カオススクールG×B   作:零崎哀識

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期末期間なのに俺何してんだろう?



VS影

二条城に向かうまで少々時間があるようなのでいい加減にクリスピードーナッツの報酬を貰うことにした。

 

意識を潜らせると今回は前回来た時に強制退場をくらった扉の前

 

今回はこの扉に鍵がかかっていないのが何故か分かる。

 

ならば開けるしかないだろう。

 

そして、扉の先には

 

零誠「……図書室?」

 

本棚と本しかない。

 

これがエルザードとエルシャが抑えていた物?

 

中を見てみると本と本棚以外にも扉があった。

 

零誠「また扉かよ!!」

 

しかも、「絶対に開かないよ」って主張をビシビシ感じる程鎖で扉が開かないように封印されてる。

 

零誠「……鍵穴がない……だと?」

 

『Boost!』

 

ドラ「ちょっ!?何やってんの!?」

 

零誠「扉はもうこりごりなんだよ!!てか、鍵穴無いってことはぶっ壊してもいいってことだよね?」

 

ドラ「いや、ダメだろ。こういうのは窮地に陥った時とか仲間との友情とかで開放されんのがセオリーだろ!」

 

零誠「知るか。正直、そんな主人公補正は俺に存在してると思えないし。壊した方が早いと思う」

 

『Boost!』

 

ドラ「だからやめ

 

数分後

 

零誠「はぁはぁはぁ。……なんで壊れねえんだよ!いや、マジで。強度が高いだけかと思ったら分解も出来ねえのは何故だ!?」

 

ドラ「ま、ドラクエとかで魔王の城の壁にメラゾーマぶちこんでも壊れないのと一緒だろ」

 

零誠「ちっ、鍵穴がありゃピッキングで簡単に開けられんのに」

 

ドラ「ピッキング得意な主人公って……」

 

どうやら聖槍相手に覚醒無しで挑まにゃならんようだ。

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

ホテル入り口にて

 

花戒「元ちゃん、無理しちゃダメよ」

 

草下「そうよ、元ちゃん。明日はみんなで会長へのお土産を買うって約束なんだから」

 

匙「おう」

 

由良「元士郎、テロリストにシトリー眷属の意地を見せてやるのよ?」

 

匙「分かってるよ」

 

巡「危なくなったら逃げなさい」

 

匙「足なら鍛えてるよ」

 

匙は激励を貰っているところだ。

 

仲良くなったのはいいと思うがソーナ会長と全く進展がないのはヘタレすぎだろ。

 

てな訳で、二条城に向かうバスへ乗る。

 

俺は窓際で楽しむことにするかね。

 

出発

 

アザ「レーセー、ちょっとい……何食ってんだお前?」

 

モグモグ

 

零誠「見て分からないんすか?単子葉類ショウガ目バショウ科バショウ属の多年生草本ですよ」

 

アザ「いや、ホントに何食ってんだよ!?分かりやすくバナナって言えばいいじゃねえか!」

 

零誠「全く見て分かるなら聞かないでくたさいよ。それにバナナはオヤツに含まれないんだからお菓子と別に持ってきてもいいじゃないすか」

 

持ってた鞄から駄菓子を出す。

 

アザ「修学旅行気分か!」

 

零誠「え、当たり前じゃないですか。せっかく今回行けなかった二条城に行くんですもん」

 

アザ「……お前に聞いた俺が馬鹿だった。だが、これだけ言わせてもらうぞ。果物のバナナはオヤツに含まれる」

 

『果物』に照準を合わせて、

 

零誠「そんなのおかしいよ!」

 

言弾発射

 

零誠「バナナは果物ではなく野菜にカテゴリーされる」

 

Break!!

 

はい、ロンパ。

 

アザ「そ、そんなバナな!?」

 

零誠「そのオヤジギャグは無いと思う」

 

アザ「自分はあんだけはっちゃけておいて酷いな!」

 

零誠「で、用件は何すか?」

 

アザ「いきなり話戻すのかよ。まぁ、人間相手に元人間のお前は躊躇いがあんのかって聞こうと思ったんだが、今のお前見てりゃ心配する必要は無さそうだな」

 

零誠「マジでそれ愚問ですよ。大体人間が普通に生活してれば悪魔や堕天使ましてはドラゴンなんかの人外と合うこと自体無いんですよ。会えないなら殺しあうこともない。人間の敵は基本的には人間なんだから」

 

アザ「まるで人間の時に人を殺したことがあるような言い方だな」

 

零誠「全くそのような記憶は存在しませんよ」

 

記録はあっても記憶は無い。

 

アザ「ん?……まぁ、いいが。他の奴等はお前のように行かんだろうからお前が先頭に立ってやれ。お前が突き進む限り、あいつらもついてくる」

 

零誠「了解しやした」

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

二条城前

 

オフェンスを降ろしたバスは結界をもう少し大きめに張る為にアザゼル教諭を載せて離れて行った。

 

霧が濃くなってきてる

 

零誠「はぁ、また転移かよ」

 

『絶霧』発動

 

次の瞬間俺がいたのは地下鉄のホームだった。

 

周りに誰も居ない。

 

『参加者9名 英雄派9名選出』

 

アナウンスが流れてくる。

 

『舞台京都(偽)』

 

『各陣営1人リーダー選出 リーダーを思考してください』

 

リーダーになる奴を思い浮かべろってことか?なら年功序列でロスヴァイセさんかね?

 

『多数意見が反映されます』

 

『参加者勝利条件 東西南北に配置されている英雄派の撃退 中央に配置されている英雄派の撃退 片方の達成』

 

『英雄派勝利条件 グレードレッドの召還』

 

おいおい、何サラッとぶっ飛んだこと抜かしてんだよ。

 

『追加ルール リーダー以外はダメージを一定量受けたら追放 配置された英雄派は拠点より500M以上離れられない』

 

なるほどな。だが、このルールは知っているだろう英雄派に有利過ぎないか?

 

『参加者側のリーダーは副リーダーを選択してください 副リーダーはリーダーと同じ役柄です』

 

さっきから思うのだが、このアナウンス言葉遣い滅茶苦茶だな。

 

で、この『あんたがリーダー』ってなんか果てしなくムカつく文字が浮かんでいるのだが。

 

俺が決めろってか?

 

……この役目最悪たな。よくよく考えるとこのリーダーという役目はは最後までゲーム盤にいられる。最後まで戦っていられる。

 

しかし、つまりは最後までいないといえない。最後まで戦わないといけない。致命傷を受けてもいないといけない。死のうが戦わないといけない。

 

道連れを選べってか?

 

なら俺はーーーを選ぶ。

 

『副リーダーが決定されました』

 

零誠「で、俺が菓子を入れてきた鞄に入ってんのいい加減出てこい」

 

九重「な、バレておったか。上手くお菓子に化けられたと思ったんじゃがな」

 

背負っているリュックサックから九重が頭を出す。

 

零誠「当たり前だ。てか、その状態で元に戻ったら菓子が潰れんじゃねえか!」

 

九重「安心せい、菓子なら全部食った」

 

零誠「どこに安心出来る要素があんだよ!!」

 

チクショウ。ツマミ系なら潰れても平気だと思ったのに。

 

零誠「こんなことならバスの中でアザセル教諭に突き出せば良かった」

 

九重「悪かった。恩返しに京都の隠れ銘菓つけるから許せ」

 

零誠「その言葉忘れんなよ。ま、二条城があんま見れなかったから良しとするが」

 

せっかくだから城の中に入りたかったんだけどね。

 

零誠「それとそこから出んなよ。どうやら敵さんのお出ましのようだから」

 

みんなと連絡撮るのは後だな。ここってケータイ繋がんのかね?

 

禁手化する。

 

???「こんばんわ。赤龍帝殿。俺のことは覚えてくれているかな?」

 

敵さんのお出ましなのだが、

 

零誠「誰?」

 

???「まあ、そうだろうな。あんたと直接ぶつかった訳じゃないしな。ぶつかったとしてもあんたにとっては俺は取るに足らない雑魚だから覚えてることはないだろうな。一応、ドライグにも聞いてみてくれ」

 

だってよ。

 

ドラ『知らん』

 

零誠「知らんだってよ」

 

???「やはりか。だが俺はあんたと戦う力を手に入れた」

 

英雄派の男の影が不規則に動く。

 

???「俺はあんた達のリンクが切れてる時にあんた達の町に攻め入ってボコボコにされた敗北者だ。あの時の悔しさ、恐さ、自分への不甲斐なさが俺を次の領域に至らせた。これが新たな影の使い方だ。『禁手化』」

 

英雄派の男は影を俺の『赤龍帝の外套』のように纏う。

 

そして影で出来た一本の太刀を携える。

 

???「これがあんたの防御無用の分解からイメージを得た『闇夜の大盾』の亜種化した禁手状態『闇夜の獣爪』だ」

 

英雄派の男は太刀を壁に突きつける。

 

???「よくなんでも斬れる剣ってあるだろ?いわゆるそれだ。だが、この剣は切る必要がない」

 

英雄派の男は突き刺したまま太刀を適当に動かすとなんの抵抗もなく壁に模様が描かれる。

 

零誠「……で、あんた名前なんだ?いい加減???表記をすんのが面倒なんだが」

 

九重「お主、あれだけの物を見てよくいつもの態度が貫けるのう」

 

零誠「戦場で取り乱したら死ぬぜ」

 

九重(面白そうだからって理由で煽ってるだけのように思えるのじゃが)

 

???「お得意の挑発には乗らないぞ。普通はそんなのに乗らないだろ」

 

零誠・九重「「お前(お主)らのリーダーは乗ってたけどな(がな)」」

 

というか聞かれたんだから名乗れよ。

 

零誠「てか、名乗らないならこっちが勝手に命名すんぞ。んー、よし、お前は今から影男Aな」

 

影男A「センス無さ過ぎだろ!!だいたいAってことはB、Cっているのかよ!?」

 

零誠「何言ってやがる。『Aはあなたが好きだから』の略だ」

 

影男あなたが好きだから「何名前にとんでもないものブチ込んでくれちゃってんの!?」

 

零誠「うっせえな。そんなにAが嫌ならBにしてやるよ」

 

影男BLでご飯三杯はいけます「Bはどういう意味gって、俺はそんな腐った趣味はねえええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええ!!」

 

零誠「金ジャリ、BLと言えば?」

 

九重「ベーコンレタスじゃろ」

 

零誠「だよなー。何あいつ想像したんだろうな?(笑)」

 

影男B「……し、死ねや!ゴラァ!」

 

零誠「八つ当たり格好悪い」

 

怒りに任せた攻撃を影男Bがしてきたので普通に避けさせてもらった。

 

零誠「やっぱ英雄派煽り耐性低いな」

 

さーて、おしゃべりの途中に色々とあの亜種化した禁手について対抗策ってのを考えていたんだが浮かばないもんだ。

 

ん?趣味でやってたんじゃないかって?嫌だなあ、善良な一般市民がそんなひどいこと意味も無くする筈ないじゃないか。

 

たく、最近原作とズレ過ぎてるから原作知識を脳の隅っこに置いておいたから禁手前の『闇夜の大盾』と亜種化しなかった場合の『闇夜の獣皮』の能力を思い出すのに時間がかかっちまったよ。

 

零誠「金ジャリ、適当に炎でもぶつけてみてくれ」

 

九重「心得た」

 

まずは原作時の攻略法である熱

 

九重の火の玉を影男Bはコートによって防ぐ。炎の玉は影男に当たらなかったかのように通り抜ける。

 

どうやら俺の影から出すとかの小細工はしずらいみたいだな。防御面積も減ってるしあの太刀にどんだけ才能回してんだよ?

 

マジで俺が相手したからって理由で成長するタイプはいい加減勘弁して欲しい。

 

色々と考えていたら九重が未だに炎の玉を連発している。

 

あ、影男Bが太刀で炎の玉を斬った。

 

ん?コートから赤い燐粉のようなものが出てる。

 

零誠「成る程そういう仕組みか。金ジャリ、後は任せな」

 

九重には休んで貰う。

 

零誠「なあ、ちょっといいか?お前、洗脳されてないだろ」

 

攻撃最中に少しは怒りが収まったのか、影男Bは攻撃を止め、質問に答える気になったようだ。

 

影男B「ああ、そうだよ。俺は俺の意思で曹操に付き従っている。理由も気になるみたいだな?」

 

ああ、気になる。こいつみたいな名前も無いキャラのことは忘れてしまった。なら知らないといけないだろ?これから倒す相手だ。

 

影男B「神器を得た者が誰しも良い人生を送れた訳じゃない。俺のように影を動かせる子供が身内にいたらどう思う?」

 

アーシアと似たような境遇か。

 

影男B「気味悪がられ、迫害されるに決まっている。俺はこの力のせいでまともな人生を送れなかった。でもな、曹操はこの力を素晴らしいといってくれた」

 

俺がギャスパーに道を示したようにこいつに曹操は道を示したのか。

 

影男B「この力を才能と言ってくれた。英雄になれるといってくれた。今までの人生を全て薙ぎ払うような言葉をくれた曹操の為に生きたいと思っても仕方ないだろう?」

 

零誠「あれは英雄なんて口にしていいものじゃねえよ」

 

胸糞悪い。

 

影男B「曹操は英雄だ!!俺の生き方を、力の使い方を教えてくれた!利用されているとしても構わない。クソのような扱いを受けて、クソみたいな生き方を送ってきた俺達神器所有者にとってクソのような人生に実を与えてくれた曹操は英雄なんだよ!!俺の力が、悪魔を、天使を、神々を倒すのに役立つんだ。こんな凄いことが他にあるか?それにな、悪魔も堕天使もドラゴンも元々人間の敵だ!常識だろうが!そしてあんたは悪魔でドラゴンだ!人間にとって脅威でしかない!」

 

影男Bは独白するように叫ぶ。

 

零誠「全くもって胸糞悪い」

 

影男B「なんだと?」

 

零誠「胸糞悪いつってんだよ!!力のせいで迫害された?英雄の曹操が人外を倒すっつう生きがいをくれた?人外は脅威だから倒す?全くもって胸糞悪いんだよ!!」

 

影男B「そ、そうだろうが!」

 

やっぱりこいつを曹操を英雄だなんて認めない。

 

零誠「じゃあ、聞くがな、今言ったお前が持ってる人外だから倒すっつう生きがいは力を持っていたから迫害したクソみたいな連中と何が違うんだよ?」

 

影男B「え?」

 

零誠「確かに悪魔の中には悪行重ねるクズもいるよ。ドラゴンもそうかもしれない。でも、それが天使を殺す理由になるのか?人間と会ったこともない悪魔の子供を滅ぼす理由になるのか?金ジャリの母親を奪う理由になるのか?」

 

影男B「……うるさい」

 

零誠「理由は人外だから?自分と違うから倒していいっつうのか?それってお前を迫害したクズを肯定してるようなもんじゃねえか」

 

影男B「……うるさい……うるさい」

 

零誠「つーか、同じ人間の神器所有者を洗脳して戦わせてる理由になってねえじゃん。守る筈の人間を危険な目にあわせてる曹操のどこが英雄なんだよ?」

 

影男B「うるさいうるさいうるさいうるさいうるさいうるさいうるさいうるさいうるさいうるさい!!」

 

影男Bは俺の口を塞ぐ為に突っ込んできた。

 

零誠「『再編開始』」

 

相手が太刀ならこちらも刀で相手してやろう。

 

相手が何でも斬れる刀ならこちらはなんにでも斬られる刀を使おう。

 

零誠「『薄刀 針』」

 

軽く、薄く、脆い刀。羽毛のように軽く、硝子細工のように脆い、美しき刀。

 

零誠「拙者にときめいてもらうでござる」

 

振り降ろされた影の太刀の刀身に針の目を凝らさねば見えない刀身を滑り込ませる。

 

話は変わるが聖剣因子は技術と量次第で強化や防御等色々なことに使える。

 

俺は量も普通だし、技術に関しては磨いてない。

 

それでも使いたいなら『Transfer!!』倍加で量を補い、単純な使い方をする。

 

ピカッ!!

 

影男B「何っ!?」

 

影男Bの全身が光る。

 

俺でも聖剣を発光させるくらいは出来る。

 

光がやむと影男Bの禁手は解け、目を押さえてる。

 

どうしてこうなったか説明すると影男Bのあの太刀は斬っていたわけではなく、触れた物をバラバラの出口(コート)へと送ることによって破壊していた。

 

俺はその能力によって破壊された刀身を発光させることで影に光を当て、影を消したのだった。

 

全方向から光を当てれば影は消える。常識だぜ。

 

零誠「ぶっ飛んで、後悔して、反省しやがれ」

 

『Transfer!!』

 

ドカッ!!

 

一回倍加の拳で影男B殴り飛ばした。

 

零誠「曹操に会う前のお前となら友人になってたかもな」

 

 

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