥース side〕
ーセイバートゥース 選手待機席ー
レクター
「さすがオルガくんです!パワーならギルド最強であります!!」
フロッシュ
「フロ~もそう思う♪」
観覧席ではレクターとフロッシュが盛り上がっている。スティングも薄い笑みを浮かべている。
〔フェアリーテイル side〕
ーフェアリーテイルA 選手待機席ー
ナツ・グレイ
「「なん、じゃそりゃあぁ~~~!!!?」」
ナツとグレイは目を見開いて大声で突っ込んでいる。
ルーシィ
「あれ!?エルザ、医務室にいなくて大丈夫なの?」
エルザ
「ああ、手当てしてもらったから大丈夫だ」
いつの間にかエルザが戻って来ていたのに、少々驚くルーシィだった。
〔ツバサクロニクル side〕
ーツバサクロニクル 選手待機席ー
ソウダ
「セイバーの奴、4000近い数値を叩き出してきやがったな」
ユウキ
「ソニア…大丈夫かな」
クズリュウ
「心配いらねぇだろ。アイツもかなり魔力あるからな。むしろ心配なのは……」
シャオラン ・・・・・・・・・
「ソニアが会場を壊しかねない魔法を使うかどうか……ですね」
ランタロウ
「えっ?ソニアさんそんな魔法もってるのですか!?」
クズリュウ
「ああ、ソニアの魔法は知ってるだろ。あれの奥義みたいなものだ」
キリマル
「ああ~あれか!人の言葉を覚えてしゃべる鳥?」
白モコナ
「それは、オウム!」
シンベエ
「じゃあ何かを入れるものは?」
白モコナ
「それは、容器!」
ランタロウ
「それじゃあ、遊びと似た意味の言葉は?」
白モコナ
「それは遊戯!」
クズリュウ
「…………」ブチッ
ランタロウ、キリマル、シンベエ+白饅頭は、漫才(という悪ふざけ)していた。そして、クズリュウの頭にヤバイ何かが切れた……。
ピンポンパンポ~ン
~~しばらくお待ち下さい~~
クズリュウ ・・
「とにかく、ソニアがアレを使うのは相手の結果次第だろ」
ユウキ
「う、うん…(汗)」
シャオラン
「そう、ですね……(汗)」
シャオランとユウキは、クズリュウにドン引きする。何故なら……
バカ3人
「「「」」」⬅気絶 チーン
白モコナ
「ぶたれた!クズリュウにぶたれた~!!(泣)」
黒モコナ
「真面目に話してるのに、アホなことするからだろ……」ハァー
クズリュウの堪忍袋が切れ、ランタロウ、キリマル、シンベエ、白モコナの順に1発ずつ拳骨を喰らわせたのだ。よって、3人は気絶し1匹は半泣き状態なったのだった。
この後、ソウダがバカ3人を担いで医務室へ運ぶこととなるのだった。
〔unknown side〕
ー闘技場(ドムス・フラウ)ー
~ 7番 ジュラ ~
チャパティ
『さあ…それに対する聖十のジュラはこの数値を越せるかどうか注目されます!!』
ジュラ
「本気でやってもいいのかな?」
マトー君
「もちろんカボ」
MPFの前に立つジュラは、掌を合わせて目を閉じ精神を集中する。すると、強大な魔力が集中して地鳴りが鳴り響く。
ジュラ
「【鳴動富嶽】!!」
ドゴオォォォォォォオオオオン!!!!
目を開くと地面に溜められた魔力が開放され、轟音と共に装置を貫いて天へと昇る。
ジュラ 数値 8544
チャパティ
『は、8544!!?これはとんでもない数値がでました!!聖十の名は伊達じゃない!!』
ヤジマ
『さすがと言うべきだねぇ』
なんと8544という驚異的な数値を叩き出した。
オルガ
「……は!?」
オルガは間抜けな声が出てしまう。
〔フェアリーテイル side〕
ーフェアリーテイルA 選手待機席ー
ナツ
「ナニイィィ!?」
グレイ
「オッサンおかしいだろそれ!!?」
エルザ
「さすがの一言だな…」
ジュラの一撃を見てナツとグレイは驚きの声をあげ、エルザもジュラを実力に感嘆する。
〔ツバサクロニクル side〕
ーツバサクロニクル 選手待機席ー
シャオラン
「………絶対使いますね…アレ…」
クズリュウ
「……ああ確定だな」
ハチマン
「ええ~アレ使うのかよ……。んなの使ったら会場が吹っ飛ぶぞ」
ユウキ
「ソニアさんのあの顔…どう見ても使う気満々だよ…」
闘技場にいるソニアを見てみると、とても楽しそうな表情をしている。こういう表情をする彼女は、自分の力を加減しないのだ。シャオラン達は、ハァ~とため息つくばかりだった。
ジル
「……ソニア……ガンバ……」モグモグ
ただ、ソニアのパートナーのジルは、呑気に肉を食べながら彼女を応援していた。
〔unknown side〕
ー闘技場(ドムス・フラウ)ー
~ 8番 ソニア ~
ソニア
「その前に…カボチャさん、ジュラさん、お願いしたいことがありますけど宜しいでしょうか?」
マトー君
「カボチャ!?」
ジュラ
「何かな?」
マトー君の突っ込みをスルーして、ソニアはそのお願い事の内容を口にする。
ソニア マトー君
「カボチャさん「マトー君でいいカボ…」…マトー君、会場全体に強力な魔法でも通さない防壁《バリア》をはること出来ますか?」
マトー君
「強力な防壁《バリア》…ですかカボ?」
ソニア
「はい。ジュラさんには、魔法であのMPFを上に移動することをお願いしたいのです」
彼女の要求を求めるのに対し、疑問を抱いたかマトー君はソニアに話し掛けた。
マトー君
「防壁《バリア》をはることはできますが、何故それをしてほしいのですカボ?」
ソニア
「ジュラさん以上の魔法を使うための安全策です。私が使う魔法は少々危険な為、下手すれば会場を壊しかねないのです」
マトー君
「っ?!……わ、わかった。許可するカボ…」
ソニア
「ありがとうございます。それでは、お願いします」
ジュラ
「うむ、任せておけ」
ジュラは片手を上げると、MPFの周りの地面だけが突き上げるように上昇する。会場より高い位置で止まった。
マトー君もそれ!と持っていた杖を振るうと、会場全体に幕のような防壁をはった。
ジュラ
「これで良いのか?」
ソニア
「はい!ここは危ないので、私から離れてください」
ジュラ
「うむ」
マトー君
「わかったカボ…」
そう言われた2人は、彼女から離れる。
ソニアは、MPFから少し離れた位置に立ち、目を閉じ集中し始めた。
ソニア
「ハアァァァァァアアアアアアア!!!!」
ソニアの身体から魔力が溢れだした。しかも、膨大な量の魔力が。会場にいる魔導士達は、彼女の魔力の高さに驚愕し言葉を失っていた。
溢れだした魔力は、遥か上空へ舞い昇る。すると、中心から黒い雲が渦巻くように広がっていった。
〔フェアリーテイル side〕
ーフェアリーテイルA 選手待機席ー
チャパティ
『こ…これは一体どうしたことでしょうか!?突然空が厚い雲に覆われどんどん辺りが暗くなっていきます!!』
ヤジマ
『一体彼女は何をするのかねぇ…』
ラハール
『この魔力…聖十並みですよ』
会場の空は、まるで夜がなったかのように暗くなっていた。冷たい風が吹き暗雲の空から雫がポツポツと落ちてきた。
ルーシィ
「……雨?ってうわ!!」
雨が降り始めたと思ったら、急に雨が豪雨となり、風も吹き荒れて暴風と化した。しまいには轟音が鳴り響き、雷まで降り注いできた。
グレイ
「嵐か!?アイツ…魔力を空へ打ち上げて会場の辺り一帯だけ嵐を作りやがった!!」
ルーシィ
「あの娘一体何するつもりなの!?」
エルザ
「分からん…?ナツ、ウェンディ…どうした?」
ナツ
「…………」
ウェンディ
「…………」
天候が嵐へと変わり、会場では人達がパニック状態になっていた。だが、そんな状況の中、ナツとウェンディは何故か慌てることもなく黙っていた。
疑問に思ったエルザ達は2人の顔を見てみる。見たのは、2人の表情が鳩に豆鉄砲をくらったかのように、冷や汗流しながら目を見開いていた。
ーフェアリーテイルB 選手待機席ー
ガジル
「…………」
ラクサス
「どうした、ガジル?」
2人だけでなく、妖精の尻尾Bチーム側にいるガジルも……
〔セイバートゥース side〕
ーセイバートゥース 選手待機席ー
レクター
「スティング君?どうかしたんですか?」
フロッシュ
「……ローグ?…」
スティング
「…………」
ローグ
「…………」
剣咬の虎側にいるスティングとローグも妖精3人と同じ表情をしていた。
〔ソニア side〕
ー闘技場(ドムス・フラウ)ー
ジュラさんが8544を出した時は少し驚きました。さすがユウコさんと同じ聖十の称号を持つことはあります。
オルガさんが3825が出た時は、適当な反応をしましたが、失礼ながら私でもその数値は軽く出せます。
・・
ジュラさんの数値を上回るには、やっぱりアレを使うことでした。だけど、アレはかなり広範囲に渡るものですから…もしマトー君の許可を貰えなかったら、ジュラさんの魔法とギリギリ同等のを使うしかありませんでしたが……
ソニア
「(許可もらったので、思い切りぶつけることが出来ます!!)」
彼女は本当に楽しそうな笑みを浮かべながら、自分の魔力を巧みに制御していく。
すると、渦巻く雲の中心に何か竜巻のようなものができている。そこから雷雲が竜巻へと吸い寄せられ膨張していく。
チャパティ
『遥か上空に渦巻く雲の中心から何かが出てk……って、ええぇぇぇぇぇええええ!!!!』
ヤジマ
『な、なんと!?』
ラハール
『ありえない……これは!?』
上空を見上げた者達は揃って目を見開き、口をあんぐりと開ける。魔導士達も同様だ。
膨張していく竜巻や雷雲が獰猛で鋭い牙、鉤爪、そして大蛇の如く長い胴体が形作られていった。
マトー君
「カボーーーー!?!?!?」
ミリアーナ
「ニャニアレーーーー!?!?」
マトー君とミリアーナは、目が飛び出て叫び上がる。
ヒビキ
「次元が……違う」
オルガ
「嘘だろ……」
ノバーリ
「」⬅驚きのあまり言葉が出ない
オーブラ
「………(汗)」
カナ
「ハハハ…酔いが覚めしちまった」
ジュラ
「これが魔法なのか!?…だがあの姿は…」
___まるで、龍《ドラゴン》……
そう…嵐の中、会場上空に現れたのは雷雲と竜巻に覆われた巨大な………龍《ドラゴン》だった。
会場にいる者は、誰もが戦慄する。
???
『グオオォォォォォオオオオオオ!!!!』
私の魔力によって造り上げた龍《ドラゴン》が咆哮を上げながら会場上空を飛び回っていた。
滅竜奥義発動は成功した。我ながら上出来です。後はあのMPFをぶつけるだけです。
そう私は、龍《ドラゴン》をMPFの真下に落とそうと構え…
ソニア
「【滅竜奥義 魔龍嵐牙《マフーガ》】!!」
マフーガ
『グオオォォォォォオオオオオオ!!!!』
彼女の腕を降り下ろすと同時に嵐龍が空へ上昇し、そしてMPFへ向かって一直線に突っ込んでいった。
MPFが嵐龍に呑まれると、凄まじい暴風と雷が会場全体に放たれる。会場にはった防壁ですら簡単に破られたので、観客や魔導士達は吹き飛ばされないように踏ん張っていた。
一番近くにいた参加者達は、ジュラさんの何重に重ねた岩石壁を盾に暴風や雷を防いでいた。
数分の時間が経つと、暴風雨が止み暗く渦巻いていた雲から日の光が差し込む。やがて、雲が消え青空が広かっていくのだった。
私は周りを見渡すと、会場はずぶ濡れになっていた。観客の何人か…いやほとんどの人は、とても疲れはてた様子。シャオラン達もさすがに防ぐのに精一杯だったようですね。闘技場もいくつか出来た水溜まりとひび割れた地面があちらこちらにあり、そこには壊れかけたMPFが転がっていった。
ソニア 数値 9984
ひび割れた魔水晶《ラクリマ》の上には、カンスト寸前の数値が表示されていた。
〔フェアリーテイルA side〕
ーフェアリーテイルA 選手待機席ー
チャパティ
『……な…なんと…9984!?!?翼の年代記 ソニア・ネヴァーマインド!!ほぼカンストの数値を叩き出した~~!!聖十のジュラの数値を上回り、トップに降り立ったーーー!!!!』
ヤジマ
『何とも凄い魔法じゃ……度肝抜かれたよ…』
ラハール
『どう表現すればいいか分からないぐらいですね…』
観客達は目を疑い、数秒後に会場中から今日一番の大歓声が巻き起こった。
ルーシィ
「な、なにあの魔法……」
ソニアの滅竜奥義を見て腰を抜けてしまったルーシィ。
グレイ
「嵐の滅竜魔導士《ドラゴンスレイヤー》……しかもあんな膨大で濃い魔力感じたのは初めてだ」
エルザ
「私もだ。それに、あれほどの魔力を安定させたまま自在に制御するのは、至難の技だ」
グレイ
「つか、ナツとウェンディはアイツが滅竜魔導士《ドラゴンスレイヤー》だと気づかなかったのか?確か…特有の匂いがするから分かるって前に言ってたよな?」
未だに闘技場を見ているナツとウェンディにグレイは話しかけた。
ナツ
「アイツからドラゴンの匂いは全くしなかった。一緒に宴をやった時もな。けど、さっき魔力を解放した時…急にドラゴンの匂いが濃く匂ってきたんだ……」
ウェンディ
「私もです…」
ナツは冷や汗流しながら答えた。ウェンディも彼と同意だったらしい。
〔ツバサクロニクル side〕
ーツバサクロニクル 選手待機席ー
クズリュウ
「たくっ、ソニアの奴…えげつない魔法を使いやがって」
ユウキ
「うぅ~、ずぶ濡れになっちゃったよ~」
ソウダ
「もう少しで吹き飛ばされるトコだった……」
シャオラン
「ソニアの滅竜奥義は、広範囲の地域を更地に変えるほどの威力ですからね…。ユウコさんとハチマン達は大丈夫ですか?」
ソニアが起こした嵐や魔龍嵐牙《マフーガ》の余波を防いでいたシャオラン達は、ヘトヘトに疲れていた。シャオランは、ユウコさん達の様子を確認する。
ユウコ
「私達は大丈夫よ…」
ハチマン
「何とか…つか、ユウコは結界張ってただろ!」
ユウコ
「あら、バレてた♪」
ハチマン
「濡れてない時点で分かるわ!!」
ユウコ
「よし!サイナラ♪」シュンッ!!
ユウコは笑顔にそう言葉を残すと同時に、時空間魔法でどこかへ行ってしまった。そして、逃げたユウコを追いかけるため、ハチマンはハルノと一緒にこの場からいなくなった。
シャオラン達は、そのまま競技を見ることにした。
〔セイバートゥース side〕
ーセイバートゥース 選手待機席ー
スティング
「……………」(゚Д゚;)+(O.O;)
ローグ
「…スティング……驚いてると同時に間抜け顔になってるぞ」
フロッシュ
「フロ~もそう思う~」
ルーファス
「地の文すら記憶されるほどにね」
スティング
「なんか俺の扱い酷くねえか!?そこの2人と1匹!!」
レクター
「だ、大丈夫ですよスティング君!間抜けたびっくり顔は否定しませんが、あんなのスティング君なら出来ますよ、ハイ!!」
スティング
「あんなのは俺には無理だ!!後、さっきの顔は忘れてくれ!!いや、忘れろ!!」
スティングのリアクションでギャーギャー騒いでいた。ミネルバは何も興味なく闘技場を見ていた。
〔フェアリーテイルB side〕
ーフェアリーテイルB 選手待機席ー
ガジル
「ギヒッ、トンでもねえな……あの小娘…」
ラクサス
「……ああ…」
ミラ
「ほぼカンスト数値を出すなんてソニアちゃん凄いわね」
ジュビア
「ミラさん平常運転ですね……(汗)。それよりも…カナさん大丈夫かな…」
ミラ
「かなり厳しいわね…せめて4位狙いってとこかしら」
妖精の尻尾Bチームのメンバー達は、闘技場にいるカナを方に目線を向ける。カナは、さっきの嵐で酔いが覚めたのに…また酒を飲みまくってしまい、もうすでにベロンベロン状態になっていた。
ラクサス
「…ありゃダメだな」
ガジル
「ああ、ダメだ」
ミラ
「ダメね」ハァー
ジュビア
「Σもうすでに諦めてる!?カナさ~~ん!!しっかりしてくださ~~い!!」
かなり酔っている彼女を見て諦める3人に、突っ込みながらもカナを応援するジュビア。
一方、カナはキョトンとした顔していた。
〔フェアリーテイル side〕
ー闘技場(ドムス・フラウ)ー
~ 9番 カナ ~
チャパティ
『ラストは妖精の尻尾B カナ・アルベローナ!!しかし、この圧倒的な数値の後だと…』
マトー君
「ソニアの魔法でMPFが壊れてしまいましたので、新しくMPFと替えましたカボ」
カナ
「ヒック…そんじゃあ、一丁やるか!!」
カナは気合いを入れて上着を脱ぎ捨てる。すると、会場全員が目に入ったのは、彼女の右腕に浮かび上がる赤い刻印だった。
ーフェアリーテイル 応援席ー
マカロフ
「しょ、初代様……ま、まさか……」
メイビス
「特別に貸してあげました。……勝つために!」キラン❇
マカロフ
「ンガハ~~~~!?!?!?」
マカロフは、メイビスの単純な理由で三大魔法をあっさり貸したことにショックのあまり全身真っ白になる。
カナ
『集え!妖精に導かれし光の河よ!!』
メイビス
「元々あの者には物凄く高い潜在能力があります。彼女ならこの力を使いこなせるでしょう…」
カナ
『照らせ!邪なる牙を滅するために!!【妖精の輝き《フェアリーグリッター》】!!!!』
空に収縮する輝く光が放たれ、MPFを呑み込んだ。光が消えると、MPFは粉々に破壊され、そこには…
カナ 数値 9999
という数字が浮かび上がっていた。
〔unknown side〕
ー闘技場(ドムス・フラウ)ー
チャパティ
『な…何ということでしょう!!……MPFが跡形もなく消滅!カンストしています!!な…何なんだこのギルドは!?競技パートワンツーフィニッシュ!!もう誰も妖精の尻尾を止められないのかー!?』
カナ
「止まらないよ!何たって私達は…妖精の尻尾《フェアリーテイル》だからね!!」
カナは両手を大きく広げてそう告げると、会場が一気に歓声が上がる。
こうして、
大魔闘演舞3日目 競技パートが終了した。
結果は以下のようになる。
ー伏魔殿《パンデモニウム》ポイント結果ー
1位 エルザ・スカーレット 10ポイント
ーMPF ポイント結果ー
2位 カナ・アルベローナ 8ポイント
3位 ソニア・ネヴァーマインド 6ポイント
4位 ジュラ・ネェキス 5ポイント
5位 オルガ・ナナギア 4ポイント
6位 ミリアーナ 3ポイント
7位 ノバーリ 2ポイント
8位 ヒビキ・レイティス 1ポイント
9位 オーブラ 0ポイント
ー3日目 途中結果ー
1位【年代記の翼】 37ポイント
2位【妖精の尻尾A】 32ポイント
3位【蛇姫の鱗】 26ポイント
4位【剣咬の虎】 24ポイント
4位【大鴉の尻尾】 24ポイント
5位【人魚の踵】 21ポイント
6位【妖精の尻尾B】 20ポイント
7位【青い天馬】 19ポイント
8位【四つ首の子犬】 14ポイント
技 紹介
【滅竜奥義 魔龍嵐牙《マフーガ》】
嵐の滅竜奥義。術者の膨大な魔力を空に打ち
上げ、一定範囲の天候を嵐に変える。そして、
竜巻・雷雲を魔力で”マフーガ”という龍《ドラ
ゴン》を造り出す。その龍を相手に向けてぶつ
ける魔法。その破壊力は、エーテリオンを匹敵
する。
マフーガの姿は〈映画ドラえもんのび太のふ
しぎ風使い〉に出てくるマフーガをアレンジし
たものです。
3日目競技パート終了!!
ソニアの滅竜奥義は、ハンパないものを考えたつもりです。
バトルパートも面白いものにしようと努力します。
次回
第19話 ~3日目バトルパート 前編~