「ジント、今回も一緒にソビークへ行こう。そなたと一緒にきてもらいたいのだ」
そうにっこりと微笑みながらラフィールが言っていたことを思い出していた。
そのときは、嬉しかったが、正直、ジントは気乗りはしなかった。
前回のソビークで彼の無知と鈍感がラフィールを怒らせたことを思い出したからであった。
それで、まず、ジントが考えたのは、前回はただ、ラフィールに引っ張られていたということもあって、自分からソビークに対する情報を集めた。その最初の行動は「案内本」通称「かたろぐ」といわれているものをソビークの事前に購入した。
「これがソビークの「かたろぐ」か…さすがに紙でできている。しかも、こんなに厚くて重いんだ。ということは、参加しているアーヴは、毎回、こんなものを買っているのか。」
そして、その分厚い「かたろぐ」をあけて、目を通した。すると、かなりの発見することがあった。なにより、初心者も考えての説明が多くあったのが、ジントにとっては、幸いだった。
「なるほど、なるほど…あ、以前ラフィールが着せてくれたあの『ハオリハカマ』についていた『カタナ』は、禁止物じゃないか。『こすぷれ』の禁止条項に入っていたけどな。どうして、誰も言ってくれなかったのかな?やはり、アブリアルの怒りを恐れているのかな」
ふと、ジントの中にも疑問があった。しかし、あえて追求してもしょうがないと彼は思った。
しばらく、ジントは「かたろぐ」を読んだ後、ソビークに対する準備が少しは理解できたと感じた。そう彼が思ったとき、ラフィールからの通信が入った。
「ジント、明日の準備いいか?私のほうはすでにできている。それと前回と同様に『こすぷれ』の衣装は送っておいた。そなたの帝都城館に届くであろ。では、私が迎えに来るまでに着るがよい。」ラフィールは楽しそうに言った。
「わかったよ。ラフィール。でも、前回の『カタナ』は、長物だから、禁止物じゃなかったの?」ついさっき得た知識で質問するジント
「そなた、いつのまにそのような言葉を覚えたのだ?」その言葉に驚くラフィール
「一応、少しは準備しようと思って、これを買ったんだ。」そういって、『かたろぐ』をみせるジント
「そうか、そなたもようやく我が星たちの眷属のアーヴ貴族としての自覚がでたといえる。ソビークへの準備の心構えは少しはできるようだな。」
ジントの行動にラフィールはとても満足そうだった。
数時間後、ラフィールによって送られてきた衣装が届いた。つばの広がった黒い帽子、そして、それには羽がついておった。衣装は、長衣とはまた違った感じがする着物で、豪華な刺繍が加えられていた。そして、そこにあったものには「れいんぴあ」という文字が書かれた指揮丈なようなものがあった。
「あれ、長物は駄目だった気がするのに。今度もあるみたいだ。どうしよう?とりあえず、着てみるか」
そういって、説明書どおり、その服を着てみると、ジントは子供時代に見た古代の記録映画を思い出した。
「これは……三銃士だ。そうだ。三銃士のダルタニヤンだ。ラフィール…僕が、ティルとの会見のときに昔話でこの話をおぼえていてくれたのか。そう考えるとちょっと、てれくさいな。」そういって鏡に映っている自分を見るジント
「(やっぱり、あまりかっこよくは、ないかな。でも、前回の『ハオリハカマ』よりいいかな。何よりラフィールなりに僕のことを考えて選んでくれたしね)」
その後、ジントはその姿を家臣達に見られて恥ずかしそうにラフィールを宇宙港で待っていた。家臣は、ジントを誉めたが、彼にとって、それは社交辞令としかうけるとことができなかった。
「ジント、待ったか…。その姿よく似合うぞ。そなたの出自は古代地球ではそっちの文化の色が強いと聞いていたので、それを考えた。」ジントの姿に満足そうにするラフィール
「そうだね。君がお姫様だから。僕はそれを守る騎士といったところかな」
そういって、『れいんぴあ』をジントはさすった。
「ほう、それは、面白いな。では、その設定でソビークに望むがよい」
「でも、ラフィール、この長物もっていていいの?」『れいんぴあ』を持ちながら当然の疑問を抱くジント
「大丈夫だ。許可はとってある。それをよくみるがよい。そこの柄のところにソビーク実行委員会の許認可のシールが貼ってあるであろ。父上に頼んで、やってもらった。前回のこともなんとかもみ消したぞ」とにっこりと微笑むラフィール
「あはは、そうなんだ。(ラフィールが権力使うなんて意外だ。それほど、ソビークに執着しているのか)」ジントは乾いた笑いをした。
ジントは、3回目となるソビークに参加していた。傍らには、アブリアルの王女であり、銀河でも極上の美貌を持つ少女が嬉しそうに歩いていた。
「(どうしてなんだろう?銀河でもとびきり美少女と歩いているのにこの落ちこんだ気持ちはなんだろう)」そういって、周り眺めるジント
ソビークの会場では、相変わらずの人ごみであった。戦時中にもかかわらず、その混雑さにジントは、困惑と疲労の色が耐えなかった。さらに、彼の個人的主観によれば、前回よりさらにその度合いは高いと感じていた。そして、その混雑の中でもラフィールは生き生きとしているように感じていた。
「では、ジント、行くぞ。我らが戦場へ」
そういって、ラフィールは勢い良くジントの手を引きながら、彼女の目的物、もっぱら紙の本を手に入れるために人ごみの中へ入っていた。
数時間後、ジントは、すでに、今回のソビーク参加に後悔していた。ラフィールの家は、帝国でもゆびおりの資金を持っている。
ということは、彼女が望むならいくらでも…………そう例え、体がつぶれそうなくらいの重量の戦利品を獲得することができるのだ。もっとも、それは、熾烈な競争に勝つという条件もそろっているのだが、今回のラフィールは、特にその点に関しては、効果的な作戦をとったらしく、彼女の戦利品は驚くべき速さで増えていった。
ジントの荷物持ちという役目の限界はすでに目前まで迫っていたが、とうのラフィールは、まだまだ、獲物を狙う女豹のごとくソビークをかけずりまわっていた。
ジントとラフィールがソビークでの買い物にひと段落して、休憩所で落ちついていると、そこへ二人がよく知っている人物が声をかけた。
「王女殿下、奇遇ですね。こんなところに会うとは思いませんでした。」穏やかな笑みを浮かべるソバーシュ
「俺はわが君と艦長がゾビークにきているのは、わかっていたけど、この人ごみじゃあ、会えないと思っていましたよ。」なぜか、ジント同様に大量の荷物を持っているサムソン
「そなたは、今回は売り子ではないのか?」
「ええ、それは、明日の予定ですね。今日は殿下と同様に買い手ですね。彼にも手伝ってもらっているんだ。何しろ、今回は私だけではなくアトスリュア司令の分も買わなくてはならない。彼女は今、家庭の事情で、ちょっと、このソビークに参加できないと言っていましたから。」少し困った表情で言うソバーシュ
「大変ですね。サムソンさんも、僕と同じ役目をしていますけど、大丈夫ですか?」
「坊やよりはやわじゃないんでね。大丈夫さ。おーっと、この発言は、他の家臣には内緒にしてくれよ。」そういって口元に一指し指をあてて、ウィンクをするサムソン
「わかりました。ところで、お二人はこれから休憩しますか?」
「いや、もうすぐ今回の目玉商品が発売する予定でね。それを買いに商会区画へ行こうと思っている。殿下は知っていましたか?『宇宙英雄の戦旗Ⅱ』が12年ぶりに発売される。しかも、ソビークで先行発売ですよ。」
ソバーシュにしては、珍しく興奮した様子で言った。
「なんだと。それは、知らなかった。私も買いに行く。案内するがよい。ジント、そなたは、ここで私の戦利品を見張っているがよい」
「ということなんで、ハイド伯爵閣下、しばらく殿下と一緒に行きます。すいませんね。」そういって、すまなそうに謝るソバーシュ
「ソバーシュ副百翔長、この荷物は例のところへ送ればいいのでしょう。」
「うん、そうだね。頼むよ。監督。」
「じゃあ、そういうことで、わが君、私もちょっと、移動するので、そこで休んでいてください。」
「はい。わかりました。サムソンさん。ところで、ソバーシュさん、『宇宙英雄の戦旗Ⅱ』って何ですか?」
「ジント、知らないのか?12年前に空前の勢いで流行した『思考結晶遊戯(ゲーム)』だ。その販売数は10億とも20臆とも言われている。アーヴの中や国民だけではなく地上世界でも数多くでも売れたのだ。その続きがでるとなったら、買うしかないであろ」ラフィールもその情報に興奮していた。
「ふーん、そうなんだ?でも、僕の住んでいたデルクトゥーでは、そんなゲーム知らなかったよ。」
「そなたは、本当に……常識が無いな。その時期、そのゲームの製作責任者(ぷろでゅーさー)である『ザ・フール』は、有名だったぞ。このゲーム以外でも数々の名作を作り出したからな。ただ、それが誰というのは、結局、わからなかったのだ。とういより、製作元の紋章院が教えなかったというのが正しかったというべきであろ」当時を思い出すラフィール
「ふーん、そうなんだ。でも、僕には関係ないかな。ところで『ザ・フール』ってどういう意味ですか?どっかで聞いたような気がします。」ふと疑問に思うジント
「確か、古代英語で『愚者』という意味みたいだよ。そういえば、君のマーティン語は、古代英語が語源だから知っていてもおかしくないね。他の製作者にも『宇宙英雄の戦旗』には、『フェアリー』とか『グリーン』とか『ゴールデン・アイ』とか、まあ、色々と古代英語の名前があったみたいだね」丁寧に説明するソバーシュ
「そうなのですか(……あれ、どれもどこかで聞いたことあるような気が…まさかね)」思考の深みにはまるジント
「さてと、もうすぐ販売するみたいですし、殿下行きましょう。」
「うん、ジントとにかくそこで大人しくまっているがよい」
ラフィールとソバーシュ、そしてサムソンが去ってからジントは休憩所に座っていると、ソビークの全会場に放送が入った。それは、商館区画の紋章院販売部で、『宇宙英雄の戦旗Ⅱ』が先行発売するということであった。その放送聞いた途端、周りがあわただしくなり、雑踏にいたほとんどの人々がある方向へ向かって流れていった。もちろん、それは、商館区画であることは、間違いないとジントは確信した。
ぽつんと一人休憩所に取り残された状況でジントは深いため息をつくと、そこへ、一人のアーヴの美少女が声をかけた。
「おやおや、お疲れの様子ですね。ハイド伯爵閣下、それでは、冷たいスルグー(珈琲)はどうですか?」
金色の瞳をした美少女のシュリル・ウェフ=キルヒム・ユーリルだった。
「あれ、ユーリルもソビークにきていたの?」スルグーをうけとるジント
「うん、そうよ。私の場合は仕事だけどね。」そういって、もう一つのスルグーを出してジントの横に座るユーリル
「そうなんだ。君は、売り子なのかい?」
「違うわ。これよ。」
そういって、左手にある腕章を見せるユーリル
「これは、『ソビーク実行委員会』の紋章がある。君は、『すたっふ』ということだね。それは、ご苦労だね。」
「全くだわ。でも、ジントと二人きりになれたし、少しは役得はあったかもね」
普通の地上人なら10人のうち9人は惚れるような輝く微笑だった。
「それにしても、君がソビークにここまで、熱心だとは思わなかった。確か、『すたっふ』というのは、大変な労力と苦労があるとラフィールから聞いていたからね。」
「ふーん、やっぱり、殿下と一緒に来たのね」少し寂しそうなユーリル
「あはは、まあ、さすがに帝国の王女に誘われたら断れないさ。」なぜかあせるジント
「ジント……そういえば、そのスルグーは、機械販売にしてはましだとは思わない。」
「そういえば、確かにここで前に買ったのより味も香りもいいね」
そういってスルグー入っている容器に口をつけるジント。
「私がちょっと変えたのよ。もちろん、味見はしたわよ。だから、ちょっと減っているけどね」
「え…それって、間接キスじゃあ」ジントはユーリルの意図に気付いて顔を赤くした。
「ちょっと、それくらいで、そんな反応しないでよ。私も恥ずかしいじゃない。」それにつられてユーリルも頬を赤らめた。
「そうだね。でも、このことは…ラフィールには内緒にしてくれよ」
「あら、別に良いと思うわ。それに、修技館時代には本当のキスをしたのよ。あれと比べれば、ましでしょう。ああ、あのときは、ジントからしてくれたのね。」当時を思い出しうっとりとした表情になるユーリル
「え、あれは…、本当は頬だったじゃないか。それをユーリルが突然動いて…」
「あら、そうだったかしら、まあ、そんなことはもういいでしょう。」
「そうだね。ところで、ユーリルは、『宇宙英雄の戦旗Ⅱ』を買いに行かないの?ここのかなりのアーヴがそれを求めに移動したみたいだよ。」これ以上、その話が嫌なために話題を変えるジント
「なんで私が買いに行くの?そんなのもうすでに、何回もやっているわよ。」ジントを不思議そうにユーリルは見つめた。
「あ、そっか、君は紋章院の特殊精鋭部隊の『青の牙』にいたからか。同じ紋章院の商品ならすでにやっていてもおかしくないか。」自前の乾燥植物並の洞察力をジントはフル回転させていた。
「ちょっと、違うわね。それを作ったうちの一人は私よ。まあ、製作責任者は、兄さんだけどね。」悪戯っ子の笑顔で言うユーリル
「えーーー。君たちが作ったの?ユーリルが『宇宙英雄の戦旗Ⅱ』をかい?でも、前回の『宇宙英雄の戦旗』の続編だよね。前回と製作者は違うの?」ふと疑問を抱くジント
「ええ、あれも私達が作ったのよ。あのときは、兄さんが10歳で私が9歳だったかな。けっこう、苦労したんだからね。」当時を思い出しように言うユーリル
「…その年齢でゲームを作れるなんて……やっぱり、すごいよ。君達は。」二人の能力にあらためて、驚くジント
「うーん、そうなのかな。まあ、私はゲーム音楽の作曲は苦労したけどね。兄さんは、シナリオ原案からゲームコンセプトなどやっていたし、基本的なシステムを考えたのも兄さん、はっきりいって、兄さんの方が何十倍も苦労したと思うわ。なんせ、ぷろでゅーさーだから。」兄のことを誇らしげに言うユーリル
「そうなのか、でも、どうして、ゲームを製作することに成ったんだい?そんな子供の君達が苦労することのなってまで」
「知りたい?じゃあ、簡単に説明するわ。」
こうして、ユーリルは、わかりやすかつ、端的に説明した。父親であるハーデスよりはるかに効率はよかった。
彼女の説明によれば、当時、12年ほど前に紋章院は秘密組織の活動において、深刻な資金不足に陥った。
そこで、当時の紋章院の長官がその件に関して、ヘルマスターであるハーデスに相談した。
彼はキルヒム家の後継者らしく、交易者としての才能もあり、それなりの利益を常に上げていた。しかし、ハーデスは独立交易者として利益をあげていたのであって、紋章院の財政難を改善するような交易手段は思いつかなかった。
そこには、領主の既得権益の壁があり、紋章院もそれを無視することはできなかったのである。
ハーデスは、妙案が浮かばなかったので、息子のダリシュに相談した。そして、彼が考えた解決策が思考結晶遊戯(ゲーム)の『宇宙英雄の戦旗』の開発と販売だった。
これを紋章院の商品として販売して、利益を上げれば、財政難はすんなりと解決すると当時の10歳に満たない少年のダリシュが言ったのであった。
そして、自分が提案したからにはそのゲームの開発責任者としてぷろでゅーさーになり、そのための人員をあつめて、それを製作したのであった。
ゲーム音楽担当がユーリル、ゲームキャラクターやその他のデザインがティアラ、そしてプログラマーがミルフィーユ、という役割であった。シナリオや基本的なシステムは全てダリシュが行っていた。そして、販売戦略はすべてハーデスが企画立案をしていた。
『宇宙英雄の戦旗』は、紋章院が発売して以来、その面白さはあっという間に銀河に広がって、莫大な利益を上げたのだった。さらにこのゲームはただ、面白いだけでなく不正に複写したり、改竄するのは、どんな優秀な思考結晶ハッカーでも不可能に近かった。
そして、その履歴は確実に紋章院のデータバンクに送られたので、証拠を抑えた瞬間に個人やその団体はつぎつぎと捕まった。さらに、その商品の項目に不正な複写や改竄が行われた場合、売上の90%の賠償金を求める権利がこの商品には有すると書いてあったので、その賠償金でも紋章院は多大な利益を上げたのであった。
結局、紋章院は、このたった一つのゲームの商品だけで財政難解決どころか、様々な秘密警察としての資金が調達できるようになり、これが紋章院を救ったと表されることもよくいわれるようになった。
その説明を聞きながらジントはまた、自分の親友のすごさを改めて、実感した。
「それで、思ったけど、それだけ売れたゲームなのに続編が10年以上も遅れたのはどうしてなの?ダリシュが作る気がなかったとか」
「うーん、それより、他に色々仕事があったの。私たちの本来の任務は『青の牙』よ。ゲームをつくることではないわ。それに、最近までゲームプログラマーがとある地上世界に閉じ込められていたことを考えれば察しがつくでしょう。ハイド伯爵閣下」さいごは、ちょっとした皮肉をこめて言うユーリル
「あ、そうか。ミルフィーユさんが今度もつくったのか。まてよ……。『ザ・フール』、『フェアリー』、『グリーン』、『ゴールデン・アイ』……それって、皆のコードネームじゃないか。確か、ダリシュもヘルマスターを継ぐ前は、『ザ・フール』だった。」やっと、気付くジント
「ようやく、わかったのね。相変わらず鈍いわね。ジント。」微笑むユーリル
「しょうがないよ。まさか、そんなもの君達が作っていると思わないよ。」苦笑するジント
「あら、私ならさっき、ソバーシュさんが言った時点で気付くわよ。今のジントほどの情報を持っていたらね。もっと、情報戦について勉強した方がいいわよ。あなたは、戦争にいくのだから。」楽しそうに言うユーリル
「確かに僕は戦争に行くけど、そんな役割を期待されていないよ。」ためいきまじりに言うジント
「そうね。でも、そんな風に考えていたら、王女殿下の役に立てるかしら?前も言ったと思うけど、皇帝の出世競争はそんなに甘くないわよ。足をひっぱらないようにしたいなら、そういう考えはやめた方が良いわ。これは、個人的な忠告。じゃあ、私もお仕事があるので、行くわ」
そういって、ユーリルは颯爽と他の区画へ移動していった。
「ふう、何か疲れたな。休憩したのにな。」
そういって、ジントが休憩所で一言つぶやいて顔を上げると空色の髪と瞳をした美少女がじっとジントを無表情で見つめていた。
「え…エクリュア副長……どうして?」
突然現れたエクリュアにジントは驚きと動揺を隠せなかったのであった。