ソードアート・オンライン 《Violet Knight》 作:黒炉
書く時間ないので亀更新&深夜投稿になりますが、よろしくお願いします!
あと感想もらえたらテンションあがって更新速度20割増しになるのでよろしくお願いします!
第1話 The story before beginning
『これはゲームであっても、遊びではない』
あの男、
最初は冗談だと思った。俺が1年分の小遣いを叩いてやっと手に入れた《ナーヴギア》と《ソードアート・オンライン》は、VRMMOという新しいジャンルではあったが、結局はテレビゲームの仲間であって、それが直接人の命に関わる――――思いっきり頭頂部めがけて振り下ろせば話は別だが――――とは到底思えなかった。
考えていたことは皆同じだったのだろう。だからこそ、あの短い間にあれだけの死者が出てしまった。
これは俺、
☆
俺、結城藍人は自慢ではないが、かなり病んだレベルのゲームマニアである。それも、RPGという、『他人とともに遊ぶという点に関しては絶望的に向かないゲーム』専門のである。
こういう言い方をすると、まるで俺がコミュ症のヒッキーに聞こえるかもしれないが、断じて違う。俺が悪夢といっても足りないほどのあのデスゲームに囚われる前は、それなりに人生エンジョイしていたのだ。
もっとも、俺の家はかなり厳しかったし、親父の弟の奥さん――――叔母さんって呼ぶとキレる――――がとにかく俺に厳しくて、会う度にゴキブリと蜘蛛と百足を足して3でかけた物を見るかのような視線を投げかけられたものだ。 俺、あの人苦手。嫌いなんじゃなくて苦手。
俺の家、結城家は親戚のどの部分を引き出してもエリート街道まっしぐらな人間のみの家だった。別に嫌味とかじゃないし、俺みたいなゲーム廃人にとってはかなり居心地の悪い空間だった。
俺は勉強なんてできないし、正月に親戚が集まった時なんて、全員が『フェルマーの最終定理がどうの』とか『光速を超えられる現実的理論』とか、最強黒魔法詠唱するほうが楽なんじゃないかと思えるほどの次世代言語を使ってくれるから俺はもう何が何やらでパニくるわけだ。
最初はいっそのこと家出でもしてやろうかでも泊めてくれるかな友達諸君とか考えてた。だって周りにいる奴子供っぽくねーんだもん。なんだよ60進法って。知らないとか人間として恥ずかしくないのかとか言われる筋合いはねーよバーロー。
まあそういう異常な環境の中で、どうして俺がゲーム廃人として完成(?)したかというと、そこには俺が『姉さん』と慕うある少女が関わってくるのだがその話は割愛しよう。恋人がいる女の人の話なんて悲しくなってくるじゃん。あ、やべ、涙が……。
そんなこんなで息苦しくもゴーイングマイウェイだった俺が、『仮想世界』なんて魅力的な単語を聞き逃すわけがない。仮想世界で冒険ができる。 たったそれだけだったのだが、俺は新作ゲームを片っ端から我慢して《ナーヴギア》と《ソードアート・オンライン》を購入した。
それが、俺のこの後の2年間を狂わせることになるなんて、思ってもいなかった――――――